球界トピックス

6月25日 S−T(神宮)、BW−M(GS神戸):雨天中止


広島:広島5勝6敗
G  002503212 15
C  120002000  5
勝:ドミンゴ6勝4敗
負:小林幹2勝5敗7S
本:キュラソ星人14、マッスル千代の富士20、仁志2
 
仁志、サイクル安打達成! マッスル、猛爆7打点!
前日、亡くなった別所氏を弔うべく、肩に喪章を付けて臨んだ巨人ナイン。その別所氏の供養とすべく優勝を誓った筈の茂雄だが、何としても香典代わりの1勝をあげたいこの一戦で、名手・川相をスタメンから外すと言う、死人に鞭打つ外道采配を展開! 別所氏を弔おうと言う気持ちの感じられない茂雄の采配に、試合前から重苦しいムードが漂う巨人は、初回、いきなり、仁志が三塁打を放つなど、一死満塁のチャンスを掴むも、マッスル千代の富士が三振。続くソーサ元木も凡退し、無得点に終わる嫌な立ち上がり。すると、その裏、野村が右股関節挫傷、緒方が右足首痛でスタメンを外れる苦しい展開の広島は、川相不在でイライラの収まらない巨人先発・ドミンゴに対して、先頭の東出がヒットで出塁。すかさず二盗を決め、キムタクが送って三進すると、求道者・前田がフェンス手前まで運ぶ大きな犠牲フライを打ち上げて、効率良く1点を先制。続く2回には、キュラソ星人の14号ソロ、瀬戸のタイムリーで2点を追加。負けられない巨人は、3回、キムタクのエラー、今夜の松井さんのヒット、無冠の帝王・清原の死球で、またも一死満塁の場面で打席に入ったマッスル千代の富士が、今度は、センター前にタイムリーを放って、二者生還。続く4回には、四球とヒットで、一死一、三塁とすると、仁志がライト線に同点タイムリー二塁打。続く清水も、前進守備のセカンドの横を抜く逆転タイムリー! なおも、松井さんが打撃妨害で出て、満塁となった所で、清原が三遊間を破る2点タイムリーを放って、広島先発・小林幹をKO。更に、代わってマウンドに上がった吉年からも、マッスル千代の富士がレフト前へタイムリーを浴びせて、この回、一挙、5点をあげた。ドミンゴは3回以降も、川相不在の影響で、常にランナーを背負う苦しい投球ながら、要所を締める踏ん張りを見せると、6回、仁志のヒット等で、二死二、三塁とするとマッスル千代の富士がライトスタンド中段へ20号3ランをぶち込んで、3点を追加! 7点のリードを貰ったドミンゴだが、依然として、川相不在の不安感が拭いきれず、その裏、東出、キムタクに連続タイムリーを浴びて、3点差とされた所で、KOとなった。直後の7回、巨人は、仁志がライトポール際へ2号2ランを放ち、4月24日のキュラソ星人に続くプロ野球史上53度目(50人目)のサイクルヒットを達成! しかし、粘る広島は、その裏、川相不在で守りのリズムが狂っている影響か、ソーサ元木のエラー等で、一死満塁のチャンスを掴んだものの、代わった3番手・南の前に瀬戸がゲッツーに倒れ、絶好のチャンスをむざむざ潰してしまった。すると、8回、またしてもマッスル千代の富士がタイムリー二塁打を放って、1点を追加。しかし、この際、大量リードながら、川相不在では、取れるだけ点を取っておかないと、と言う危惧から、強引に本塁へ突入して憤死した清原が足を痛めて、病院に運ばれるアクシデント。大差となった事で、広島は、9回表、この日、登録されたばかりの謎の新外国人・デハートをテスト登板させたものの、3安打とボーク,暴投で2点を失う散々なデビューとなった。巨人は、茂雄ヘッポコ采配も何のその、今季最多の16安打15点を奪う猛攻で別所氏に捧げる1勝をあげ、広島と並ぶ2位タイに浮上した。

ナゴヤドーム:中日8勝5敗
YB 000000000  0
D  10000320×  6
勝:武田6勝3敗
負:福盛6勝5敗
本:ゴメス19
 3番矢野、先制弾! 阪神、5割復帰!
中日は、初回、先頭の福留が右中間を破る二塁打で出ると、続く李ボンジョムの犠打で三進。ここで関川がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、あっさり1点を先制。その後、横浜先発・福盛、中日先発・武田の投げ合いで膠着状態が続き、1−0の儘、中盤に突入。横浜は5回、二死一、二塁で投手の福盛がセンター前に弾き返したものの、これで本塁へ突入したポゾが関川の好返球の前に憤死。このピンチを逃れた中日は、6回裏、福留のヒット、関川の四球で、一死一、二塁とすると、ゴメスがレフトスタンドへ3試合連続となる19号3ランを放って中押し。続く7回には、福留、大西の連続タイムリーでダメ押しとなる2点を追加。投げては、武田が、横浜マシンガン打線を僅か3安打に抑える快投で、4月15日以来、今季3度目の完封で6勝目をマークした。一方、福盛は、これで5連敗。

東京ドーム:日本ハム5勝9敗
Bu 000310000  4
F  000000010  1
勝:レフトウィッチ1勝0敗
負:生駒2勝6敗
S:香田2勝3敗4S
本:クラーク14、オバンドー3
 
クラーク、全打点の活躍! レフトウィッチ、1年1ヶ月ぶり白星!
0−0で迎えた4回表、近鉄は、先頭の中村が四球を選ぶと、ローズの二塁打で、二、三塁のチャンス。ここで、クラークがレフトスタンド三階席に飛び込む特大14号3ランを放って、先制! 更に、続く5回には、一死一、二塁から、またもクラークがレフトオーバーのタイムリー二塁打を放って、1点を追加。近鉄先発のレフトウィッチは、17日に痛めた右手親指から2回の段階で出血し、ユニフォームを血みどろにしながらの苦心の投球ながら、6回までノーヒットと言う好投を見せていたが、8回に、オバンドーに3号ソロを浴び、続く根本にもヒットを打たれた所で、香田にスイッチ。香田は、きっちり8,9回と締め、レフトウィッチに昨年5月26日以来と言う白星を献上した。日本ハムは、これで6連敗となり、借金はついに2桁の10となった。

西武吹き抜けドーム:西武6勝8敗
H  000000000  0
L  01001203×  7
勝:オツ8勝5敗
負:永井4勝3敗
本:ポール1、黒田1
 
ポール、初打席初ホーマー! オツ、ハーラートップの8勝目!
ダイエー先発の西武キラー・永井に対して、西武は、2回、この日、登録されたばかりの新助っ人ポールが来日初打席でいきなりライトスタンド上段へ運ぶ1号ソロを放って、先制! 更に、5回には、黒田がレフトポール際へ7年目にしてプロ初アーチとなる一発を叩き込み、1点を追加。続く6回には、連続四球で一、二塁とすると、金村弟は、ライト秋山の頭を越える当たり。これで、小関、エセネオエセ松井と二者生還と思われたが、秋山が捕球するのでは?と危惧した小関が、三塁ベースを回ってから、一旦、二塁に戻りかけ、再び本塁へ向かう際、三塁ベースを踏まなかったと言うボーンヘッドを犯し、アウト。金村弟は記録上、ライトゴロとなった。しかし、西武は、これで永井をKO。更に、代わった篠原から、高木大がタイムリーを放って、1点を追加。西武先発のオツは、スライダーが冴えて、ダイエー打線を8回まで僅か2安打の快投! その裏、3点のダメ押し点が入った所で、マウンドを木村に譲ったものの、ハーラートップの8勝目をマークした