球界トピックス

7月6日


札幌:巨人7勝7敗
D  003030100  7
G  000002000  2
勝:人斬り抜刀斎5勝2敗1S
負:桑田5勝7敗
本:関川4、ゴメス22,23、福留7
 
茂雄ヘッポコ采配炸裂! 桑田、4発浴びて5回KO!
首位攻防の大事な一戦であるにも拘わらず、茂雄は、相変わらずの川相幽閉策を実行川相不在で繋がりの悪い巨人は、初回、一死一、三塁と言う絶好の先制のチャンスを掴みながら、マルちゃん,茂雄にフォームをアジられてしまったマッスル千代の富士が連続三振に倒れて、無得点に終わる不吉な立ち上がりとなった。一方、川相不在の影響で、毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球の先発・桑田は、3回、関川、ゴメスに連続アーチを浴びて、3失点。すかさず、その裏、二死一、二塁とした巨人だったが、やはり、あと一本が出ず無得点。すると、5回、中日は、依然として、川相不在で不安感一杯の桑田に対して、福留の7号ソロ、ゴメスの2打席連続の23号2ランで3点を追加。桑田は、この回で、無念の降板となった。その裏、巨人は、一死満塁としながら、またもマルちゃん,茂雄にフォームをアジられてしまったマッスル千代の富士が連続三振に倒れて、無得点。川相不在の影響で、ことごとく拙攻を続けてきた巨人だったが、6回、一死から、ヒットのニックンを一塁に置いた場面で、代打・村田善が左中間にタイムリー二塁打を放って、ようやく1点を返すと、更に、代打・斉藤宜を右中間にタイムリー二塁打で2点目をあげ、中日先発・人斬り抜刀斎をKO。しかし、代わった正津の前に仁志が倒れると、清水の所で、中日は、岩瀬を投入。ここで茂雄は、例によって、左だからと、清水を引っ込める嫌がらせを敢行。代わって打席に入った名手・川相は、初球を叩いたものの、センターフライとなって、2点止まり。いかに、名手・川相と言えども、10割打てる筈はないのは当然の事だが、茂雄は「絶大な信頼を寄せる(勿論、大嘘だが)清水を下ろしてまで使ったのに打てないとは、やはり川相はダメですねぇ、えへへへ〜」と、川相の凡退を絶好の口実として、次の回から守らせる様な真似はせずに、すかさず、ベンチに幽閉9回にもう一度打席が回ってくる事など、微塵も考える事はないのだった。もう決して川相に頼れないと言う絶望的な状況に陥った事により、3番手としてマウンドに上がった岡島は、李ボンジョム、関川に連打を浴びて、ダメ押しの1点を失い、試合を決定付けられた。中日は、最後は、不調のぷよぷよSUNを5点差と言う楽な場面で投げさせる余裕を見せつけて、快勝。これで、中日は、セ・リーグ40勝一番乗りとなった。巨人は、茂雄ヘッポコ采配の炸裂した事で、中日との差を3.5差と広げられてしまった。

甲子園:阪神7勝7敗
S  301003001  8
T  010003001  5
勝:伊藤1勝3敗
負:織田裕二5勝8敗
本:佐藤2、ペタジーニ23、新庄11、ジョンソン17
 
ヤクルト、先発全員20安打の猛攻で快勝!
ヤクルトは、初回、一死三塁から、佐藤がバックスクリーンへ2号2ランをぶち込んで2点を先制すると、更に、二死後、ペタジーニが今夜の松井さんに並ぶ23号ソロをバックスクリーン右に叩き込んで1点を追加。3点を追う阪神は、2回、新庄がレフトスタンドへ10試合ぶりの11号ソロを放ったものの、直後の3回、ヤクルトは馬場のタイムリー二塁打で、再び3点差として、阪神先発・織田裕二をKO。4,5回とチャンスを掴みながら、攻めあぐねていたヤクルトだったが、6回、代打・稲葉のタイムリー二塁打、伊藤の2点タイムリーでダメ押しの3点を追加。阪神は、その裏、新庄のタイムリー等で3点を返し、9回にもジョンソンの17号ソロなど、粘りを見せたものの、及ばず、連勝は4でストップした。ヤクルトは、15残塁と言う拙攻ながら、先発全員の20安打で3連敗を免れた。

広島:広島5勝7敗
YB 110000203  7
C  002000000  2
勝:ハマの番長3勝6敗
負:佐々岡9勝3敗
本:緒方20
 
佐々岡、マシンガンの前にまたもKO! 広島、7連敗!
前回、悪夢の12失点でKOされ、リベンジに燃える広島先発・佐々岡に対して、横浜は、初回、いきなり、石井タクロー、波留、鈴木なおのりが3連打を浴びせて1点を先制。続く2回には、ヒットの谷繁を二塁に置いて、石井タクローがライト前にタイムリーを放ち1点を追加。2点を追う広島は、3回、二死二塁から、緒方がレフトスタンドへ20号同点2ラン! 2−2の儘、試合は終盤に突入した。迎えた7回、横浜は、先頭の石井タクローがヒットで出ると、続く波留のショートゴロをゲッツーを焦ったディアスが弾いて、一、三塁。鈴木なおのりが歩いて、無死満塁と言う場面で、ローズがライト線へ2点タイムリー二塁打を放って、勝ち越し。横浜は9回にも、2番手・デハートから4安打を集中してダメ押しの3点を追加。最後は、島田がきっちりと3人で締めくくり、快勝。ハマの番長・三浦は、8回まで2失点の好投で3連勝。敗れた広島は、今季初の7連敗となった。

GS神戸:オリックス10勝5敗
L  001110011  5
BW 000000003  3
勝:霊感投手・松坂7勝4敗
負:川越5勝5敗
S:西崎1勝0敗12S
本:鈴木一朗15、下痢ニール4
 
鈴木一朗、100号アーチで松坂粉砕!
霊感投手・松坂、川越のルーキー対決となったこのカード。先制したのは、西武。3回表、ヒットの高木浩を二塁に置いて、小関が右中間へタイムリー二塁打で、まず1点。続く4回には、二死満塁から、高木浩のタイムリー。更に、5回にも内野ゴロの間に1点を追加。終盤に入っても、8回にジンターのタイムリー二塁打、9回にはエセネオエセ松井のタイムリーと着々と加点。松坂は、四球を連発しながらも、8回まで、下痢ニールに打たれた2本のみと言う完封ペース。しかし、土壇場9回、オリックスは、先頭の鈴木一朗が、バックスクリーン左へ通算100号のメモリアルアーチを放って、松坂の完封を粉砕! 更に、この後、プリアムがヒットで続くと、この日、2安打と当たっている下痢ニールも左中間スタンドへ4号2ランを放り込み、松坂をKO! 代わってマウンドに上がったデニーに対しても、谷、小川が連打を浴びせ、一発が出れば、サヨナラと言うチャンスを作ったものの、橋本−西崎の前に後続を断たれ、一歩及ばなかった。西武は、これで今季初の4連勝で、対オリックス戦の連敗を5でストップした。

東京ドーム:日本ハム7勝5敗
M  000003000  3
F  10300210×  7
勝:ガンちゃん7勝5敗
負:ジョニー黒木8勝4敗
本:井出6、オバンドー9
 
ガンちゃん、力投7勝目! 日本ハム、連敗ストップ!
日本ハムは、初回、一死から、井出が10球粘った末にライトスタンドへ6号ソロを叩き込み、1点を先制。更に、3回には、小笠原のタイムリー、オバンドーの3試合連続となる9号2ランで3点を追加。日本ハム先発のガンちゃんの前に5回までノーヒットに抑えられてきたロッテだったが、6回、ようやく反撃を開始。四球とヒットで無死一、二塁とすると、酒井がセンター前にタイムリーを放ち、まず1点。更に、諸積が送って二、三塁とした後、小坂がレフト線へ2点タイムリー二塁打を放って、1点差と詰め寄った。しかし、その裏、日本ハムは、偽ソーサのタイムリー二塁打、野口のスクイズで2点を追加。ロッテ先発・ジョニー黒木は、この回でKOとなった。日本ハムは、続く7回にも、小笠原のタイムリーで1点を追加。ガンちゃんは、6回の3点以外は、危なげのない投球で、完投で7勝目をマーク。チームの連敗を5でストップさせた。敗れたロッテは、これで、東京ドーム11連敗となった。

大阪ドーム:近鉄5勝10敗1分
H  000202000  4
Bu 000200003× 5
勝:レフトウィッチ3勝0敗
負:ペドラザ0勝1敗14S
本:J.マッケンジー10、ローズ24
 
高須、サヨナラタイムリー! ペドラザ不敗神話終焉!
カリメロ、レフトウィッチの投げ合いで0−0で迎えた4回表、ダイエーは、エラーで出塁した小久保を一塁に置いて、J.マッケンジーがレフトスタンドへ10号2ランを放って先制。2点を追う近鉄は、その裏、すかさず反撃。先頭の中村が二塁打で出ると、続くローズがライトスタンドへ24号2ランを放り込み、試合を振り出しに戻した。追い付かれたダイエーは6回、村松、ニエベスの連打で一、二塁とすると、王さんは、4番・小久保に送りバント指令。これを小久保がきっちり決めて、二、三塁とすると、二死後、松中が一、二塁間を破る2点タイムリーを放って勝ち越しに成功。カリメロは、8回まで追加点を与えぬ好投を見せると、9回からは14イニング無失点を続けている守護神・ペドラザがマウンドに上がる必勝リレーを展開。初球いきなり、マウンドで転倒するなど、愛嬌を見せていたペドラザだったが、いきなりローズに二塁打を浴びると、続くクラークのショートゴロを井口がエラー。更に、代打・礒部のピッチャーゴロで本塁に突入したローズを刺すべくバックホームしたペドラザだったが、マッケンジーのタッチが遅れて、1点差。なおも、無死一、二塁と言う場面で、二塁走者の武藤が的山の牽制で刺され、近鉄に嫌なムードが漂ったかに思われた。しかし、ここで、吉岡が二塁打を放って、チャンスを広げると、代打・大久保がセンター前に同点タイムリー! ダイエーは大村を敬遠して満塁策をとったものの、一死満塁と言う場面で、高須がペドラザへの強襲安打を放ち、今季2度目のサヨナラ勝ちを収めた。レフトウィッチは4失点ながら、完投で3勝目ペドラザ不敗神話が、ついに断たれたダイエーは、対近鉄戦の連勝も5でストップした。

 
6月の月間MVP発表!
この日、6月の月間MVPが発表された。セ・リーグは、横浜勢が独占。打者部門は、.452 7本 26点の好成績に加え、史上初の3度目のサイクルヒットを達成したローズが月間10本塁打の今夜の松井さん(巨人)らを抑えて、3度目の受賞。投手部門は、5試合で5勝0敗、防御率1.89の川村が上原(巨人)らを抑えて、初の受賞となった。パ・リーグは、ダイエー勢が独占。打者部門は、、.354 4本 23点の成績を残したKJ.マッケンジーが初の受賞。パの捕手が受賞したのは1992年の青柳(当時ロッテ)以来、7年ぶり。投手部門は、11試合の登板で8試合連続を含む9セーブをあげ、自責点0と言うペドラザが文句なしの初受賞を果たした。