球界トピックス

7月9日


東京ドーム:巨人8勝5敗
C  000010100  1
G  01010113×  7
勝:三沢4勝2敗
負:紀藤3勝2敗
本:マッスル千代の富士21,22、今夜の松井さん24、マルちゃん6
 
クリーンアップ揃い踏みで連敗脱出! 広島、6年ぶりの10連敗!
連敗中にも拘わらず、茂雄は、相も変わらず、川相を幽閉する地獄オーダーを続行! 川相不在で繋がりの悪い打線は、初回、先頭の仁志がヒットで出るも、後続が続かず、立ち上がりから重苦しいムードが漂っていた。しかし、それ以上に重苦しいムードだったのが、9連敗中の上に故障者続出の広島。これに対して、川相不在では、一発に賭けるしかないと言うムードが蔓延していた巨人は、2回、マッスル千代の富士が右中間スタンドへ21号ソロを放り込んで、1点を先制。その後も、二死一、三塁のチャンスを掴んだものの、あと一本が出ないと言う川相不在の弊害は相変わらず。川相不在では、一発に賭けるしかないと言う事を痛感したマッスル千代の富士は、4回にも、2打席連続となる22号をライトスタンドに放り込み、1点を追加! 2点リードを貰った巨人先発・ホセは、ここまで川相不在ながら、死力を尽くす投球で、0点に抑えてきたものの、川相不在による莫大な精神力の消耗により、早くも疲労困憊。迎えた5回表、先頭のキュラソ星人にヒットを浴びると、町田、ディアスと連続死球を出して、無死満塁の大ピンチ。何とか、二死までこぎつけたものの、緒方に押し出し四球を与え、勝利投手の権利を目前にして無念の降板となった。代わった岡島は、野村を三振にきってとり、このピンチを切り抜けたものの、流石に、川相不在では踏ん張りきれず、6回一死一、二塁のピンチを迎えた所で、早くも降板。3番手として、三沢がマウンドに上がったところ、リードを大きくとり過ぎた二塁走者・江藤が牽制に引っかかるボーンヘッドに助けられ、この回も、何とか無失点で切り抜けた。5回にも、一死一、二塁のチャンスを逃す拙攻を見せていた巨人だったが、6回、ニックン、チュウ、代打・後藤が3連打と、ようやく繋がりを見せて、1点を追加。なおも、一死二、三塁としたものの、あと一本が出ず、結局、この回、1点止まり。続く7回には、表の攻撃に代打で出て、その裏に、その儘、マウンドに上がったペルトモに対して、川相不在では、一発に賭けるしかないとばかりに、今夜の松井さんが、右中間スタンドへ8試合ぶりの24号ソロを放って、1点を追加し、なおも一死一、二塁としたものの、相変わらず、一発が出なくては点が取れず、またしても1点止まり。流石に、ヤバいと察知した茂雄だったが、川相は使いたくないと言う事で、土壇場には、川相に匹敵する力を発揮する岡村孝子の旦那・石井を投入すると、石井は、レフト前に弾き返すヒットで出塁。代走・川中が暴投と盗塁で三塁に進むと、続く仁志がレフト前にタイムリー。更に、二死後、チーム内に蔓延していた一発狙いのムードに乗せられたマルちゃんが、バックスクリーン右へ特大の6号2ランを放って、ダメ押し。広島は、川相不在で一発に賭けるしかない巨人にすら敗れると言う元気のなさで、6年ぶりの10連敗。一見、快勝に見える巨人だが、この日も、10残塁の拙攻と川相不在の弊害がモロに出た格好で、クリーンアップ揃い踏みとは言え、決して手放しで喜んでなどいられない状態だ。

ナゴヤドーム:中日8勝5敗
T  000000000  0
D  00303010×  7
勝:野口8勝4敗
負:吉田豊2勝7敗
本:山崎16
 
野口、3試合連続完投勝利! 中日、今季最多の貯金12!
3回まで、連続して二人ずつの走者を出しながら、先制点の奪えない阪神に対して、中日は、3回、ピンキー井上、中村の連打等で、一死二、三塁とすると、福留がセンターオーバーのタイムリー二塁打を放って、2点を先制。更に、二死後、関川のタイムリー内野安打で、この回3点。更に、5回には、ゴメスのタイムリーで1点を追加した所で、阪神先発・吉田をKO。更に、一死満塁とした所で、ピンキー井上がセンター前に2点タイムリーを放ち、試合を決定づけた。中日は、7回にも山崎の16号ソロでダメ押し。投げては先発・野口が中盤以降は、安定した投球を見せ、3試合連続の完投を完封で飾り、8勝目をマーク。5連勝となった中日は、今季最多の貯金12とした。

福岡ドーム:ダイエー11勝5敗
F  000121000  4
H  02012000×  5
勝:永井5勝3敗
負:ウィッテム6勝7敗
S:ペドラザ0勝1敗15S
本:片岡12、J.マッケンジー11、ニエベス5
 
篠原、好リリーフ! ペドラザも復活で首位キープ!
前日のロッテの敗戦で首位に返り咲いたものの、この日、敗れると再び首位陥落と言うダイエーは、2回、一死から、J.マッケンジー,吉永の連打で一、三塁とすると、浜名のボテボテのセカンドゴロの間に、J.マッケンジーが生還し、1点を先制。更に、続く井口がライト前に弾き返し、この回2点。4回、片岡の12号ソロで1点を返されると、その裏、すかさず、J.マッケンジーの11号ソロが飛び出して、再び2点差に。しかし、依然としてピリッとしない先発・永井に対して、日本ハムは、5回、二死二、三塁のチャンスを作ると、小笠原がライト前に弾き返す2点タイムリーを放ち、試合は振り出しに戻った。追い付かれたダイエーは、その裏、ヒットの柴原の一塁に置いて、ニエベスがバックスクリーン左へ5号2ランを放り込んで、勝ち越しに成功。粘る日本ハムは、直後の6回、一死一、二塁と攻め立て、永井をKOすると、代わった藤井から、井出がタイムリー二塁打を放ち、1点差。続く7回にも一死満塁のチャンスを掴んだものの、5番手としてマウンドに上がった篠原が、連続三振で断ち切ると、9回途中までパーフェクトリリーフ。最後は、ペドラザが、前回の敗戦ショックもなく、後続を断ち、15セーブ目をマーク。連敗を2で止めたダイエーは、何とか首位をキープした。

大阪ドーム:近鉄7勝6敗1分
BW 020010112  7
Bu 000000001  1
勝:加藤1勝3敗1S
負:小池4勝4敗
本:クラーク19
 
加藤、移籍後初勝利! 小池、対オリックス11連勝でストップ!
対オリックス・3年越しの11連勝中と言う近鉄先発・小池に対して、オリックスは2回、小川、藤井の連打で一、三塁とすると、谷の当たりはライト礒部へのフライ。当たりが浅いので犠牲フライとはならないと思われたが、何故か一人で勝手に焦った礒部が送球の際にボールをこぼし、この隙に小川が生還して、1点を先制。更に、続く三輪が左中間を破るタイムリー二塁打を放って、1点を追加。5回には、先頭の谷が二塁打で出ると、三輪が送って三進。ここでハイツ田口のファーストゴロをバックホームを焦った吉岡がポロリとやっている隙に、谷が生還し、1点を追加。オリックスは、終盤にも小刻みに加点。投げては、先発・加藤が、7回まで3安打と完封ペースの好投。8回、2つの四球等で二死満塁のピンチを迎えた所で、降板となったものの、移籍後初勝利をマークした。小池の対オリックスの連勝も11で、ついにストップとなった。