球界トピックス
7月30日
広島:広島6勝10敗
G 000110000 2
C 00011002× 4
勝:佐々岡10勝5敗
負:ドミンゴ7勝7敗
本:マッスル千代の富士26、チュウ7
松井さん、悪夢のスタメン落ち! 川相、フル欠場で3連敗!
球宴第3戦で、全セいちびりトリオの陰謀から体調を崩していた今夜の松井さんだったが、その際、脇腹痛に陥っていた事が発覚し、まさかのスタメン落ち! これで歴代3位のフルイニング連続出場記録は574試合でストップとなった。後半戦の開幕戦と言う大事な試合で、松井さんまでがスタメン落ちと言う緊急事態にも拘わらず、茂雄は、平松政次氏曰く「後半戦の鍵を握るベストオーダー」など、完全無視で、名手・川相をスタメンから外すと言う地獄オーダーを展開! 名手・川相、主砲・松井さんと言う2大戦力を欠いた事で、重苦しいムードの巨人は、広島先発・佐々岡の前に3回まで、投手のドミンゴのヒット1本に抑えられる有様。しかし、巨人先発のドミンゴも、佐々岡のヒット1本に抑える好投で、0−0の儘、試合は4回に突入。この回、巨人は、一死から、この日、背中から下半身にかけての張りと言うのが、球宴第3戦をサボる口実としての仮病だった事が暴露されたマッスル千代の富士が、川相に加えて松井さんまで不在となれば一発に賭けるしかないとばかりに、右中間スタンドへ26号ソロを放り込み、1点を先制。その裏、広島は、先頭の東出が四球を選ぶとすかさず二盗。ここで求道者・前田の打球は右中間のラバーフェンスの縁に直撃した後、大きく跳ねてスタンドイン。一時はホームランとジャッジされ、二人共生還したものの、巨人側の抗議により、エンタイトルツーベースと覆り、前田は二塁へ戻された。同点として、なおも無死二塁と言うチャンスの広島だったが、結局、後続を断たれて1点止まり。すると、直後の5回、巨人は、一死から、川相に加えて松井さんまで不在となれば一発に賭けるしかないとばかりに、チュウがライトスタンドへ7号ソロを叩き込み、再び勝ち越しに成功! 1点を追う広島は、その裏、一死から西山がヒットで出ると佐々岡の犠打で二進。ここで緒方の打球はレフトフライと思いきや、レフト・マルちゃんが拙守で目測を誤り、西山が同点のホームイン。一気に三塁を狙った緒方は、タッチアウトとなったものの、再び試合は振り出しに戻った。川相に加えて松井さんまで不在の影響で、全く打線に繋がりの出ない巨人は、一向にチャンスらしいチャンスを掴めずにいたが、ドミンゴが気迫の投球で踏ん張りを見せ、2−2の儘、試合は8回裏へ突入した。この回、一死から、東出に四球を与えた所で、茂雄は、ここまで粘りの投球を続けてきたドミンゴに加え、ここまで広島の打者陣の状態を間近で見てきたチュウまでも引っ込めて、ゲンちゃん−村田善とバッテリーをそっくり入れ替える謎の采配。このヘッポコ采配が、案の定、失敗! ゲンちゃんは、いきなり、よりによって、求道者・前田に死球! 求道者・前田の鋭い眼光に睨まれた上に、広島ファンの罵声を浴びた事で萎縮したゲンちゃんは、二死後、野村に右中間を深々と破るタイムリー二塁打を浴びて、ついに2点を勝ち越された。最終回、二死になってから、茂雄は、連続試合出場が懸かっていた今夜の松井さんを、よりによって清水に代えて打席に送ると言う使いどころを誤るヘッポコぶりを展開! 脇腹の痛い松井さんは、力ないスイングであっけなく凡退し、ゲームセット。名手・川相がフル欠場と言う事で敗れるべくして敗れた巨人は、いきなり後半戦黒星スタートとなり、首位・中日とのゲーム差は6と開いた。
ナゴヤドーム:中日13勝4敗
S 1000000000 1
D 0000000101× 2
勝:サムソン5勝4敗1S
負:山部3勝2敗
関川、サヨナラ犠飛! 中日、会心の後半スタート!
ヤクルトは、初回、先頭の真中がいきなり二塁打で出塁すると、宮本のセカンドゴロの間に三進。ここで佐藤が三遊間を破るタイムリーを放って、あっさり1点を先制した。以降、中日・人斬り抜刀斎,ヤクルト・伊藤の両先発の投げ合いが続き、1−0の儘、試合は7回裏へ突入した。この回、伊藤は、いきなり連続四死球を与えて、降板したものの、代わった山本が後続を断ち切り、無得点。しかし、続く8回、二死三塁と言う場面で、ヤクルトはゴメスを敬遠して、立浪との勝負を選択。これに燃えた立浪は、センター前へ弾き返して、ついに同点に! 試合は、その儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回裏、ヤクルト4番手・山部から、先頭の福留がレフト前にヒットを放つと、種田の犠打で二進。ここで、山部が痛恨のワイルドピッチを犯して、一死三塁とすると、すかさず関川がライトに犠牲フライを打ち上げ、福留がサヨナラのホームイン。中日が、今季6度目のサヨナラ勝ちで後半戦の開幕を飾った。
甲子園:阪神7勝10敗
YB 201012000 6
T 000000000 0
勝:ハマの番長4勝7敗
負:湯舟1勝3敗
ハマの番長、無四球で今季初完封!
横浜は、初回、いきなり一死満塁のチャンスを掴むと、ここで満塁男のハマの大馬人・駒田がレフト前にタイムリーを放って、2点を先制。3回には、一死一、三塁から中根がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、1点を追加。更に、5回には進藤の犠牲フライ、6回には鈴木なおのりのタイムリー,ローズの犠牲フライで、小刻みに得点を追加。阪神先発・湯舟は、この回で降板となった。一方、横浜先発のハマの番長・三浦は、スローカーブの制球が冴えるなど、緩急を巧みに使った投球で、阪神に三塁を踏ませる事なく、今季初の完封を無四球で飾った。横浜は、これで再び借金を完済。一方、阪神は、今季最多の借金7となった。
西武吹き抜けドーム:西武10勝8敗
M 000000000 0
L 10000003× 4
勝:オツ9勝7敗
負:武藤5勝5敗
本:垣内11
オツ、気迫の完封で9勝目! ロッテ、またも貯金消滅!
西武は、初回、ヒットと四球で一死一、三塁のチャンスを掴むと、金村弟がセンターへ犠牲フライを打ち上げて、1点を先制。ここ2試合いい所のなかった西武先発のオツは、雀士東尾に先発3番手扱いをされた屈辱をバネに5回までノーヒットの快投! 一方、ロッテ先発・武藤も2回以降、追加点を与えない好投を続けてきたが、7回、二死満塁のピンチを作った所でKO。代わった河本は代打・ウメさんをライトフライに打ち取り、このピンチを脱出したものの、続く8回、ヒットと四球で二死一、二塁とした所で、代打・垣内に3ランを浴びて、試合を決定づけられた。オツは、結局、散発2安打と言うつけいる隙のない投球で、今季2度目の完封をマーク。ハーラートップタイの9勝目をあげた。敗れたロッテは、これで対西武4連敗となり、貯金が消滅した。
大阪ドーム:近鉄9勝7敗1分
BW 001000000 1
Bu 000000000 0
勝:加藤3勝3敗1S
負:小池5勝6敗
加藤、プロ初の無四球完封! 小池、力投報われず1点に泣く!
0−0で迎えた3回表、オリックスは、一死から小川が四球を選ぶと、すかさず塩崎が送って、二進。ここで、鈴木一朗がセンター前に弾き返す先制のタイムリー。オリックス・先発の加藤は、スライダーとシュートのキレがよく、内野ゴロを量産。5回以外は、得点圏にランナーを進ませない快調な投球を展開し、散発5安打、プロ入り初の無四球と言うおまけつきで今季2度目の完封で虎の子の1点を守りきった。一方、近鉄・先発の小池も、3回の1点を与えた以外は、申し分ない出来で、加藤より少ない被安打4の1失点で完投したものの、打線の援護に恵まず、無念の敗戦。オリックスは、これで7月9日以来の勝率5割に復帰した。