球界トピックス

7月4日


横浜:横浜8勝8敗
G  500100000  6
YB 010000000  1
勝:上原10勝3敗
負:矢野2勝5敗
本:マルちゃん5、ニックン10、仁志3
 
上原、両リーグ一番乗りの10勝目!
前日、大活躍したにも拘わらず、案の定、茂雄は、この日も、川相幽閉策を実行! 川相不在で繋がりのある攻撃が期待出来ないとあって、巨人ベンチには、一発に賭けるしかないと言うムードが蔓延していた! 初回、2つの四球で一死一、二塁とすると、マルちゃんが右中間スタンドへ5号3ランを放って、先制。更に、二死から後藤が四球を選ぶと、先発が上原だと異様に打つ男・ニックンが右中間スタンドへ10号2ラン! 巨人は、この回、僅か2安打で5点を奪った。横浜は、2回、先頭のハマの大馬人・駒田がライトフェンス直撃の三塁打を放つと、一死後、メカゴジラのファーストゴロの間に、駒田が生還し、1点を返した。依然として、一発狙いのムードが続く巨人は、4回には、仁志が3号ソロを放って、1点を追加。しかし、川相不在の影響で、一発に頼るしかない状態の巨人は、その後も淡泊な攻撃を繰り返すばかり。一方、巨人先発・上原のテンポのいい投球の前に、横浜マシンガン打線も不発で、ポップフライの山を築くばかり。中盤以降、両軍チャンスらしいチャンスもない儘、ゼロ行進が続き、結局、1時間59分と言う今季両リーグ最短時間でゲームセットとなった。上原は、3安打無四球の快投で、両リーグ一番乗りとなる10勝目を完投で飾った。巨人のルーキーが10勝一番乗りと言うのは、悪太郎・堀内以来、33年ぶりの快挙。

甲子園:阪神11勝5敗
C  001030000  4
T  32100011×  8
勝:杉山2勝1敗
負:長谷川1勝2敗
本:新井3、緒方19、ジョンソン16
 
両助っ人で4打点の活躍! 広島、ついに6連敗!
初回、阪神は、ヒットと四球で、二死二、三塁とすると、ジョンソンがセンター前に弾き返す2点タイムリーを放って、先制。更に、この後、今岡のタイムリー内野安打で1点を追加。続く2回には、ブロワーズのタイムリー等で2点を追加。その後、両軍1点ずつ取り合って迎えた5回表、広島は、四球で出た瀬戸を一塁に置いて、代打・新井が右中間スタンドへ3号2ランを放つと、続く緒方も19号ソロを放って、2点差に詰め寄った。中盤に入って、広島の小刻みな継投にかわされてきた阪神だったが、7回、4番手・玉木重に対して、ジョンソンがライトスタンド中段へ16号ソロを放って、貴重な1点を追加。更に、続く8回にも、坪井のタイムリーでダメ押し。最後は、リベラが3人で締めくくり、逃げ切った。敗れた広島は、これで6連敗となった。

神宮:ヤクルト4勝12敗
D  20302133 14  降雨コールド
S  0010200×  3
勝:正津4勝0敗
負:川崎2勝6敗
本:関川3、稲葉1、ゴメス21、山崎15、渡辺1
 
12安打14点の快勝も、山本昌またもKO!
中日は、初回、先頭の立浪がいきなり初球、セーフティバントを敢行して出塁すると、その後、二死一、二塁とした所で、立浪が右中間へ先制の2点タイムリー。更に、3回には、無死一、三塁から、関川がライトスタンドへ3号3ラン! その裏、稲葉の1号ソロで1点を返されるも、5回には、ゴメスの21号ソロで6点差と大きく引き離した。2ヶ月以上勝ち星のない中日先発・山本昌は、ランナーを出しながらも、4回まで1失点で切り抜けてきたが、5回裏、4連打を浴びて2点を失うと、星野監督は、あと一人で勝利投手の権利がつく山本昌に対して、無情の降板指令を出した。中日は、その後も、山崎、渡辺のホームラン等で着々と加点。試合は、8回裏途中で、降雨コールドとなり、12安打4発と打線爆発の中日が快勝した。

福岡ドーム:ダイエー10勝6敗
BW 100001000  2
H  20002101×  6
勝:星野6勝4敗
負:加藤0勝3敗1S
S:ペドラザ14S
本:ニエベス4、井口6
 
ニエベス、3打点の活躍! ダイエー、ついに連敗ストップ!
7連敗中のダイエーは、初回、いきなり、鈴木一朗にタイムリー二塁打を浴びて、先制される嫌な立ち上がり。しかし、その裏、先頭の柴原が四球を選ぶと、続く村松がタイムリー三塁打を放って、すかさず同点。更に、26日ぶりに3番に抜擢されたニエベスがセンター前に弾き返すタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。5回には、一死二塁から、またもニエベスがライトスタンド中段へ4号2ランをぶち込んで、2点を追加。直後の6回に1点を返されると、その裏、すかさず井口が6号ソロを放って、再び突き放した。ダイエーは、8回にも、井口の犠牲フライで1点を追加。投げては、先発星野が6回途中まで2失点に抑えると、藤井−篠原と繋いで、最後は久々の登板となったペドラザが8回途中からピシャリと抑え14セーブ目。10日ぶりの勝利となったダイエーは、ようやく連敗を7でストップさせた。一方、敗れたオリックスの連勝は3でストップ。再び借金生活となった。

東京ドーム:日本ハム5勝10敗
L  2300100402 12
F  0201021040 10
勝:横田1勝4敗
負:桜井0勝1敗
本:オバンドー7,8、ポール3、田中13、ジンター8
 
日本ハム、驚異の猛追及ばず5連敗!
前日に続いて、この日、両軍の打線が爆発! 西武が初回、二死満塁から連続押し出し四球で2点を先制すると、続く2回には、一死満塁から、またも押し出し死球の後、高木大のタイムリー、ジンターの犠牲フライで3点を追加。しかし、日本ハムも、オバンドーの2打席連続アーチ(うち一本はランニングホーマー)等で、応戦。6−5で迎えた7回裏には、代打・本西のタイムリーで、ついに同点に追い付いた。追い付かれた西武は、8回、代打・ポールが3号グランドスラムを放ち、試合を決定づけたかに思われた。しかし、粘る日本ハムは、土壇場9回裏、無死一、二塁から、小笠原のタイムリーで、まず1点を返すと、続く田中がレフトスタンドへ起死回生の13号3ランを放って、再び、試合を振り出しに戻した。日本ハムは、この後、なおも、無死一、二塁とサヨナラのチャンスを作りながら、あと1本が出ず、試合は延長に突入。雀士東尾は、前日3イニングを投げた西崎が使えないとあって、霊感投手・松坂をブルペンでスタンバイさせる緊急指令。迎えた10回表、西武は、一死から、高木大が四球を選ぶと、続くジンターがライトスタンド中段へ8号2ランを放って勝ち越し。日本ハムは、その裏、一死から連打で一、二塁とする粘りを見せたが、反撃もここまでで、5連敗となった。

千葉マリン:ロッテ8勝7敗
Bu 000000000  0
M  02100000×  3
勝:礒1勝0敗
負:品田1勝2敗
本:ボーリック17
 
礒、今季初登板初勝利! ボーリック、先制17号!
ロッテ先発は、弊社期待の新星・礒! 今季初登板となる礒だったが、2回まで死球を1つ与えただけと言う上々の立ち上がり。すると、その裏、この日、娘が始球式を行って機嫌のいいボーリックがライトスタンドへ17号ソロを放り込んで1点を先制。更に、この後、二死から、堀が死球を選ぶと、続く清水がタイムリー二塁打を放って、2点目を追加。続く3回には、四球の諸積を二塁に置いて、初芝が三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち、1点を追加。3点を貰った礒は、6回まで3安打無失点の好投。7回に、連打を浴びて、無死二、三塁のピンチを迎えた所で、河本にマウンドを譲ったが、河本が、このピンチを切り抜けると、9回途中からは、ウォーレンが締めくくり、完封リレーを達成。礒は、今季初登板で初勝利を飾った。一時的ながら、礒部にセカンドを守らせるなど、訳の分からない事をやっていたヨッシャー佐々木率いる近鉄は、クリーンアップが無安打に終わるなど、僅か4安打と打線に精彩を欠いた。