球界トピックス

6月24日 Bu−M(藤井寺):雨天中止

 別所毅彦氏、心不全で死去
「球界のご意見番」として、豪快な解説で親しまれていた野球評論家の別所毅彦氏が、24日午前7時35分、急性心不全の為、死去した。享年76歳。別所氏は、南海、巨人のエースとして、17年に渡り活躍、史上5位の310勝をあげた剛腕で、MVP2回、最多勝3回、防御率1位1回、沢村賞2回と言う輝かしい実績を残した。巨人OB会会長としても知られる別所氏は、茂雄ヘッポコ采配による巨人の低迷を気に病んでいたが、この訃報を聞いた茂雄は「是が非でも、霊に応える為、秋口には優勝へチームを導きたい」と別所氏への最高の供養とすべく、今季の優勝を誓った。


神宮:ヤクルト6勝8敗
C  104011000  7
S  100000300  4
勝:佐々岡9勝1敗
負:田畑1勝5敗
S:沢崎1勝1敗7S
本:求道者・前田10、緒方17
 
鬼門・神宮、ついに打破! 佐々岡、ハーラートップ9勝目!
初回、広島は、求道者・前田がライトスタンドへ10号ソロを放り込んで、先制。しかし、ヤクルトは、その裏、先頭の真中がレフト線へ二塁打で出ると、宮本の犠打で二進。ここでスミスがレフト線へタイムリー二塁打を放ち、あっさり同点に追い付いた。何とか神宮での連敗を阻止したい広島は、3回、先頭の緒方が右中間スタンドへ2試合連続の17号ソロを放つと、続くキムタクが二塁打。ここで求道者・前田のセカンドゴロを辻が痛恨のトンネルを犯して、2点目。更に、二死満塁から、西山の2点タイムリーで、この回、一挙、4点。更に、5回には、野村のタイムリー、6回には、求道者・前田の押し出し四球で着々と加点。広島先発・佐々岡は、2回以降も、毎回ランナーを出す苦しい投球ながら、3併殺を奪うなど、要所を抑えてきたが、7回、3連打で1点を失い、なおも一死満塁と言う所でKO。代わったペルドモに対して、二死後、宮本がライト前にタイムリーを放って、3点差と詰め寄ったヤクルトは、続く8回も、無死一、二塁のチャンス。しかし、ここでマウンドに上がった玉木重の前に、後続を断ち切られると、9回は、沢崎の前に三者凡退に斬ってとられ、ゲームセット。1997年7月9日以来と言う神宮での勝利を飾った広島は、神宮での連敗をようやく17でストップさせた。また、佐々岡は、ハーラートップの9勝目

横浜:横浜7勝6敗
T  200400210  9
YB 000000021  3
勝:メイ6勝5敗
負:斎藤タカシ7勝3敗
本:矢野3、ジョンソン14、坪井4
 3番矢野、先制弾! 阪神、5割復帰!
初回、阪神は、石井タクローのエラーで出塁した坪井を置いて、この日、プロ入り初の3番に起用された矢野がレフトスタンドへ2試合連続の3号2ランを放って、先制。更に、4回には、連続四球で、無死一、二塁とすると、桧山、今岡が連続タイムリー。更に、一死後、坪井の犠牲フライ、和田のタイムリーが飛び出して、この回、4点。横浜先発・斎藤タカシは、5回6失点で降板となった。更に、たたみかける阪神は、7回には、ジョンソンの14号2ラン、8回には、坪井の4号ソロでダメ押し。横浜は、その裏、阪神2番手・遠山を攻め、3連打などで2点を返し、粘りを見せたものの、序盤の大量失点が響き、今季初の5割到達に失敗。一方、9日ぶりに白星を飾った阪神は、一夜にして、借金生活から抜け出した。

東京ドーム:日本ハム5勝10敗
H  022500020 11
F  003110010  6
勝:藤井2勝0敗3S
負:沼田0勝1敗
本:秋山7、根本1、石本1、田中9、野口4、ニエベス2
 
秋山3500塁打達成! ダイエー、40勝一番乗り!
ダイエーは、2回、四球の松中を一塁に置いて、秋山がレフトスタンド上段へ7号2ランを放って先制! 秋山は、この一打で史上19人目の3500塁打を突破した! 続く3回には、ヒットと2つの四球で満塁とすると、J.マッケンジーのタイムリー、松中の犠牲フライで2点を追加。4点を追う日本ハムは、その裏、先頭の根本が1号ソロを放って、反撃。更に、一死一塁として、今度は、石本が1号2ランを放って、この回3点。1点差と詰め寄られたダイエーは、直後の4回、一死一、二塁から、柳田が10球粘った末、左中間を破るタイムリー二塁打。更に、二死後、4連打が飛び出して、この回、一挙、5点を奪い、試合を決定付けた。日本ハムは、田中の9号、野口の4号が出るも、いずれもソロで、先発のベン山田を引きずり下ろすのがやっと。5回途中からのダイエー継投策の前に、反撃を断たれて、5連敗。一方、ダイエーは、両リーグ40勝1番乗りを果たした。