球界トピックス

7月10日 S−YB(仙台):雨天中止


東京ドーム:巨人9勝5敗
C  001020000  3
G  01420050× 12
勝:斎藤雅3勝1敗
負:ミンチー姉さん2勝7敗
本:マルちゃん7、岡村孝子の旦那・石井7
 
マルちゃん、ポール直撃満塁弾! 広島、悪夢の11連敗!
6年ぶりの10連敗を喫した事で、開幕から全試合、死に物狂いでやってきて、既にボロボロにも拘わらず、「連敗脱出には死に物狂いでやるしかない!」と、恐るべき覚悟で臨んでいる広島に対して、ナメているのか、はたまた哀れんでいるのか、茂雄は、またも名手・川相を幽閉する暴挙に出た! 巨人は、初回、エラーとヒットで、無死一、三塁のチャンスを作ると、今夜の松井さんがライト前に弾き返して、1点を先制! なおも、無死一、三塁と追加点のチャンスながら、あと1本が出ない拙攻ぶりは相変わらず…。すると、直後の2回、川相不在で落ち着かない様子の巨人先発・斎藤雅は、キュラソ星人,野村,ペルドモに3連打を浴びて、あっさりと同点に…。追い付かれた巨人は、3回裏、先頭の斎藤雅が四球を選ぶと、ここで、茂雄は、犠打世界記録を狙う川相を嘲笑うかの様に、仁志に対して送りバント指令。しかし、川相と比べると遙かにバント技術の未熟な仁志は、スリーバントを失敗する有様。しかし、この後、満塁とすると、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにマルちゃんが激振! 打球は、レフトポールを直撃する特大7号グランドスラムとなり、一気に4点を勝ち越し! 右肘に違和感がありながら、文句一つ言わず、黙々と投げ続けていた広島先発・ミンチー姉さんだったが、4回にも松井さんに2点タイムリーを浴び、この回で降板となった。何とか、このミンチー姉さんの苦投に報いようと、5回表に、広島打線が反撃を開始! 川相不在の影響で目がトロンとしている黄ランプ点灯状態の斎藤雅に対して、4安打を集中して2点を返し、なおも満塁と一発が出れば、一挙同点のチャンス。ここは、何とか切り抜けた斎藤雅だったが、5回を毎回の10安打3失点と言う不本意な内容で、マウンドを降りた。4点差と詰め寄られた巨人は6回、先頭のニックンがヒットで出塁。ここで、茂雄は、犠打世界記録を狙う川相を嘲笑うかの様に、チュウに対して送りバント指令を出すも、川相に比べると遙かにバント技術の劣るチュウは、ピッチャー正面へまともに転がしてしまい、ゲッツーを食らう最悪の展開で、この回も無得点。ここまで死力を尽くして、何とか食らいついてきた広島だったが、既に、満身創痍で余力がなくなっており、7回、一死満塁から、マッスル千代の富士に2点タイムリーを浴びた後、土壇場で川相に匹敵する力を出す男・岡村孝子の旦那・石井の代打7号3ランを浴びて、5失点。ボロボロの体で、命賭けでやっている広島に対して、流石に、茂雄も今のオーダーでは失礼と感じたか、ついに名手・川相を代打で投入! 代打成功率.545と言う恐るべき数字を誇る川相は、広島の完全燃焼野球に対して、敬意を表し、手を抜く事なく、会心のレフト前ヒットで応えるのだった! 川相は、8回から、その儘、サードの守りにつくと、これに安心した4番手の入来祐は、残り2イニングを無難に抑え、ゲームセット。巨人を上回る13安打を打ちながら敗れた広島の連敗は11と伸びた。

ナゴヤドーム:中日9勝5敗
T  000000101  2
D  20001030×  6
勝:山本昌4勝3敗
負:杉山2勝2敗
本:ゴメス24
 
山本昌、74日ぶりの4勝目! 中日、6連勝!
中日は、初回、二死一、三塁のチャンスに立浪,山崎の連続タイムリーで2点を先制。更に、5回には、内野ゴロの間に1点を追加。2ヶ月以上勝ち星のない中日先発・山本昌は、毎回の様に走者を背負うピンチの連続と言う苦しい投球ながら、6回まで0点に抑えてきたが、7回、代打の和田に三塁打を浴び、一死をとった所でついに降板。代わった正津に対して、阪神は、今岡のタイムリーで1点を返し、なおも二死一、二塁としたものの、後続を断ち切られた。すると、その裏、無死一、二塁から、ゴメスがレフトスタンドへ今夜の松井さんに並ぶリーグトップタイの24号3ランを放り込み、試合を決定付けた。阪神は、9回、矢野のタイムリーで1点を返す粘りを見せたものの、反撃もここまで。中日は、これで6連勝。山本昌は、74日ぶりの4勝目をマークした。

札幌:西武8勝8敗
M  000002000  2
L  00100210×  4
勝:石井8勝4敗
負:園川2勝3敗
S:デニー0勝3敗4S
本:イワオ画伯10、金村弟4
 
ロッテ、守乱で自滅! 1ヶ月ぶりの連敗! 
0−0で迎えた3回、西武は、四球で出た中島を二塁に置いて、原井がセンター前にタイムリーを放って、1点を先制。更に、4回二死一、二塁、5回二死二塁のチャンスを作りながら、ものに出来ない西武に対して、ロッテは、先頭の小坂がヒットで出ると、地元・北海道出身のイワオ画伯が10号2ランを放って逆転に成功! しかし、その裏、無死一塁から、ウメさんのセカンドゴロをゲッツーを焦った松本がエラー。続く高木大のショートゴロを捌いた小坂が三塁に転送すると、今度は、酒井が落球して、無死満塁のピンチ。ここで、ロッテ先発・園川は、中島に押し出し四球を与えると、一死後、代打・田辺に犠牲フライを浴びて、逆転を許してしまった。西武は、7回にも、金村弟の5月14日以来となる4号ソロが飛び出して、ダメ押し。最後は、デニーがピンチを迎えながらも、後続を断ち切った。ロッテは6月11日以来の連敗となった。

福岡ドーム:ダイエー11勝5敗1分
F  001201100100  6
H  000000032100  6
本:偽ソーサ17
 
ダイエー、5点差追い付き、粘りのドロー!
日本ハムは、3回、小笠原のタイムリー二塁打で先制すると、続く4回には偽ソーサの17号2ラン。更に、6回には偽ソーサの犠牲フライ、7回には片岡のタイムリーと、小刻みに加点し、ワンサイドゲームになると思われた。しかし、7回まで3安打に抑えられてきたダイエーが、8回から反撃を開始。3本のヒットで一死満塁として、内野ゴロの間に、まず1点を返すと、更にJ.マッケンジーの2点タイムリーで、この回、3点。続く土壇場9回には、井口、松中の連打で一死二、三塁とすると、柴原がライトオーバーの2点タイムリーを放って、ついに同点。試合は、延長戦にもつれ込んだ。日本ハムは、10回、一死満塁の場面で、小笠原がレフトへの浅いフライ。強引にタッチアップで本塁を狙った三塁走者・島田は、完全にアウトのタイミングながら、J.マッケンジーのミットを蹴り飛ばして、落球を誘い、1点を勝ち越し。しかし、粘るダイエーは、その裏、ヒットの井口が立石のボークで二進。二死後、代打・秋山がセンター前に弾き返し、再び試合を振り出しに戻した。結局、試合は、6−6の儘、12回規定により、引き分けとなった。

大阪ドーム:近鉄8勝6敗1分
BW 011100000  3
Bu 10004000×  5
勝:香田3勝3敗4S
負:金田8勝5敗
S:大塚1S
本:鈴木一朗16、ローズ25
 鈴木一朗、2死球で遺恨深まる! 大塚、今季初セーブ!
近鉄は、初回、大村が二塁打で出ると、一死後、中村がセンター前にタイムリーを放って、1点を先制。直後の2回、オリックスは、下痢ニールのタイムリーで同点に追い付くと、続く3回、第一打席でいきなり右足踵に死球を食らった鈴木一朗が怒りの16号特大アーチを放って、1点を追加。更に、4回にも、小川のタイムリーが飛び出して、3点目。2点を追う近鉄は、5回、先頭の高須がヒットで出ると、大村の犠打で二進。続く水口の当たりはショート正面のライナー。高須が飛び出していた事もあり、ゲッツー確実と思いきや、何と、これをショート小川が後逸。この間に、高須が生還し、まず1点。続く中村が歩いて、一、二塁となった所で、ローズが左中間スタンドへ25号3ランを放ち、一気に逆転に成功。近鉄は、6回から香田を投入すると、香田は3イニングをピシャリと抑える好投。そして、9回からは、大塚を投入。大塚は、簡単に二死を取ってから、鈴木一朗の右足臑に死球を与え、遺恨を深めたものの、最後は藤井を打ち取って、ようやく今季初セーブをマークした。尚、約4年ぶりの1試合2死球を食らった鈴木一朗は「全然大丈夫。(死球を受けた)場所も違うし」と言いながらも、しかめっ面で「近鉄が故意に狙って当てている」と言う思いを強くするのだつた。