球界トピックス

7月16日


甲子園:阪神7勝9敗
G  060000010  7
T  000000000  0
勝:ドミンゴ7勝5敗
負:杉山2勝3敗
本:今夜の松井さん25
 
ドミンゴ、久々の完封で7勝目! 
この日も、茂雄は、名手・川相に加えて、阪神先発が左腕・杉山だからと、清水までを幽閉しした上に、レフトにマルちゃんを置くと言う地獄オーダーを展開! 川相不在の影響で初回から二死一、二塁のチャンスを逃すと言う拙攻三昧の嫌な予感の漂った巨人だったが、2回表、土壇場で川相に匹敵する力を発揮する男・岡村孝子の旦那・石井がヒットで出ると、一死後、打席に入ったチュウの打球がサードコーチャーズボックスの篠塚コーチを強襲! これを篠塚コーチが現役時代さながらの俊敏な動きでかわし、球場を湧かせると、これにリラックスしたチュウは、三遊間を破るヒット! 続くドミンゴはセカンド右へ痛烈なライナーを放つも、これを和田がダイビングキャッチ! 二死となった所で、仁志が四球を選んで満塁。ここで打席に入ったソーサ元木が、前日の川相の粘りを見て感動したのか、カウント2−1と追い込まれながらも、10球粘って、押し出しの四球を選び、1点を先制! 続く今夜の松井さんも押し出しの四球を選んだ後、マルちゃんが右中間を破る走者一掃のタイムリー二塁打を放って、3点を追加。更に、マッスル千代の富士が詰まりながらもレフト前に落とすタイムリーを放ち、この回、一挙6点! しかし、川相不在では、このワンチャンスしか生かす事が出来ず、4回の一死満塁のチャンスも、あえなく後続を断たれるなど、一向に追加点が取れない儘、試合は終盤8回に突入した。ここで、川相不在では一発に賭けるしかない!とばかりに、今夜の松井さんが、右中間スタンドへ25号ソロを放り込んで、貴重な1点を追加! 更に、ここでついに登場した名手・川相が、レフトへ会心の一撃! しかし、この打球は、惜しくも、レフト桧山の超ファインプレーによって阻まれ、この回、1点止まり。すると、茂雄は「この大差にも拘わらず、固くなって打てないとはダメですねぇ、エヘヘヘ〜」と難癖をつけて、川相を守備につかせる事なくベンチに下げると、ここまで川相不在ながら、死力を尽くして投げてきたドミンゴは、ぶち切れて、完封目前の土壇場9回、先頭の八木に内野安打を浴びると、すかさず代走・田中に二盗を許し、続く坪井には死球を与えて、無死一、二塁のピンチ。この儘、ズルズル行くかと心配されたが、和田が、セカンドへの併殺打に倒れて、二死三塁となると、最後のバッター桧山もセカンドゴロに打ち取って、何とか完封で7勝目を飾った。走者を出しながら、4併殺と言う拙攻で、川相不在でイライラしているドミンゴを助けてしまった阪神は、これで借金3となった。尚、2回に、チュウの打球を俊敏な動きでかわした篠塚コーチだったが、この時、持病の腰痛が再発! その回限りでベンチに退いた。

神宮:ヤクルト7勝8敗
C  000003100  4
S  02100310×  7
勝:ハッカミー8勝4敗
負:ペルドモ1勝2敗
S:高津1勝0敗14S
本:スミス15、キュラソ星人16
 馬場、決勝タイムリー! 広島、最下位脱出ならず! 
同率最下位決戦となったこのカード。先に主導権を握ったのはヤクルト。2回、スミスの15号2ランで先制すると、続く3回には、真中を三塁に置いて、佐藤が三遊間を破るタイムリーを放って、3点をリード。3点を追う広島は、6回、ヤクルト先発・ハッカミーを攻め立て、野村のタイムリー等で2点を返すと、キュラソ星人が右中間スタンドへ16号ソロを放って、試合は振り出しに…。追い付かれたヤクルトは、その裏、先頭のペタジーニが振り逃げで出塁するなど、一死一、三塁のチャンスを掴むと、馬場のタイムリーで勝ち越し。更に、代打・副島のタイムリー等で2点を追加。直後の7回、ディアスのタイムリーで1点を返した広島に対して、その裏、スミスのタイムリーで再び3点差と突き放したヤクルトは、最後は高津を投入して逃げ切りに成功。負ければ単独最下位と言うピンチを免れた。

ナゴヤドーム:中日10勝6敗
YB 000000010  1
D  10010000×  2
勝:野口9勝4敗
負:偽サムライ・阿波野1勝5敗1S
S:ぷよぷよSUN0勝2敗13S
本:ゴメス25
 
野口、粘投で9勝目! 星野監督、通算600勝!
横浜の先発は、苦しい投手事情から、何と、偽サムライ・阿波野。これに対して、中日は、初回、先頭の福留がライト線を破る二塁打で出たものの、李ボンジョムの打席で、飛び出してしまい、あえなく牽制に刺されて、タッチアウト。いきなり嫌なムードとなったが、この後、李ボンジョムがヒットで出ると、二死後、ゴメスが左中間フェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。更に、4回には、またもゴメスがレフトスタンド中段へ25号ソロを放り込み、1点を追加。投げては、先発・野口が、毎回の様にヒットを浴びて、ピンチを迎えながらも、要所を凌いで、7回まで無失点。8回、谷繁にタイムリーを浴びて、完投を逃したものの、9回からは、岩瀬−ぷよぷよSUNと繋ぐ必勝リレーで1点差を守りきり、星野監督の監督通算600勝目を飾った。敗れた横浜は、中日を上回る10安打を打ちながら、12残塁の拙攻が響いた格好となった。

東京ドーム:日本ハム8勝9敗
Bu 000010010  2
F  31000103×  8
勝:ガンちゃん8勝5敗
負:高村3勝6敗
本:小笠原15、オバンドー12、偽ソーサ19、田中16
 
ビッグステーキ打線、得意の一発攻勢で快勝! 
日本ハムは、初回、小笠原がライトスタンドへ2試合連続となる15号ソロを放って、先制すると、二死後、オバンドーが看板直撃の特大12号! 更に、この後、根本のタイムリーで1点を追加して、この回3点をあげると、続く2回には、金子のタイムリー二塁打で1点を追加。日本ハムは、中盤以降も、偽ソーサの19号ソロ、田中の16号ソロ等、一発攻勢で着々と加点。投げては先発・ガンちゃんが、9安打3四球と毎回の様に走者を出しながらも、要所を抑える粘りの投球で8回を2失点の好投。完投こそ逃したものの、ハーラートップタイとなる8勝目をマークした。

千葉マリン:ロッテ7勝6敗
BW 000020100  3
M  000000000  0
勝:加藤2勝3敗1S
負:礒1勝1敗
本:ハイツ田口4
 
礒の力投虚しく、ロッテ7連敗!
ロッテの先発は、山本監督が「メチャメチャ期待している」とうそぶく弊社期待の新星・礒! 中11日と空いてしまった事が心配された礒だったが、随所にキレのいいフォークが冴えて、4回まで無失点の好投! しかし、肝心の味方打線も、ランナーを出してはバント失敗,ゲッツーと拙攻を繰り返し、先制点が奪えずにいると、5回表、ハイツ田口がライトスタンドへ4号2ランを放って、オリックスが、ついに先制! オリックスは、7回にも、二死満塁と礒を攻め立てると、下痢ニールのタイムリーで1点を追加。投げては、先発・加藤が、変化球の制球が良く、ロッテ打線を翻弄。散発3安打と言う内容で、今季初完封で2勝目を飾った。勝利を飾った。敗れたロッテは、とうとう7連敗で、残る貯金は僅かに1つとなった。