球界トピックス

7月3日 S−D(神宮):雨天中止



7回、名手・川相は、世界記録に52と迫る芸術的送りバントを軽々と決める


土壇場9回、名手・川相は、センター前に弾き返す決勝タイムリー!

川相の会心の一打に、あの茂雄も思わず拍手

塁上で声援に応える殊勲の川相

お立ち台で満面の笑みを見せる川相

横浜:横浜8勝7敗
G  100100104  7
YB 000201001  4
勝:木村4勝2敗
負:ヒゲ魔神0勝1敗
本:メカゴジラ4
 
名手・川相、炎の決勝タイムリー! 巨人、連敗脱出!
連敗中にも拘わらず、相変わらず、名手・川相が幽閉される地獄オーダーの巨人は、拙攻とピンチの連続が予想されるとあって、試合前から重苦しいムード。しかし、巨人は、初回、四球で歩いた今夜の松井さんを一塁に置いて、マルちゃんの左中間フェンス直撃のタイムリーを放って、1点を先制。更に、4回には、一死から、後藤、ニックンの連打で二、三塁とすると、チュウがレフトへ犠牲フライを打ち上げて、1点を追加。しかし、ここまで川相不在の影響でピンチの連続ながら何とか踏ん張ってきた巨人先発・斎藤雅だったが、その裏、メカゴジラにライトスタンドへ4号2ランを浴びて、一気に試合は振り出しに戻った。更に、苦しい投球が続く斎藤雅は、6回、先頭のローズに二塁打を浴びると、二死まで取りながらも、またしてもメカゴジラにセンター前に弾き返され、ついに1点のリードを許してしまった。1点を追う巨人は、7回、先頭のニックンが二塁打を放つと、流石に、これ以上の連敗はヤバいと察知した茂雄は、ここで、名手・川相を犠打の為の代打として投入! 信じがたい茂雄の改心ぶりに戸惑いながらも川相は、本領を発揮して、うまく打球を殺す芸術的なバントで三塁前へ転がした! 関根潤三氏、高木豊氏が揃って、思わず「うまいなぁ」と漏らしてしまう程の、あまりにも巧みなバントは、サード・ポゾの悪送球を誘い、無死一、三塁のチャンス! これで、川相は、犠打世界記録へあと52と迫った! ここで、岡村孝子の旦那・石井が代打として登場したものの、引っかけてしまい、サードゴロ。これに飛び出してしまった三塁走者・ニックンが挟まれている間に、三塁へ突入した川相がタッチアウト。ニックンも結局、タッチアウトとなり、一転して、二死二塁に…。しかし、川相の芸術的なバントを無駄にしたくないとばかりに、続く仁志が左中間を破る同点タイムリー二塁打! ここで、権藤さんが偽サムライ・阿波野を投入すると、茂雄は、またも左だからと清水に代打を出すと言う、折角、勢いに乗っているチームに水を差す嫌がらせを敢行。しかも、代わって出たソーサ元木も、あっさり凡退すると言う最悪の結果となった。バツが悪くなったか、茂雄は、ソーサ元木ではなく、川相をサードの守備につかせるのだが、これが最終的に好結果をもたらす事になると弊社は確信していた! 迎えた土壇場9回、先頭のニックンのレフトフライを鈴木なおのりが、まさかのバンザイ! これで、ニックンが一気に三塁を陥れると、ここで打席には、名手・川相! 得点圏打率.389を誇る名手・川相はセンター前に弾き返す勝ち越しタイムリー! この名手・川相の一打に燃えた巨人ナインは、この後、一気に畳みかける猛攻! まず、光山が送りバントを決めると、仁志がタイムリー二塁打。更に、代打・斉藤宜もタイムリー二塁打を放つと、松井さんが犠牲フライを打ち上げて、ダメ押し! 最後は、連続セーブ記録続行中にも拘わらず、4点差で引っ張り出されると言う嫌がらせを受けた事で、気が乗らない槙原が、1点を失い、なおも一発が出れば同点と言うピンチを迎えたものの、何とか逃げ切って、ゲームセット。土壇場で何とかしてくれる男・川相の超!活躍により、巨人は連敗を脱出! 当然のごとく、お立ち台にあがった名手・川相は「たまに出た時に仕事しておかないと、次使って貰えないんで…。必死でやるだけです」と、活躍してもロクに使って貰えないが、活躍しないと間違いなく幽閉されると言う茂雄の嫌がらせに苦しんでいる胸中を語った。ともあれ、名手・川相の存在価値を茂雄が認め、明日からスタメンで使うかどうかが、首位奪回への鍵を握る事になるのは間違いないだろう。

甲子園:阪神10勝5敗
C  000000000  0
T  01003020×  6
勝:伊藤4勝0敗
負:ミンチー姉さん2勝6敗
本:ブロワーズ9
 
ブロワーズ3安打3打点! ノムさん、非情継投で3連勝!
阪神は、2回、先頭のブロワーズがレフトスタンドへ9号先制アーチ! 阪神先発・舩木は、ランナーを出しながらも、要所を抑える投球で4回まで無失点の好投。しかし、5回表、二死一、二塁のピンチを迎え、求道者・前田にライトポール際へ特大ファールを浴びた所で、ノムさんは、2年ぶりの勝利投手の権利を目前にする舩木に対して、非情の降板指令。代わってマウンドに上がった遠山が、ここをきっちり抑えると、その裏、二死三塁から、ブロワーズ,桧山のタイムリー等で3点を追加! 更に、7回には、またもブロワーズが右中間へタイムリー三塁打を放つと、新庄もタイムリー二塁打を放って、ダメ押し! 7回から登板した3番手・伊藤が3イニングをピシャリと抑えるロングリリーフを見せて、4勝目。完封リレーで快勝した阪神は、3連勝で貯金を2とした。一方、敗れた広島は、今季初の5連敗

福岡ドーム:ダイエー9勝6敗
BW 400020016 13
H  000012003  6
勝:金田8勝4敗
負:田之上2勝2敗
本:鈴木一朗14、柴原2
 
またも投壊! ダイエー、悪夢の7連敗!
オリックスは、初回、先頭のハイツ田口が四球を選ぶと、続く大島がバスターエンドランを決めて、一、三塁。ここで、鈴木一朗がレフトスタンドへ14号の先制3ラン! 更に、この後、3安打を浴びせて、1点を追加。5回には、無死満塁の場面で、下痢ニールがライト前にタイムリーを放って、2点を追加! 6点のビハインドとなったダイエーは、その裏、井口のタイムリーで1点を返すと、続く6回には、無死一、二塁から、J.マッケンジーが左中間フェンス直撃のタイムリー二塁打を放って、3点差と詰め寄った。しかし、8回、塩崎にタイムリーを浴びると、9回には、7安打を集中されて6点を奪われ、試合を決定付けられた。その裏、柴原の2号3ランが飛び出したものの、焼け石に水で、悪夢の7連敗となった。一方、今季最多の19安打で快勝したオリックスは、これで3連勝。勝率を5割に戻した。6回途中まで3失点の先発・金田は、ハーラートップタイの8勝目

東京ドーム:日本ハム5勝9敗
L  20400001003 10
F  01010203000  7
勝:西崎1勝0敗11S
負:黒木1勝2敗1S
本:偽ソーサ16、エセネオエセ松井8、ジンター7、小笠原13、田中12、オバンドー6
 
垣内、決勝タイムリー! 日本ハム、粘り及ばず4連敗!
序盤から主導権を握ったのは西武。初回、二死、二、三塁から、高木大が右中間へタイムリー二塁打を放って、2点を先制。偽ソーサに16号ソロを浴び、1点差と詰め寄られた直後の3回には、エセネオエセ松井の8号2ラン、ジンターの2試合連続となる7号2ランで4点を追加。ワンサイドゲームとなるかと思われたが、粘る日本ハムは、4回に小笠原の13号ソロ、6回には田中の12号2ランで2点差とすると、1点を失った直後の8回には、オバンドーがバックスクリーンに6号3ランを放り込み、ついに同点に! 試合は、その儘、延長戦に突入。迎えた11回表、西武は、一死から、原井、大友の連打で一、二塁とすると、垣内がレフトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、勝ち越し。更に、この後、上田のタイムリー、高木大の犠牲フライでダメ押し。その裏、日本ハムは、無死一、二塁と一発が出れば同点のチャンスを掴んだものの、あと1本が出ず、4連敗となった。

千葉マリン:ロッテ7勝7敗
Bu 100110011  5
M  000000000  0

勝:岡本6勝5敗
負:後藤4勝4敗
本:中村18、クラーク18
 
岡本、久々の6勝目! ロッテ、束の間の単独首位!
デーゲームで、ダイエーが敗れ、一時的とは言え、18年ぶりの単独首位に立ったロッテだったが、いきなり出鼻をくじかれた。鈴木一朗に「あの程度の投手」とバカにされた先発・後藤が、初回、中村がレフトスタンドへ18号ソロを浴びて、先制されると、4回には、クラークがレフトスタンド中段へ18号ソロ。続く5回には、中村のタイムリー二塁打で3点目を失い、KOとなった。近鉄は、更に、8回に、的山のタイムリー二塁打、9回には、クラークの犠牲フライで着々と加点。投げては、5試合連続KO中だった先発・岡本が、7回途中まで無失点の好投。その後は、柴田−香田と繋ぐ、完封リレーで快勝。敗れたロッテの連勝は5でストップ。僅か5時間37分で首位から陥落した。