球界トピックス

7月27日


倉敷MS:全セ55勝68敗7分
全パ 000000100  1
全セ 00100100×  2
全パ…石井(L)−●ゴーグル(M)−ガンちゃん(F)−ペドラザ(H)−ウォーレン(M)
全セ…野口(D)−○石井一(S)−斎藤タカシ(YB)−島田(YB)−S高津(S)
本:新庄(T)1
 
新庄、全打点でMVP! 全セ、36年ぶりの3タテ!
台風の接近により、中止を余儀なくされるのでは、と心配されていた第3戦だったが、雨中での開催が決定。茂雄&権藤さんのいちびり采配によるストレスからか、38度6分と言う高熱を発してしまった今夜の松井さん(巨人)だったが、「少しでも出ます」と点滴を打ちつつ、ベンチに入る偉大さを見せつけた。試合前のホームラン競争では、石井一(ヤクルト)がソーサ元木(巨人)のアイデアでマッスル千代の富士(巨人)のユニフォームとヘルメットを着用して、影武者として出場。中井美穂の旦那・古田(ヤクルト),谷繁(横浜)を上回る3本をスタンドへ叩き込み、影武者ぶりを発揮するなど、計10本の全セに対して、全パも3人で10本と並んだ所で、4人目に霊感投手・松坂(西武)を投入。鈴木一朗(オリックス)のバットを借りて打席に入った松坂は、勝ち越しとなる11本目のアーチを放ち、試合前から、水島新司一人が「ニヤリ」と黒い笑みを漏らしている様が思い浮かばれる不吉な展開となった。序盤は、野口(中日)が2回を3三振、石井(西武)が2回を4三振と両先発の好投で始まり、0−0の儘、迎えた3回裏、全セは、全パ2番手のゴーグル(ロッテ)から、谷繁の二塁打等で、一死三塁のチャンスを掴むと、第2戦に続いて何故かビジター用のヘルメットと帽子を被っている新庄(阪神)が詰まりながらもセンター前へタイムリーを放って、1点を先制。更に、6回には、全パ3番手のガンちゃん(日本ハム)から、またも何故かビジター用のヘルメットと帽子を被っている新庄がレフトスタンドへ一発を叩き込み、1点を追加! 2点を追う全パは、7回、一死一、二塁から、エセネオエセ松井(西武)がレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、なおも、二、三塁と言うチャンスだったが、続く小坂(ロッテ)のショートライナーでエセネオエセ松井が飛び出してしまい、ゲッツー。結局、1点止まりとなった。8回裏、気力でベンチ入りしていた松井さんが、ようやく代打で登場。ここはセンターフライに倒れたものの、高熱にも拘わらず、必死でプレーする姿に心を打たれたのか、ここまでいちびり采配を続けてきた権藤さんが、その儘、松井さんをサードで起用! 後になって、この采配は、星野監督のアイデアによるものであった事が判明。サードなら喜んでやるだろうと言う読みで、高熱にも拘わらず雨中のグラウンドにさらして、後半戦での体調を崩させようと言う星野監督の陰謀と言う疑惑の声もあがったが、ともあれ念願のサードの守備についた松井さんは、いきなり飛んで来たJ.マッケンジー(ダイエー)のゴロを前に弾きつつも、素早く処理し、球場を大いに湧かせるのだった。結局、最後は高津(ヤクルト)が3人で打ち取り、全セが36年ぶりの3連戦3連勝。MVPは、全打点を叩き出した何故かビジター用のヘルメットと帽子を被っていた新庄が受賞した。尚、茂雄に並ぶ球宴14試合連続フル出場をマークした鈴木一朗は、試合前に投球練習を行うなど、気をもたせたが、結局、登板する事はなく、ファンをシラけさせた。

 西村、8月中の復帰は絶望的!?
6月10日の日本ハム戦で右肘に違和感を訴え、戦列離脱中の西村だが、尾花投手コーチによると「状態ははっきり言って良くない。8月一杯は無理だろう」と、復帰は9月までズレ込む可能性が高い事が明らかになった。当初は、球宴後に復帰と見られていただけに大きな誤算となった。また、この日、佐久本も登録を抹消されるなど、投手事情は苦しい状態だ。

 金村、リハビリに手応え! 8月下旬に復帰予定
4月20日のオリックス戦で右肩に痛みを訴え、戦列離脱中の伊集院光の弟子・金村だが、この日、ようやくキャッチボールを開始。本人も「大分良くなった。チームがこういう状態(最下位)になっているので、1日も早く戻りたい」と、リハビリに手応えを感じている模様。実戦登板は、とりあえず、8月10日のイースタンでの巨人戦が予定されており、何度かテストを行った末、8月下旬の復帰を目指す

 
大家、早くも3A降格!
2A,3Aで破竹の11連勝をマークし、悲願のメジャー昇格を果たした大家(レッドソックス)だったが、この日、再び3Aボータケットに降格された事が明らかになった。2度の先発で、いずれも序盤から打ち込まれて0勝2敗,防御率14.29と言う有様で、まだまだ力不足と判断された模様。