球界トピックス

6月11日


甲子園:阪神6勝5敗
G  012032010  9
T  110000001  3
勝:ドミンゴ5勝4敗
負:杉山0勝1敗
本:無冠の帝王7,8,9、星野1、ジョンソン12
 
猛爆・清原、会心の3発5打点! ドミンゴ、完投で5勝目!
この日も、川相幽閉策の為に、ケガ人のソーサ元木、ニックンが強制出場させられる地獄オーダーの巨人に対して、阪神の先発は、何と、西武から移籍してきたばかりの杉山! 雀士東尾も驚いた4年ぶりの先発となった杉山は、川相不在で暗いムードの巨人打線を相手に、初回、三者凡退の快調な立ち上がり。すると、その裏、阪神は、川相不在でイライラを隠せない巨人先発・ドミンゴに対して、いきなり坪井が清原のグローブを弾く二塁打で出ると、続く田中が送りバントを2球続けて失敗した後に、強行策。これが高いバウンドで清原の頭を越えるタイムリー二塁打となって、1点を先制。なおも、今岡の送りバントで、一死三塁としたものの、この日、4番に入っていた新庄のピッチャーゴロで、田中が飛び出して、タッチアウトとなり、結局、1点止まり。1点を追う巨人は、直後の2回、先頭の無冠の帝王・清原がレフトスタンド中段へ2試合連続となる7号ソロを放って、すかさず同点! 更に、一死後、ヒットで出たソーサ元木が杉山のボークで二進したものの、後続が凡退。その裏、阪神は、二死から、ブロワーズに代わって、スタメンに入っていた星野がライトスタンド中段へ1号ソロを放ち、再び1点を勝ち越した。しかし、巨人は、3回、一死から、仁志、清水の連打で一、三塁とすると、今夜の松井さんがライト前に同点タイムリーを放って、杉山をKO! 代わった山崎に対して、清原は、ピッチャー正面のゴロ。本領発揮のゲッツーか、と思いきや、これを山崎が弾いている間に清水が生還して勝ち越し。更に5回には、先頭の仁志がヒットで出ると、すかさず二盗に成功。ここで、清水がライト前にタイムリーを放って、2番手・山崎を引きずり下ろすと、代わってマウンドに上がった3番手・田村に対して、一死後、清原が、この日2本目となる8号2ランをバックスクリーンにぶち込んで、2点を追加! 続く6回には、先頭のドミンゴが左中間を弾丸ライナーで真っ二つの二塁打を放つと、一死三塁としてから、清水がセンター前へタイムリー! なおも二死一、二塁で、マッスル千代の富士がレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打! 6点のリードを貰いながら、依然として、川相不在の影響でイライラを隠せないドミンゴは、その裏、ヒット2本と四球で、一死満塁の大ピンチ。しかし、矢野を5−2−3の併殺打に斬ってとり、このピンチを何とか無失点で切り抜けた。すると8回、一死一塁から、またも清原が、レフトポールを巻いて飛び込む、この日3本目となる9号ソロを放ち、ダメ押し! ドミンゴは、9回にジョンソンに12号ソロを浴びたものの、大量点に守られて、完投で21日ぶりの5勝目。チームは5連勝で4位浮上。ついに借金が1にまで減り、13日にも首位に立つ可能性が出てきた。一方、敗れた阪神は、試合のなかった中日と並んで同率の首位タイとなった。   

広島:広島6勝4敗
S  011100010  4
C  10122100×  7
勝:佐々岡7勝1敗
負:ハッカミー5勝4敗
S:沢崎1勝1敗4S
本:デカ12,13、岩村3
 
佐々岡、ハーラートップの7勝目! ヤクルト、5位転落! 
主力の相次ぐリタイアで、最悪のチーム状態の広島だったが、この日は、求道者・前田,野村がスタメンに復帰。その広島は、初回、二死一、二塁から野村のセンター前へのタイムリーで1点を先制。1点を追うヤクルトは、ここから怒濤の一発攻勢を開始。まずは2回にデカがレフトスタンド上段へ12号ソロを放って、同点に追い付くと、続く3回には、岩村が3号ソロを放って勝ち越し。その裏、同点に追い付かれるも、4回には、またもデカが左中間スタンド中段に飛び込むこの日2本目の13号ソロで、再び勝ち越し。しかし、その裏、広島は、一死三塁から、緒方のタイムリーで同点に追い付くと、更に、二死二塁とした後、求道者・前田にもタイムリーが飛び出して、勝ち越しに成功。続く5回には、西山のタイムリー等で2点を追加すると、6回にも、ディアスの犠牲フライで1点を追加。広島の先発・佐々岡は、調子が悪いながらも、要所を締める投球で8回を4失点。9回からは、沢崎がきっちりと締めて4セーブ目佐々岡は、これで、リーグ単独トップの7勝目となった。敗れたヤクルトは、これで5位に転落した。

福岡ドーム:オリックス5勝7敗
H  002010000  3
BW 11221000×  7
勝:金田6勝4敗
負:永井3勝2敗
本:鈴木一朗9
 
オリックス、6連勝で5割復帰! ダイエー、ついに連勝ストップ!
ダイエーのフランチャイズの福岡ドームながら、オリックスの主催ゲームとなったこのカード。主導権を握ったのは、5連勝中のオリックス。初回、一死から、大島が二塁打で出ると、二死後、プリアムのセンター前タイムリーで1点を先制。続く2回には、二塁打の谷をハイツ田口が送って、一死三塁とすると、三輪がスクイズを決め、1点を追加。しかし、こちらも7連勝中と勢いに乗るダイエーは、直後の3回、二死二、三塁から、大道が右中間へ2点タイムリーを放って、試合は振り出しに…。しかし、オリックスは、その裏、四球の大島を一塁に置き、鈴木一朗がライトスタンドへ9号2ランを放って、再びリードを奪うと、続く4回には、松元のタイムリー三塁打等で、2点を追加。5回に、小久保のタイムリー二塁打で1点を返されたものの、その裏、すかさずハイツ田口のタイムリー二塁打で、突き放し、試合を決定付けた。オリックス先発・金田は、6回以降は、変化球を巧みに散らす丁寧な投球で、ダイエーの反撃を断ち切り、完投で6勝目オリックスは、6連勝でついに5割に復帰した。一方、ダイエーの連勝は、7でストップした。

千葉マリン:ロッテ7勝6敗
L  000006100  7
M  000000000  0
勝:豊田1勝3敗
負:武藤3勝2敗
 
西武、完封リレー! 粘投・豊田、今季初勝利!
毎回の様にチャンスを作りながら、あと一本が出ないロッテに対して、西武も、ロッテ先発・武藤の前に抑えられ、0−0の儘、試合は、中盤に突入。迎えた6回表、西武は、二死をとられた後、突如、制球を乱した武藤から、3連続四球を選んで満塁とすると、垣内がセンター前に弾き返す2点タイムリーでを放って先制。更に、伊東、高木浩、エセネオエセ松井と4連打が飛び出して、この回、一挙6点を奪い、試合を決めた。更に、7回にも1点を追加。投げては、先発・豊田が、9安打を浴びながらも、粘りの投球で7回途中まで無失点に抑えると、その後は、土肥−木村−佐藤秀と、リリーフ陣が踏ん張り、完封リレーを達成。豊田は、今季初勝利となった。