球界トピックス

6月17日


東京ドーム:巨人6勝7敗
YB 000004010  5
G  00001104×  6
勝:木村2勝1敗
負:ササキ様1勝1敗15S
S:槙原1勝1敗9S
本:鈴木なおのり11、今夜の松井さん21
 
3年ぶりのササキ様攻略で、連敗ストップ!
この日も、川相幽閉策の為に、ケガ人のソーサ元木、ニックンが強制出場させられる地獄オーダーの巨人は、川相不在の影響で、相変わらず、繋がりのある攻撃が出来ず、横浜先発のルーキー・矢野に対して、毎回走者を出しながらも、一向に先制点の取れない苦しい展開。先発・ドミンゴは、却下されたとは言え、登板回避を申し出た程、嫌がっていた横浜が相手の上に、川相不在、そして、味方打線が拙攻の繰り返しと言う最悪の状況下で、悲壮感漂う表情で黙々と投げ続け、こちらも先制点を与えない粘りの投球を展開。迎えた5回裏、先頭のニックンが左中間を破る二塁打を放つと、チュウが送って、三進。ドミンゴが倒れて二死となった後、仁志がセンター前に弾き返すタイムリーを放ち、ようやく1点を先制。しかし、直後の6回、川相不在の不安感に耐えかねたドミンゴは、突如、崩れて、一死満塁のピンチを迎えると、鈴木なおのりにライトスタンドへ11号満塁アーチを運ばれて、一気に3点のビハインドとなった。その裏、3点差とは言え、川相不在の上、後ろが無冠の帝王・清原では、繋げるだけ無駄と悟った今夜の松井さんが、ライトスタンドへ単独トップとなる21号ソロを放り込み、2点差と詰め寄った。続く7回には、先頭のニックンがヒットで出たものの、川相不在により、全く策が使えない茂雄は、チュウに強攻策を命じると、これが最悪のゲッツー。すると、直後の8回、チュウの2つのパスボールにより、やらずもがなの追加点を与える最悪の展開。しかし、その裏から、マウンドに上がった横浜3番手・偽サムライ・阿波野が大乱調。先頭の仁志が四球を選ぶと、ここで茂雄は、左相手だからと清水に対して、未だにノーヒットのマルちゃんを送ると言うヘッポコ采配を展開。しかし、マルちゃんは、そのでかい図体が功を奏して、死球を食らうと、一死後、無冠の帝王・清原も歩いて、一死満塁。権藤さんは、ここでたまらず、1イニング限定の禁を破って、ササキ様を投入。ここまで3年越しで対巨人28試合連続セーブポイントをあげていたササキ様だっだが、、登板は9回からと思っていた為、準備不足がたたり、いきなりワイルドピッチを犯して、まず1点。一死二、三塁と変わった所で、マッスル千代の富士がライト線に2点タイムリー二塁打を放って、同点! ソーサ元木が倒れた後、ニックンの内野安打で二死一、三塁とすると、8回表に痛恨のパスボールを犯したチュウが、ライト前へ汚名返上のタイムリーを放って、ついに逆転に成功! 最後は、槙原がきっちりと締めくくり、ゲームセット。巨人は、川相不在ながら、ササキ様を攻略しての逆転勝ちと言う神かがり的な勝ち方で、連敗を3でストップさせた。ササキ様は、昨年7月7日以来の黒星となった。

倉敷MS:広島5勝8敗
T  000100000  1
C  00002003×  5
勝:佐々岡8勝1敗
負:織田裕二4勝6敗
本:ジョンソン13、江藤12、キュラソ星人12
 
佐々岡、完投でハーラートップの8勝目! 広島、2位浮上!
広島・佐々岡,阪神・織田裕二の両先発の投げ合いで、序盤は0−0の投手戦。迎えた4回表、阪神は、ジョンソンが左中間スタンドへ13号ソロを放って、1点を先制。1点を追う広島は5回、降雨による2度の中断でリズムを崩した織田裕二に対して、2本のヒットと四球で満塁とすると、緒方がレフト前に逆転の2点タイムリー! これで流れを掴んだ広島は、8回には、江藤の12号2ラン、キュラソ星人の12号ソロと言う連続アーチで3点を追加。佐々岡は、球威、制球とも抜群の出来で、阪神に反撃の隙を与えず、今季6度目の完投でハーラートップの8勝目をマーク。敗れた阪神は、広島と入れ替わりで3位転落となった。

ナゴヤドーム:中日10勝4敗
S  000005000  5
D  10300002×  6
勝:中山2勝1敗
負:山本2勝3敗1S
S:霊感投手・落合2勝4敗2S
本:ゴメス15、池山8
 
代打・中村、決勝タイムリー! 中日、一人一殺締めで3連勝! 
中日は、初回、李ボンジョムが二塁打で出ると、すかさず福留が送って三進。すると関川がセンターへ犠牲フライを打ち上げる効率のいい攻撃で、1点を先制。更に、3回には、一死二塁としてから、またも関川がライトオーバーのタイムリー二塁打。更に、続くゴメスがレフトスタンドに15号2ランを放って、この回、3点。久々の先発登板となった中日先発・人斬り抜刀斎は、5回まで無失点の好投を見せていたが、6回、2本のヒットと四球で一死満塁のピンチを迎えると、ここで池山がレフトスタンドに8号グランドスラムを放ち、一気に同点! ヤクルトは、更に、一死一塁から、飯田にタイムリー二塁打が飛び出して、1点を勝ち越し。1点を追う中日は、8回、一死二、三塁から立浪がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、同点に追い付くと、更に、2つの四球で二死満塁のチャンス。ここでスタメンマスクを鈴木に譲っていた中村が代打で登場。中村は、期待に応え、三遊間を破るタイムリーを放ち、貸し越しに成功。9回は、正津−岩瀬−霊感投手・落合が一人一殺のリレーで締めくくり、中日は、開幕11連勝以来の3連勝を飾った。

福岡ドーム:ダイエー10勝4敗1分
Bu 010000000  1
H  01100000×  2
勝:ベン山田3勝4敗5S
負:石毛0勝2敗
S:ペドラザ12S
本:吉永10
 
ベン山田、4年ぶりの先発で好投! ダイエー、5連勝!
ダイエーの先発は、何とヤクルト時代以来、4年ぶりの先発となるベン山田。これに対して、近鉄は、2回、一死一、三塁とすると、村上がセンター犠牲フライを打ち上げて、1点を先制。1点を追うダイエーは、その裏、一死から連続四球で、一、二塁とすると、林がセンター前にタイムリーを放って、同点。ここで故障を発生させたレフトウィッチは早くも降板。緊急登板となった谷内が、この場を切り抜けると、続く3回からは、石毛がマウンドに上がった。この石毛に対して、吉永がライトスタンドへ2試合連続となる10号ソロを叩き込み、1点を勝ち越し! ベン山田は、3回以降は、完全に立ち直り、7回までノーヒットの好投。8回は、藤井−吉田と繋ぐと、9回は、守護神・ペドラザがピシャリと3人で締めくくり、3日連続の12セーブ目。ダイエーは、これで今季2度目の5連勝。同一カード3連敗を喫した近鉄は、右肩の故障で戦線を離脱していた大塚が、6回から4番手として登板。今一つの内容ながら、1イニングを抑えたのが唯一の好材料だった。

 
河野←→鳥越、交換トレード成立!
この日、ダイエー・河野亮内野手と、中日・鳥越祐介内野手の交換トレードが成立した事が明らかになった。鳥越と言えば、明大出身で、言わば星野監督の可愛い後輩なだけに、この放出劇は、かなり衝撃的だ。河野は、今季は、二軍暮らしが続いているものの、ウエスタンリーグのタイ記録となる5試合連続ホーマーを放つなど、11本塁打をマークしており、中日は、現在、首位に立っているとは言え、今一つ波に乗れない状態とあって、可愛い後輩を出してでも、右の代打要員が欲しかったと言う所か。一方、ダイエーも、井口、湯上谷が故障あがりとあって、手薄な控え内野手を求めていたと言う事で、両軍の利害が一致した模様。