球界トピックス

7月22日


東京ドーム:巨人8勝10敗
D  010003007 11
G  000000011  2
勝:野口10勝4敗
負:ドミンゴ7勝6敗
本:山崎19福留10
 
茂雄ヘッポコ采配、またも炸裂! 巨人、むざむざ連敗!
前日、2打席凡退しただけで後藤を代打に送られてしまった事から、スタメンから外されてしまうのでは?と危惧された名手・川相だったが、この日も、2番スタメンで出場! 1,2打席目では8割程の確率で結果を残さないと、堪え性のない茂雄には、すぐ見切られると察した名手・川相は、初回、いきなり初球を叩いて、センター前ヒット! しかし、今夜の松井さん、マルちゃんと倒れて、この回は無得点。すると、中日は、2回、二死から山崎がバックスクリーン右へ19号ソロを叩き込み、1点を先制! 1点を追う巨人は5回、一死から、仁志がヒットで出ると、ここで名手・川相が堅実無比の送りバントを楽々と決めて犠打世界記録へあと46と迫ったものの、この日、ブレーキとなっている松井さんが、ここでも三振に倒れ、この回も無得点。迎えた6回、中日は、先頭の中村がヒットで出ると、野口が送って、一死二塁。ここで福留が体勢を崩しながらも右中間スタンドへ運ぶ10号2ラン! 更に、二死一、三塁となった所で、巨人先発・ドミンゴはKO。2番手のノリダー柏田が立浪を歩かせて、満塁とすると、3番手・木村も山崎に押し出しの四球を与えてしまい、この回3点。4点のビハインドがありながら、茂雄は、7回に川相が凡退した所で、川相の打順に投手を入れてしまう大暴挙! これで二度と川相に頼れなくなってしまった巨人は8回、先頭の松井さんがセンター前ヒットで出ると、続くマルちゃんの打球はライト前へのハーフライナー。これをライトのピンキー井上が完全にダイレクト捕球したものの、一塁塁審はこれをショートバウンドしたと誤審して、セーフの判定。それでも、二塁に投げれば、一塁に戻りかけた松井さんを楽々と刺せるタイミングで、一死一塁と言う状況は変わらない筈だったが、ダイレクト捕球を主張するピンキー井上が送球をしなかった為に、チャンスを広げると、続くマッスル千代の富士もライト前へ弾き返して、無死満塁。ここで岡村孝子の旦那・石井が、ライトへフライを打ち上げると、松井さんは本塁へ突入。タイミングは完全にセーフと思われたが、怒りのピンキー井上の好返球と中村の好ブロックにタッチアウト。これでチャンスは費えたかに見えたが、ニックンがレフト前に弾き返すタイムリーを放ち、なおもチュウがライト前に弾き返して、再び満塁とした所で、中日先発・野口をKO。しかし、この一発が出れば、逆転と言う場面で、川相がベンチに下げられてしまう元凶となったソーサ元木は、代わったぷよぷよSUNの前に打ち取られ、結局、1点止まり。川相不在でいつまでも持ちこたえられる筈もなく、9回には、ぷよぷよSUNにタイムリー二塁打を浴びるなど、つるべ打ちを食らって7失点。その裏、マルちゃんのタイムリーで1点を返したものの、焼け石に水。前半戦最後の最後まで、茂雄のヘッポコ采配が炸裂して、中日にむざむざ連敗を喫した巨人は、これで中日とのゲーム差を5と広げられた。 

甲子園:阪神12勝7敗
C  000010200  3
T  000000020  2
勝:黒田3勝3敗
負:織田裕二5勝10敗
S:沢崎1勝1敗10S
本:キュラソ星人17
 
黒田、執念のセーフティバント! 織田裕二、10敗一番乗り!
広島・黒田,阪神・織田裕二の両先発の好投が続き、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた5回表、キュラソ星人がライトスタンドへ17号ソロを放り込み、広島が1点を先制。更に、7回には、二死満塁のチャンスを掴むと、ここで打席に入ったピッチャーの黒田が意表をつくセーフティバント。タイミングはセーフながら、セカンド田中からの送球を焦ったファーストのジョンソンが落球している間に二者が返って、2点を追加。粘る阪神は、8回、田中,新庄の連打で、二死二、三塁とすると、ジョンソンがライトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、1点差に詰め寄った。広島は、9回から守護神・沢崎を投入。沢崎は、3人でピシャリと締めくくり、10セーブ目をマーク。織田裕二は、逆ハーラーダービーのトップをひた走る両リーグ10敗一番乗りとなった。

横浜:横浜8勝9敗
S  200021060 11
YB 34180402× 22
勝:斎藤タカシ11勝3敗
負:石井一6勝6敗
本:ローズ26,27、佐藤4、ペタジーニ26、スミス17、波留9
 
マシンガン、怒濤の猛攻! ローズ、驚異の10打点!
初回、スミスのタイムリーで2点を先制された横浜だが、その裏、鈴木なおのり,ローズの連続タイムリーで同点とすると、ハマの大馬人・駒田もタイムリーを放って、あっさり勝ち越し。続く2回には、鈴木なおのりのタイムリー二塁打が出て、なおも一死二、三塁と言う所で、ローズが26号3ランを叩き込み、ヤクルト先発・石井一を早くもKO。3回にも鈴木なおのりのタイムリー三塁打で1点を追加すると、4回には、ローズに27号グランドスラムが飛び出すなど、一挙8点を奪い、試合を決定づけた。ヤクルトは、15安打で11点を奪う粘りを見せたものの、横浜に毎回の23安打で22点と言う猛攻を受けては、どうしようもなかった。両軍合わせて33点は、49年ぶりのセ・リーグタイ記録。この日、4安打を放ったローズは、リーグタイ記録となる10打点の爆発で、前半戦にして、早くも100打点に到達した。

西武吹き抜けドーム:西武12勝6敗
F  100000000  1
L  00101100×  3
勝:石井9勝4敗
負:ガンちゃん8勝6敗
S:デニー0勝3敗6S
 西武、3犠飛で辛勝! 石井、トップタイの9勝目!
中四日での先発となった西武・石井に対して、日本ハムは、初回、オバンドーのタイムリー二塁打で1点を先制。1点を追う西武は、3回、ヒットと四球で一死二、三塁とすると、大塚がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、同点とすると、5回に、大友のヒットを足がかりに一死一、三塁とすると、今度は金村弟がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、勝ち越しに成功。更に、続く6回にも、一死二、三塁から、高木浩が犠牲フライを打ち上げて、1点を追加。石井は、2回以降、危なげのない投球で8回途中まで投げて散発6安打1失点と言う好投。最後は橋本,デニーのリリーフを仰いだものの、リーグトップタイの9勝目をマークした。

GS神戸:オリックス8勝11敗
H  05000000000  5
BW 12000020001× 6
勝:鈴木4勝1敗3S
負:水田1勝1敗
本:谷6、鈴木一朗19
 
鈴木一朗、下痢ニール夫妻へ祝砲のサヨナラ弾!
一軍登録を抹消されたばかり下痢ニールが、それでもなお一軍の試合前に球場で結婚式をあげると言うショボい展開ながらも、それなりに盛り上がってから始まったこの試合。初回、プリアムのタイムリーで1点を先制されたダイエーは、直後の2回、一死一、二塁から吉永が右中間を破るタイムリー二塁打を放ち、同点とすると、続く鳥越が三塁線を破る2点タイムリー二塁打を放って、勝ち越し。更に、この後、秋山にも2点タイムリーが飛び出して、この回、5点。秋山は、この後、すかさず二盗を決め、史上23人目の通算300盗塁をマークした。4点を追うオリックスは、その裏、大島のタイムリーで1点を返して、なおも満塁と言うチャンスを作って、ダイエー先発・永井をKO。代わってマウンドに上がったベン山田に対して、プリアムがレフト前に弾き返して、1点を追加。ダイエーは、その後、継投でオリックスの反撃をかわしてきたものの、迎えた7回、5番手・篠原が谷に6号2ランを浴びて、試合は振り出しに戻り、5−5の儘、試合は延長に突入した。再三の勝ち越しのチャンスをものに出来ないダイエーに対して、オリックスは、11回、鈴木一朗が左中間スタンドへ19号ソロを放り込み、劇的なサヨナラ勝ちで、下痢ニールの結婚式に花を添えた。