球界トピックス
6月27日 BW−M(GS神戸):雨天中止
広島:広島5勝7敗
G 002000002 4
C 100001000 2
勝:上原9勝3敗
負:ペルドモ1勝1敗
本:江藤13、今夜の松井さん22
松井さん、決勝22号! 上原、完投で9勝目!
この日、巨人は、右足靱帯損傷で登録抹消となった無冠の帝王・清原に代わって、岡村孝子の旦那・石井ではなく、マルちゃんが巨人第67代4番打者に座った。しかし、そんな事よりも、例によって、名手・川相が幽閉される茂雄の陰謀が炸裂していた事で暗いムードの巨人は、初回、広島先発のミンチー姉さんに対して、二死から、今夜の松井さん、マルちゃんの連打で一、二塁としながら、マッスル千代の富士がファーストゴロに倒れ、無得点。すると、その裏、広島は、川相不在で不安感一杯の巨人先発・上原から、キムタクが二塁打で出ると、二死後、江藤がライト線にタイムリーを放って、1点を先取。1点を追う巨人は3回、ヒットの清水が西山のパスボールで二進すると、松井さんが、センター前に同点タイムリー! 更に、この後、マルちゃん、マッスル千代の富士の連続ヒットで満塁とすると、ソーサ元木がセンター前に弾き返し、勝ち越しに成功。なおも満塁と言うチャンスだったが、川相幽閉策の刺客・ニックンは三振に倒れ、2点止まり。上原は2回以降も、川相不在の為、莫大な精神力を消耗する苦しい状態ながら、要所を締める粘りの投球を展開してきたが、6回、ここまで2安打と打たれている江藤にレフトスタンドへ13号ソロを浴びて、試合は振り出しに戻った。巨人は、6回一死一、二塁、7回無死一、二塁とチャンスを掴みながら、川相不在の影響で繋がりが悪く、8回までに12安打を放ちながら、一向に追加点が奪えない苦しい展開。一方、広島も、川相不在で苦しい上原に対し、7回二死一、二塁、8回一死一、二塁と攻め立てながら、あと一本が出ず、2−2の儘、土壇場9回に突入した。9回表、広島は、8回からマウンドに上がっていたペルドモが先頭の仁志にヒットを浴びた所で、謎の新外国人・デハートを投入する史上初の外国人3投手リレーを展開!。ここで、茂雄は、犠打世界記録を狙う川相を嘲笑うかの様に清水に送りバントを命じるも、川相と比べて遙かにバント技術の未熟な清水は、キャッチャー前に小フライを打ち上げて失敗。しかし、ここまで3安打と好調の松井さんが、ライトスタンドに22号2ランをぶち込んで、ついに勝ち越し! ようやくリードを貰った上原は、9回は、ピシャリと3人で締め、完投でハーラートップタイの9勝目をマーク。川相不在に加えて、清原も欠き、茂雄のヘッポコ采配が炸裂しながら、4安打3打点と言う松井さんの打棒に救われた巨人は、これで単独2位に浮上した。
ナゴヤドーム:中日9勝6敗
YB 212001000 6
D 000300000 3
勝:ハマの番長2勝6敗
負:アゴくら1勝4敗
S:ササキ様1勝1敗17S
本:ゴメス20、ピンキー井上3
マシンガン復活! 横浜、連敗ストップ!
2試合連続完封負けを食らっていた横浜マシンガン打線だったが、この日は、序盤から爆発! 初回、石井タクロー、鈴木なおのりのヒットで、一死一、三塁とすると、まずローズがセンター前に先制タイムリー。続くハマの大馬人・駒田もセンター前に弾き返して、1点を追加。2回には、ヒットの谷繁を二塁に置いて、波留がセンター前にタイムリー。更に、3回には、二死一、二塁から、ハマの番長・三浦がレフトオーバーのタイムリー二塁打で2点を追加し、早くも5点のリード。自らのタイムリーで楽になった筈の横浜先発・三浦だったが、4回、先頭の関川にヒットを浴びると、続くゴメスに20号2ランを浴び、更に、二死後、ピンキー井上にも3号ソロを放り込まれて、一気に2点差に。しかし、横浜は、6回に、無死一、三塁から、ローズの併殺打の間に、貴重な1点を追加。7回途中で、三浦から偽サムライ・阿波野にスイッチすると、最後は、ササキ様が締める必勝リレーで逃げ切った。横浜の連敗、中日の連勝は、いずれも3でストップした。
神宮:ヤクルト6勝7敗
T 000001010 2
S 000000000 0
勝:杉山1勝1敗
負:川崎2勝5敗
S:リベラ1勝0敗10S
杉山、移籍初勝利! 阪神、完封リレーで5割復帰!
雨の影響で、試合開始が20分遅れたこのカード。阪神・杉山、ヤクルト・川崎の両先発の好投が続き、0−0の儘、試合は、6回に突入。阪神は、先頭の坪井が四球で出ると、和田が送って二進。続く矢野のヒットで一、三塁すると、ブロワーズがセンター前に弾き返す先制タイムリー! 更に、8回には、一死一、三塁から、矢野がスクイズを敢行。三塁線ギリギリを転がる打球を見送ったサード池山だったが、無情にもボールは切れずに、貴重な追加点となった。ノムさんは、5回を2安打無失点の杉山をあっさり引っ込めると、6回以降は、伊藤−福原と繋いで、最後は、リベラを投入。新助っ人ミラー獲得で、二軍落ちの危機に貧しているリベラは、ここをきっちり締めて、10セーブ目。杉山は移籍後初勝利をマーク。完封リレーで接戦を制した阪神は、再び勝率を5割に戻した。
東京ドーム:日本ハム7勝9敗
Bu 011031001 7
F 01171200× 12
勝:関根3勝5敗
負:岡本5勝5敗
本:クラーク15、田中10、井出5、オバンドー4,5、中村15、礒部3、ローズ22
猛爆・ビッグステーキ打線! 16安打で35日ぶりの連勝!
2回、クラークの15号ソロで先制した近鉄に対して、日本ハムは、その裏、野口のタイムリー内野安打で同点。続く3回には、中村のタイムリーで1点を許すと、すかさずその裏、田中の10号ソロで再び同点。2−2で迎えた4回裏、日本ハムは、一死二塁から、野口がセンター前に弾き返して、この試合、初めてリードを奪うと、続く金子もタイムリー二塁打を放って、近鉄先発・岡本をKO。更に、石本の犠牲フライ、井出の5号ソロで2点をあげた後、二死一、三塁から、オバンドーがレフトスタンド上段に飛び込む4号3ランを放って、試合を決定づけた。近鉄は、5回以降、3発のアーチで5点を返したものの、大量失点が響き、及ばなかった。4発16安打の猛攻で快勝した日本ハムは、これで5月23日以来の連勝となった。
西武吹き抜けドーム:西武8勝8敗
H 000010000 1
L 03200000× 5
勝:豊田2勝3敗
負:星野5勝4敗
本:垣内10
3試合で僅か1点! ダイエー、屈辱の同一カード3連敗!
西武は、2回、ダイエー先発の西武キラー・星野に対して、3本のヒットで一死満塁とすると、高木浩がライト前に先制タイムリー。更に、大友が押し出し四球を選んだ後、小関が犠牲フライを打ち上げて、この回、3点。続く3回には、垣内が10号2ランを放って、星野をKOした。ダイエーは、5回、松中の犠牲フライで24イニングぶりとなる得点をあげたものの、西武先発・豊田の前に7回まで僅か2安打に抑えられ、8回以降も、橋本−西崎のリレーの前に沈黙。この3連戦で僅か1得点しかあげられなかったダイエーは、今季3度目の3連敗。一方、西武は、今季3度目の3連勝で、14試合ぶりに5割に復帰した。尚、この日、西武は、手術が必要な右膝故障を抱えるインケツ外国人・シアンフロッコにウェーバー公示の手続きを取り、戦力外通告を言い渡した事を明らかにした。
鈴木一朗の暴言に、山本監督激怒!
前日、後藤の前に4タコに倒れた鈴木一朗が「あれくらいの投手に抑えられると一番腹が立ちますよ」と発言。大きな期待を寄せている後藤が完投勝利を収めた事に大喜びしていたロッテ・山本監督だったが、この鈴木一朗の暴言に「打てなかったんだから、打者として打てなかった事を認めるべき。一流選手なら、それなりの発言をしないと。5億も貰う様な球界を代表する選手が見苦し過ぎる! 後藤に対して失礼だ。俺のチームの選手にそんな事を言うなら、幾らでも言い返してやる。もう絶対打たせない!」と大激怒! 果たして「もう打たせない」とは正攻法の事なのか、それとも…!? ただでさえ、ヨッシャー佐々木の殺人野球に狙われている鈴木だが、またいらぬ所で恨みを買ってしまった格好だ。因みに、当の後藤は「全然気にしてないですよ。凄い打者ですからね。今度も抑えられる様、頑張ります」と、サバサバした様子だった。