球界トピックス
6月30日
東京ドーム:巨人6勝5敗
S 000110001 3
G 01010110× 4
勝:三沢3勝2敗
負:高木4勝4敗
S:槙原1勝1敗14S
本:マルちゃん3
松井さん、清水、怒りの快打! マルちゃん、またも看板直撃弾!
この日は、1番・仁志、2番・ソーサ元木と言う一見まともに見えるが、実は、またも川相に続いて、清水までが幽閉され、レフトにマルちゃんを置くと言う恐怖の地獄オーダー! しかし、前回と違うのは、頼りになる男・岡村孝子の旦那・石井が6番ファーストとしてスタメン出場していた事だった! とは言え、名手・川相が不在でフォローのきかないマルちゃんの拙守による失点の可能性は拭えない状態だったが、2回、その不安を払拭すべく、マルちゃんが自ら看板を直撃する特大3号ソロを放って、1点を先制。巨人先発・岡島は、川相不在ながら3回までノーヒットの力投を続けてきたが、川相不在による莫大な精神力の消耗から早くも疲労困憊となり、4回、中井美穂の旦那・古田にタイムリーを浴び、同点。その裏、頼りになる男・石井の犠牲フライで再び突き放すも、直後の5回、佐藤、池山、辻と3連打を浴びて、再び試合は振り出しに戻った。その裏、一死から、茂雄は、岡島に代わって、川相を投入するも、このよく分からない場面での起用と言う茂雄の陰謀に不覚にも戸惑ってしまった川相は、無念の凡退。しかも、6回から守備につくなどと言う事はなく、その儘、ベンチに隠蔽されてしまった。このあまりの仕打ちに激怒した巨人ナインが奮起! 6回、先頭の今夜の松井さんがレフト線に弾き返すと、必死の形相で、果敢に二塁を狙ってヘッドスライディング! 惜しくもタッチアウトとなったが、川相幽閉策に反発する松井さんの執念のプレーに心を打たれたマルちゃんがセンター前に弾き返すと、二死後、頼りになる男・石井がきっちり四球を選び、一、二塁。ここでニックンがレフト前にタイムリーを放って、勝ち越し。続く8回には、二死一、二塁から、左投手の高木が先発で「高木との相性は悪くないが、左対左は感覚的に嫌なものだからな」などと、訳の分からない理由で幽閉されていた筈にも拘わらず、その高木に対して、代打として送られると言う訳の分からない起用に激怒した清水がライト線にタイムリー二塁打を放って、1点を追加! 9回から登板した守護神・槙原は、川相不在の不安感から、先頭の古田に左中間を破られると、2つのワイルドピッチで本塁生還を許し、1点差と詰め寄られたが、何とか後続を断ち切って、7試合連続の14セーブ目をマーク。巨人は、これで4連勝となった。
甲子園:阪神4勝7敗
D 020100200 5
T 000000000 0
勝:人斬り抜刀斎4勝2敗1S
負:メイ6勝6敗
本:ピンキー井上4
人斬り抜刀斎、4安打完封! ピンキー井上、3打点!
中日は、2回、四球の立浪を一塁に置いて、ピンキー井上がライトポール際に飛び込む4号2ランを放って、先制。更に、4回には、四球のゴメスを一塁に置いて、今度は立浪が右中間を破るタイムリー二塁打を放って、1点を追加。7回には、ヒットと野選で、無死一、二塁とすると、またもピンキー井上がライト前に弾き返すタイムリー。続く中村がライトに犠牲フライを打ち上げて、ダメ押しの5点目。中日先発の人斬り抜刀斎は、序盤は、ランナーを背負いながらの苦しい投球だったが、味方の援護に守られて、6回以降は、パーフェクトピッチングを展開。三塁を踏ませぬ投球で、今季初完投を完封で飾り、4勝目をマーク。敗れた阪神は、再び、借金1となった。
完全に入っている5回の町田の打球!
猛抗議する達川監督
富山:横浜6勝5敗
C 000010030 4
YB 030012410× 20
勝:川村8勝3敗
負:佐々岡9勝2敗
本:西山3、ポゾ8、ローズ21、キュラソ星人15
佐々岡、火ダルマ12失点! ローズ、3度目のサイクル達成!
広島先発は、ここまで9勝をマークしているエース・佐々岡。これに対して、横浜は、2回、佐伯のタイムリー等、5安打を集中して3点を先制。広島は、5回、まず西山が3号ソロを放って、1点を返すと、更に、町田の当たりはレフトポール際への大飛球。際どいどころか、完全に入ったと思われたこの打球だが、三塁塁審の判定は、何とファール。達川監督の猛抗議も虚しく、試合は再開されたが、町田は、結局、三振に倒れる最悪の展開。この痛恨の大誤審で気持ちした佐々岡に対して、マシンガン打線が大爆発! ポゾの8号3ラン等、打者16人で11安打と言う猛攻で、球団新記録となる1イニング大量12点。佐々岡は、5回途中12失点でマウンドを降りた。更に、6回には、ローズが21号3ランを放って、史上初となる自己3度目のサイクルヒットを達成! 広島は、8回、右肘手術から復帰したばかりのヒゲ魔神からキュラソ星人の15号3ランで反撃したものの、焼け石に水。25安打20点と爆発した横浜が圧勝。先発・川村は、7回を1失点の好投で、8勝目をマーク。敗れた広島は、3連敗で借金1となった。
大阪ドーム:近鉄4勝7敗
L 000010000 1
Bu 00010400× 5
勝:レフトウィッチ2勝0敗
負:霊感投手・松坂6勝4敗
本:中村16、高木浩1、吉岡6
またも松坂攻略成功! 吉岡、とどめの3ラン!
西武先発は、霊感投手・松坂ながら、そのフィーバーぶりも下火になりつつあるのか、観衆は、僅か2万5000人。未だに、松坂から黒星を喫していない唯一の球団・近鉄は、この日も、松坂攻略に成功! 序盤こそ、ノーヒットに抑えられてきたが、0−0で迎えた4回裏、まずは、中村がライトスタンドへ16号先制アーチ。松坂を勝たせないと堤オーナーがうるさいのでたまらない西武は、直後の5回、高木浩の1号ソロで同点に追い付いたものの、近鉄は、6回、中村の四球、ローズのヒットで、無死一、三塁のチャンスを作ると、クラークがセンターへきっちりと犠牲フライを打ち上げ、勝ち越しに成功。更に、この後、礒部の二塁打で二、三塁とすると、吉岡がレフトスタンドにとどめの6号3ランを放り込んで、松坂をKO。近鉄先発のレフトウィッチは、コーナーを丁寧に投げ分ける巧みな投球で、西武打線を7回途中まで1失点9三振の好投で、2勝目をマークした。
ナゴヤドーム:オリックス7勝7敗
F 200000300 5
BW 03230102× 11
勝:星野5勝5敗
負:山原2勝4敗
S:小倉1勝0敗3S
本:ハイツ田口3、下痢ニール2、根本2
オリックス、14安打11点の猛攻! 下痢ニール、復活の3ラン!
初回、日本ハムは、2つの四球で二死、二、三塁とすると、オバンドーのタイムリーで2点を先制。2点を追うオリックスは、2回、二塁打で出た谷を三塁に進めて、日高の犠牲フライで1点を返すと、ハイツ田口がレフトスタンドへ3号2ランを放って、逆転に成功。更に、3回には、鈴木一朗の二塁打を足かがりに二死満塁とすると、日高がライト線に2点タイムリー二塁打。続く4回には、4月21日以来、久々の一軍復帰となった下痢ニールが5階席に飛び込む特大2号3ランを放って、試合を決定づけた。投げては、先発・星野が2回以降立ち直り、6回まで無失点の好投で5勝目をマーク。日本ハムは、終盤、3点を返したものの、序盤の大量失点が響き、連勝は3でストップした。
千葉マリン:ロッテ7勝3敗1分
H 020000100 3
M 00010210× 4
勝:ゴーグル6勝5敗
負:若田部3勝2敗
S:ウォーレン0勝1敗14S
本:初芝14、堀3、松中10
フクーラ、決勝タイムリー! ダイエー、今季初の5連敗!
不振にあえぐ主砲・小久保が初めてスタメンから姿を消したダイエーは、2回、が送って二、三塁とすると、続く浜名の当たりは、強風に押し戻されたのが幸いし、レフト前にポトリと落ちる先制2点タイムリーとなった。2点を追うロッテは、4回、初芝の14号ソロで1点差とすると、6回には、堀がライトスタンドへ3号2ランを放って、逆転に成功。直後の7回、ダイエーは、松中が10号ソロを放って、同点に追い付いたものの、その裏、ロッテは、一死から、ヒットで出た諸積を小坂が送って、二死二塁の場面で、代打・フクーラがレフト線にタイムリーを放って、再び勝ち越し。最後は、ウォーレンがダイエー曰く「ロージンのつけ過ぎで消える魔球(?)」を駆使して、きっちり締めくくり、14セーブ目。ダイエーは、これで今季初の5連敗となり、ロッテに2.5差に詰め寄られた。