球界トピックス

7月17日


 
初回、名手・川相は、世界記録にあと51と迫る犠打を確実に決める!
  
3回、名手・川相は、ライト前に会心のタイムリーヒット!

甲子園:阪神7勝10敗
G  115110101 11
T  000001060  7
勝:斎藤雅4勝1敗
負:織田裕二5勝9敗
S:木村4勝2敗1S
本:マッスル千代の富士23,24、今夜の松井さん26,27
 
茂雄、突然の改心! スタメン・川相、大活躍で3連勝! 
あの茂雄が、突然の改心! 何と、清水を6番としてスタメンに入れた上で、名手・川相を2番サードでスタメン起用したのだ! 川相スタメンとあって、試合前から意気上がる巨人は、初回、先頭の仁志がライト前ヒットで出塁! 今までの茂雄なら、川相への嫌がらせとして強攻策を行っていた所だが、何と、ここで送りバントを指示! 信じがたい茂雄の改心ぶりだが、名手・川相は、これに戸惑う事なく、いとも簡単に芸術的な送りバントを決め犠打世界記録へあと51と迫った! 仁志は、今夜の松井さんのセカンドゴロの間に三塁へ進むと、マルちゃんの打席で阪神先発・織田裕二がワイトルピッチを犯し、労せずして1点を先制した! 続く2回には、一死から、川相が本来の指定席・2番に座った事で、6番に回っていた清水が左中間フェンス直撃の三塁打を放つと、続くニックンがスクイズを決めて、1点を追加! 3回には、先頭の斎藤雅が三遊間を破るヒットで出ると、続く仁志の送りバントを織田裕二が二塁へ悪送球し、無死一、三塁。ここで名手・川相が初球を叩いて、ライト前へ技有りのタイムリーヒット! 更に、松井さんが右中間へ2点タイムリー二塁打を放つと、一死後、マッスル千代の富士が、バックスクリーン左に飛び込む23号2ランを放って、この回、5点。4回には、一死から、名手・川相がセンターへ大飛球! これは新庄が超美技で阻んだものの、続く松井さんも新庄の頭上を襲い、バックスクリーン右へリーグトップとなる26号ソロ! 川相の超打球を捕りに行った段階で、既に、足を痛めていたにも拘わらず、松井さんのこの打球をもフェンスによじ登って捕りに行った新庄は、これで完全に足首がイカれてしまい途中退場となった。更に、巨人は、5回にも、マッスル千代の富士の2打線連続となる24号で1点を追加! 巨人先発・斎藤雅は、調子が悪いながらも、名手・川相がバックにいる事で安心感を持ち、6回までに6安打を浴びながら1失点の好投。すると、7回には、松井さんがレフトスタンドへ2打席連続となる27号で、再び10点差! 7回裏から、斎藤雅に代わり三沢を投入した茂雄は、この儘、3イニングを任せるかと思いきや、迎えた8回、これだけの大差がありながら、何を思ったか得意の投手無駄使いモードに走ってしまった! まずは3番手にノリダー柏田を意味もなく投入すると、3安打を浴びて2点を失った所で、たまらず4番手にヒゲ入来(また伸ばし始めました)を投入。当然、心の準備の出来ていなかったヒゲ入来は投げ込み不足で、3連打を浴びると、5番手・南も突然の茂雄ヘッポコ継投の影響でウォーミングアップが間に合わず、代打・田中にタイムリーを浴びて、ついに3点差! 更に、一死一、二塁と、一発が出れば同点と言う所で、6番手に木村を投入。流石に、これだけ攻撃が長いとウォーミングアップも十分の木村は、和田,桧山と打ち取って、このピンチを切り抜けた。ダメ押し点の欲しい巨人は9回、先頭の仁志が今岡のエラーで二塁へ進むと、続く名手・川相が、ここでもあっさりと堅実無比の送りバントを決めて犠打世界記録へあと50と迫った! ここで松井さんがセンターへの大きな犠牲フライを放ち、貴重な1点を追加! 最後は、木村がきっちり抑えて、プロ入り初セーブをマーク。名手・川相がスタメンに入った事で今までが嘘の様な効率的な攻撃で大量点をあげた巨人は3連勝で、今季最多の貯金7! 一方、敗れた阪神は3連敗で、4カード連続の負け越しが決定した。


神宮:ヤクルト8勝8敗
C  000122010  6
S  02100310×  7
勝:川崎3勝6敗
負:遠藤0勝1敗
S:高津1勝0敗15S
本:緒方21、ペタジーニ25
 ペタジーニ、ダメ押し25号! 広島、またも投壊で連敗! 
ヤクルトは、2回、馬場の2点タイムリーで先制すると、続く3回にも、内野ゴロの間に1点を追加。3点のリードを貰ったものの、立ち上がりからピリッとしないヤクルト先発・川崎は、4回、ディアスのタイムリーで1点を失うと、続く5回には、緒方に21号2ランを浴びて、あっさりと同点に。勢いに乗る広島は、続く6回には、野村、キュラソ星人の連打で無死一、三塁とすると、ディアスが左中間を深々と破る2点タイムリー二塁打を放ち、勝ち越し! しかし、粘るヤクルトは、その裏、4回から好リリーフを見せていた広島2番手・遠藤を攻め立て、一死一、二塁から、稲葉,真中の連続タイムリーで同点に追い付くと、宮本のファーストゴロの間に、1点を追加し、勝ち越しに成功。更に、続く7回には、ペタジーニの25号ソロが飛び出して、ダメ押し。広島は、8回に、1点を返す粘りを見せたものの及ばなかった。

ナゴヤドーム:中日11勝6敗
YB 000010000  1
D  000000101× 2
勝:霊感投手・落合4勝4敗2S
負:ヒゲ魔神0勝2敗
本:進藤5、李ボンジョム7
 
渡辺、サヨナラタイムリー! 横浜、連敗で貯金消滅!
中日・山本昌、横浜・福盛の両先発の投げ合いで、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた5回表、横浜は、進藤がレフトスタンドへ5号ソロを放り込み、1点を先制! 6回まで2安打と抑えられてきた中日は、7回、李ボンジョムがレフトスタンドへ7号ソロを放ち、試合は振り出しに戻った。そして、土壇場9回裏、中日は、先頭の李ボンジョムが四球で歩くと、ヒゲ魔神のワイルドピッチで二進。二死二塁となった所で、代打・渡辺はセンターの頭を越える大飛球を放ち、今季5度目のサヨナラ勝ちを飾った! 散発3安打とマシンガン打線を封じ込まれた横浜は、これで貯金が消滅した。

福岡ドーム:ダイエー9勝8敗
L  1000000000  1
H  0010000002× 3
勝:ペドラザ1勝1敗16S
負:橋本1勝2敗2S
本:吉永11
 
延長10回、吉永サヨナラ2ランで6連勝!
西武は初回、ヒットと四球で二死一、二塁とすると、高木大がレフト前へタイムリーを放って、1点を先制。更に、3回には、先頭の大友が二塁打で出ると、ポールの内野ゴロの間に三進。ここでエセネオエセ松井のセンターへのフライで大友は本塁を狙ったものの、柴原の好返球によりタッチアウト。ピンチを逃れたダイエーは、その裏、二死二塁から浜名がライトオーバーのタイムリー三塁打を放ち、同点。その後、西武先発・石井と、ダイエー・リリーフ陣の投げ合いが続き、1−1の儘、試合は延長にもつれ込んだ。西武は、10回表、一死二塁のチャンスを作るも無得点に終わると、その裏、ダイエーは、一死から浜名がレフト前ヒットで出塁。ここで吉永がライトスタンド上段へ11号サヨナラ2ラン! 劇的な幕切れを飾ったダイエーは、これで引き分けを挟んで今季3度目の6連勝。パ・リーグの貯金を一人占め状態となった。

東京ドーム:日本ハム9勝9敗
Bu 0010020100  4
F  0002000201× 5
勝:芝草うちゅー3勝4敗
負:大塚0勝1敗1S
本:中村20、クラーク21、礒部4、偽ソーサ20
 
偽ソーサ、3戦連発! 金子、サヨナラタイムリー! 
近鉄は、3回、ヒットと四球で一死一、三塁とすると、中村のセカンドゴロの間に1点を先制。1点を追う日本ハムは、4回、オバンドーのタイムリーで同点に追い付くと、更に、根本にもタイムリーが飛び出して、勝ち越しに成功。逆転された近鉄は6回、中村がバックスクリーンへ20号ソロをぶち込んで同点とすると、一死後、クラークがライトスタンドへ21号ソロを放ち、勝ち越し! 更に、8回には、礒部の4号ソロで1点を追加。しかし、粘る日本ハムは、その裏、偽ソーサがライトスタンド上段へ3試合連続となる20号同点2ランを放ち、4−4の儘、試合は延長に突入した。迎えた10回裏、日本ハムは、二死から連続四球を選んだ後、重盗を決めて、二、三塁とすると、金子がレフト前に弾き返して、サヨナラ勝ち! 近鉄は12残塁の拙攻が響き、連敗を喫した。

千葉マリン:ロッテ7勝7敗
BW 101000300  5
M  210010000  4
勝:鈴木3勝1敗3S
負:小林雅3勝2敗
S:ウィン4勝1敗3S
本:初芝17
 
山本監督、執念の退場劇も虚しく、ロッテ8連敗!
オリックスは初回、二死から、鈴木一朗が二塁打で出ると、続くプリアムの打球は、この日、三塁に入っていた堀を強襲! 堀はこれを後逸し(記録は二塁打)、オリックスは1点を先制。1点を追うロッテは、その裏、先頭の諸積が三塁前へセーフティバントを敢行。微妙なタイミングでアウトと判定された事に諸積がヘルメットを叩きつけて抗議すると、審判への侮辱行為と解釈されて、退場宣告。これに怒った山本監督も猛抗議を行ったが、暴言により、またまた退場宣告! 山本監督は、選手、コーチを全ロッカールームへ引き上げさせて、試合を中段させると、この間に、雀士東尾と仰木さんとの間で、球宴での登板を画策しているとの噂がある鈴木一朗がファンサービスも兼ねて投球練習を開始! しかし、怒り心頭のロッテファンは、こんな事では納得せず「引っ込め、鈴木!」コール! これには、たまらず、鈴木一朗は、ベンチに引き上げた。やがて、試合は再開されたが、怒りのロッテが初芝の17号2ランで逆転に成功! その後も加点し、4−2と2点リードの儘、7回に突入した。2点を追うオリックスは、無死満塁から、大島が三振に倒れるも、これを清水がパスボールを犯して1点差とすると、二死後、今度は河本がワイルドピッチを犯して、同点。なおも、一、二塁の場面で、谷がライト前にタイムリーを放って、ついに勝ち越し! ロッテは、7回二死満塁、9回にも一死一、二塁とチャンスを掴みながら、あと一本が出ず、8連敗で、ついに貯金が消滅した。