球界トピックス

7月20日


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初回、名手・川相は、初球から、あっさり送りバントを決める。
 
2回、会心のレフト前タイムリーを放ち、声援に応える名手・川相

3回、得意の粘りで四球を選ぶ川相
 
5回、難しい球を簡単に決める芸術的な送りバントの名手・川相

7回、この日、3個目の犠打も確実に決める川相

東京ドーム:巨人8勝8敗
D  010012000  4
G  23030000×  8
勝:桑田6勝8敗
負:人斬り抜刀斎5勝3敗1S
本:今夜の松井さん28、ゴメス26、山崎18
 
名手・川相、怒濤の3犠打! 松井さん、先制看板直撃弾! 
17日から、突如、改心した茂雄は、この日も、名手・川相を2番スタメンに起用! 平松政次氏が「2番に名手・川相,6番に清水は、後半戦の鍵を握るベストオーダー」と評した程の黄金オーダーで臨んだ巨人は、初回、先頭の仁志が四球を選ぶと、ここで名手・川相が明らかに送りバントを警戒されている中で、初球をいとも簡単に決めて犠打世界記録へあと49と迫った! この川相の芸術的なバントを生かそうと、今夜の松井さんが、ライトスタンドへ看板直撃の特大28号2ランを放って、先制! 2点を追う中日は、直後の2回、ゴメスがレフトスタンドへ26号ソロを叩き込み、1点差。しかし、巨人は3回、二死から仁志がレフト線へ二塁打を放つと、ここで名手・川相がレフト線へ会心のタイムリーヒットを放ち、1点を追加! 更に、松井さんが歩いた後、マルちゃん,マッスル千代の富士の連続タイムリーで、この回3点を奪い、中日先発・人斬り抜刀斎は、この回で降板となった。3回には、二死一、二塁から、不屈の闘志・吉村禎章氏曰く「巨人で一番野球を知っている。こういう選手を一人入れると野球が締まる。地味だが、やるべき事をきっちりやっている」と言う名手・川相は、得意の粘りを発揮して、四球を選び、満塁とした。この後、松井さんが三振に倒れ、この回は無得点となったものの、続く4回には、マルちゃんがヒットで出ると、マッスル千代の富士がレフトフェンス直撃の二塁打を放ち、無死二、三塁。ここで清水がセンター前にタイムリーを放ち、2点を追加! 清水は、ニックンの内野ゴロで二進した後、三盗を決めると、チュウがスクイズを決めて、この回、3点目! 5回には、巨人先発・桑田のワイルドピッチで1点を失うと、その裏、先頭の仁志がヒットで出塁して、すかさず二盗。ここで名手・川相が芸術的なバントをあっさりと決めて犠打世界記録へあと48と迫った! 松井さんが四球を選び、一死一、三塁と言う場面で、マルちゃんをゲッツーに打ち取り、このピンチを切り抜けた中日は、6回、山崎がレフトスタンドに18号2ランを放り込み、桑田をKO。2番手・三沢も二人の走者を出すピンチを迎えたものの、3番手・岡島がここを凌ぐと、7回も無失点の好投。その裏、先頭の仁志が四球を選ぶと、ここで名手・川相が堅実無比の送りバントを楽々と決めて犠打世界記録へあと47と迫った! 更に、松井さんのヒットでチャンスが広がったものの、またもマルちゃんが併殺打に倒れて、この回も無得点。嫌なムードが漂った終盤だが、8回には木村、9回には槙原が、中日の反撃をピシャリと断ち切って、巨人が首位攻防戦の初戦を制した。巨人は、これで今季3度目の5連勝となり、中日とのゲーム差を3と縮めた。  


甲子園:阪神12勝5敗
C  000010000  1
T  00000302×  5
勝:山崎2勝0敗
負:佐々岡9勝5敗
 
ジョンソン、決勝犠飛! 阪神、継投決まり、連敗脱出!
阪神湯舟,広島佐々岡の投げ合いで、0−0の儘、迎えた5回表、広島は、二死二塁から、江藤が敬遠で歩かされると、これに燃えた野村がレフト線へ怒りのタイムリー二塁打を放ち、1点を先制!  しかし、6回、阪神は、ここまで好投を続けてきた佐々岡をついにとらえ、田中、新庄の連打で無死二、三塁とすると、ブロワーズがライト前に同点タイムリー。続くジョンソンがバックスクリーン手前まで運ぶ特大犠牲フライを放って勝ち越すと、更に、併殺崩れの間に1点を追加し、この回3点。更に、8回には、ジョンソンのタイムリー二塁打、桧山のタイムリーでダメ押しの2点を追加。小刻みな継投で広島の反撃をかわしてきた阪神は、9回には、メイが出場停止処分となった事で、新助っ人・ミラーと入れ替わりでの二軍落ちを免れたリベラがホッとした表情で、ピシャリと締めくくり、連敗を4で脱出した。一方、敗れた広島は、これで4連敗となった。

横浜:横浜7勝9敗
S  000001500  6
YB 020000110  4
勝:山部3勝1敗
負:ハマの番長3勝7敗
S:高津1勝0敗16S
本:進藤6
 
ササキ様、無情の手術却下! ハマの番長KOで、横浜4連敗!
右肘痛を訴え、シーズン途中の手術をしたい意向を権藤さんと編成担当の野口取締役に伝えたササキ様だが、「もっと悪くなった時に考える」と、無情にも、これを却下され、現状より、余程、悪化しない限り、手術はシーズンオフに行う事になった。「この儘で、良くなる事はない。悪くなる一方だが、球団がそう言うんだから仕方ない」、ササキ様も大ショック。しかも、権藤さんは、こんな状態のササキ様を球宴でも投げさせる予定で、昨年、S.M.チョー(巨人)を潰す要因にもなったササキ様を、今年は自らの手で粉砕する可能性すら出てきた。こんな暗いニュースが流れた横浜だったが、2回に、進藤の6号2ランで2点を先制。ササキ様に負担はかけられないと、5回まで無失点の力投を見せていたハマの番長・三浦だったが、6回、佐藤のタイムリーで1点差に迫られると、7回には、二死満塁から、またも佐藤のタイムリー内野安打で同点とされると、続く中井美穂の旦那・古田には、左中間へ走者一掃の逆転タイムリー二塁打を浴びてKO。更に、代わった森中からも、ペタジーニがタイムリーを放ち、この回5点。横浜は7,8回と1点ずつ返して、粘りを見せたものの、最後は高津の前に反撃を断ち切られ、今季3度目の4連敗となった。

西武吹き抜けドーム:西武11勝5敗
F  000020000  2
L  000001002× 3
勝:霊感投手・松坂9勝4敗
負:関根5勝6敗
本:エセネオエセ松井9、金村弟7
 
中島、非情の強行出場! 垣内、サヨナラタイムリー!
水島新司の呪いか、雀士東尾への天罰か、15日に、伊東が指を痛めて16年ぶりに登録抹消されたが、その伊東の怨念か、霊感投手・松坂専用捕手と化している中島も18日に左手中指第1関節を打撲。手塚チーフトレーナーは「左手中指第1関節の打撲の再発。捕球の衝撃が直接伝わる所だから、治りにくいし、治ってもまたいつ痛みが出るか分からない」と、松坂が先発とは言え、この日の出場を回避させたがっていたが、「松坂専用」と言うだけで球宴に選んでしまう程の男・雀士東尾が、こんな事で挫ける筈もなかった。「痛い痒いは誰にだってある。氷に3日もつけときゃ治る」とコメントし、「球界の至宝・松坂の為に貴様一人犠牲になっても構わんから出ろ」とばかりに、無理矢理、中島に強行出場させるのだった。その松坂に対して、2回を除いて毎回得点圏に走者を進めながら、要所でかわされてきた日本ハムだったが、5回、先頭の金子がヒットの後、石本が送って、一死二塁と言う3回と全く同じ状況で、3回には凡退した小笠原が今度は左中間へタイムリーエンタイトル二塁打を放ち、ついに1点を先制。この後、松坂は、片岡、オバンドーと連続四球を与えて満塁とすると、続く田中には押し出しの死球をぶつけてしまい、この回、2点を失った。日本ハム先発・関根の前に6回まで3安打に抑えられてきた西武だったが、エセネオエセ松井がライトスタンドに9号ソロを放り込んで、ようやく1点を返すと、土壇場9回、先頭の金村弟がライトスタンドへ7号ソロを放ち、松坂の黒星を消滅させた。西武は、更に、二死一、三塁とチャンスを作ると、垣内がセンター前に弾き返して、今季3度目のサヨナラ勝ち松坂にリーグ単独トップとなる9勝目が転がり込んだ。

大阪ドーム:近鉄8勝8敗
M  001000100  2
Bu 00036100× 10
勝:佐野3勝3敗1S
負:ゴーグル7勝7敗
本:ローズ29、吉岡10
 
ローズ、通算100号でTシャツ販売決定! 好投・佐野、3連勝!
3回に1点を先制された近鉄は、4回、ロッテ先発・ゴーグルを攻め、一死二塁から、中村がライト前にタイムリーを放ち、同点とすると、更に、二死二、三塁としてから、礒部がライト前にタイムリー。三塁走者・中村に続いて、二塁走者のローズも、一気に本塁を狙うと、完全にタイミングはアウトながら、三本間でゴーグルに接触した事に猛アピール! これが走塁妨害と認められて、この回、3点。勢いに乗る近鉄は、続く5回には、中村のタイムリーでゴーグルをKOすると、代わった川井からローズが通算100号となる29号2ランをライトスタンドへ叩き込み、記念Tシャツの発売を決めた! 更に、この後、吉岡の10号など、計8安打を集中して、6点を奪い、試合を決定付けた。投げては、先発・佐野が、7回途中まで2失点の好投で、先発に転向してから3連勝となった。敗れたロッテは、再び貯金が消滅し、46日ぶりに3位転落となった。

GS神戸:オリックス7勝10敗
H  000000003  3
BW 00040004×  8
勝:川越6勝6敗
負:カリメロ8勝5敗
本:J.マッケンジー12
 
ルーキー川越、今季4度目の完投勝利!
ルーキー川越,ベテランカリメロの両先発の投げ合いで0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた4回裏、オリックスは、塩崎,鈴木一朗の連打で無死一、三塁とすると、プリアムがレフトへ犠牲フライを打ち上げて、1点を先制。なおも、一死一、二塁として、谷が三遊間を破るタイムリー、日高もレフト前へ2点タイムリーを放ち、この回、一気に4点。オリックスは、8回にも、プリアム大島のタイムリー等で4点を追加。丁寧な投球で8回まで無失点投球を続けてきた川越は、9回にJ.マッケンジーに12号3ランを浴びて、完封こそ逃したものの、今季4度目の完投勝利で6勝目をマークした。

 
大家、メジャーテビューも2回KO!
2A,3Aで無傷の11連勝と言う実績を引っ下げて、ついにメジャーに昇格した元横浜の大家(レッドソックス)が、この日、マーリンズ戦の先発として、悲願のメジャー初登板を果たした。しかし、バックに足を引っ張られるなど、リズムを崩すと、2回途中までに5安打5失点(自責点2)でKOされ、敗戦投手となるホロ苦いデビューとなった。