球界トピックス

6月10日


東京ドーム:巨人6勝5敗
D  200100000  3
G  40111024× 13
勝:三沢2勝2敗
負:サムソン4勝4敗
本:無冠の帝王6、マッスル千代の富士17,18、今夜の松井さん19、福留5、ニックン8
 
猛爆・巨人打線、5発で13点! 中日、ついに首位陥落!
この日も、川相幽閉策の為に、ケガ人のソーサ元木、ニックンが強制出場させられる地獄オーダーの巨人は、初回、先発の西山が川相不在の不安感から、連続四球でピンチを作ると、ゴメス、福留に連続タイムリー浴びて、2点を先制される不安な立ち上がり。その裏、仁志のヒットで出ると、茂雄は、犠打世界記録を狙う川相を嘲笑うかの様に清水に送りバントを命じて、一死二塁。続く松井さんが歩かされるいつものパターンで、打席には無冠の帝王・清原。またもゲッツーでは…と危惧された清原だったが、川相不在では、繋がりのある攻撃が難しいと言う事でチーム内に蔓延している一発攻勢に賭ける雰囲気に乗じてか、レフトスタンド上段へ飛び込む逆転の6号3ラン! 更に、川相不在では、繋がりのある攻撃が難しいと言う事でチーム内に蔓延している一発攻勢に賭ける雰囲気に乗じてか、マッスル千代の富士もライトスタンドへ15試合ぶりの17号ソロを放ち、この回、一気に4点。更に、3回には、川相不在では、繋がりのある攻撃が難しいと言う事を、いち早く察知していた今夜の松井さんがライトスタンド上段へ5試合連続となる19号ソロ!を放って、1点を追加。直後の4回、依然として川相不在による不安感から立ち直れない西山が、福留に5号ソロを浴びたものの、その裏、川相不在では、繋がりのある攻撃が難しいと言う事でチーム内に蔓延している一発攻勢に賭ける雰囲気に乗じたニックンが2試合連続となる8号ソロを放って、再び3点差と突き放した。更に、5回には、一死一、二塁とした所で、清原が、ゲッツーよりはマシ、と三振するチームバッティング。すると、続くマッスル千代の富士がセンター前へタイムリーを放って、1点を追加。なおも、二死一、二塁のチャンスにも拘わらず、茂雄は、何を血迷ったか、チャンスにしか打てない男・ソーサ元木を引っ込めて、マルちゃんを投入。マルちゃんは、代わったばかりの小山の初球を打ち上げてファーストへのファールフライに倒れ、結局、この回、1点止まり。6回、茂雄は、ソーサ元木に代わって、サードに誰を入れるかと思えば、永池。しかし、この永池に対して、その裏、これまたサードを守れる後藤を、すかさず代打に送るなど、いかにも、川相は後回しと言う姿勢を見せる、徹底した嫌がらせを敢行する茂雄であった。このあまりの仕打ちに不信感を持った3番手・三沢は、直後の7回、一死から、立浪にレフト線へ二塁打を浴びると、関川にはセンター前に弾き返され、一、三塁の大ピンチを迎えるも、打ち気にはやったゴメスがボール球を引っかけると、これがショートへの併殺打となってチェンジ。その裏、巨人は、無死一、二塁とした所で、清原が本領発揮のサードゴロ。しかし、当たりがボテボテだったのが幸いして、ゲッツーはならず、ランナーは、それぞれ進塁。ここでマッスル千代の富士が敬遠されて、満塁となると、6番に入っていた三沢に代わって、岡村孝子の旦那・石井が代打で登場。ここで石井は、押し出しの四球を選んで、1点をあげると、続くニックンの浅いセンターフライで松井さんが果敢に本塁へ突入。タイミングはアウトと思われたが、中継に入った山崎が、ホームへ悪送球を犯して、松井さんはホームイン。続く8回には、ピッチャーが、プロ初登板となる左の小笠原に代わった事で、川相幽閉策以上に重い左対左の執着心から、茂雄は、後藤に代えて、渋々、名手・川相を投入。ここまでシメられ続けてきた鬱憤を晴らすかのごとく、川相はレフト前へ会心のヒットを放って出塁! この川相の執念の一打に燃えた巨人ナインは二死満塁とチャンスを広げると、マッスル千代の富士がこの日2本目となる18号グランドスラムをライトスタンドにぶち込んで、ダメ押し! 最後は、8回途中からマウンドに上がっていた入来弟が3人で締めくくった。4連勝の巨人は、これで最下位脱出。一方、敗れた中日は、開幕から守り続けてきた首位の座から陥落。この日試合のなかった阪神がついに単独首位に立った!

横浜:横浜5勝7敗
S  010700000  8
YB 100050000  6
勝:広田3勝0敗
負:矢野1勝3敗
S:高津1勝0敗10S
本:ローズ17
 
ヤクルト、4回に大量7点! 横浜、最下位転落! 
初回、ハマの大馬人・駒田のタイムリー二塁打で1点を先制されたヤクルトは、2回、すかさず同点に追い付くと、4回には、宮本、真中の連打の後、矢野の暴投で無死二、三塁のチャンス。ここで、中井美穂の旦那・古田がライト前にタイムリーを放って勝ち越し。更に、ペタジーニが歩いて満塁とすると、デカ、スミスが連続タイムリー二塁打、更に、宮出、真中にもタイムリーが飛び出して、この回、一挙7点。しかし、粘る横浜は、5回、3連打で無死満塁とすると、鈴木なおのりがライト前に弾き返して、まず1点。そして、続くローズが右中間スタンドへ2試合連続となる17号グランドスラムを放ち、一気に2点差と詰め寄った。先発・宮出がKOされたヤクルトは、石井弘−広田−山本と繋いで、横浜の反撃をかわし、最終回には、守護神・高津を投入。高津は、一死から、鈴木なおのり、ローズの連打で一発が出ればサヨナラと言うピンチを迎えたものの、何とか後続を断ち切り、10セーブ目。これで、ヤクルトは、再び4位に浮上。一方、敗れた横浜は、4位から、一気に最下位に転落した。

福岡ドーム:ダイエー7勝5敗
F  000010200  3
H  30100100×  5
勝:西村4勝3敗
負:ガンちゃん5勝3敗
S:ペドラザ8S
 
ダイエー、破竹の7連勝! 日本ハム、守乱で5連敗!
初回、ダイエーは、2つの四球と暴投で、一死一、三塁のチャンス。ここで、小久保のピッチャーゴロをガンちゃんが本塁へ送球するも、これがフィルダースチョイスとなって先制点が入った。更に、二死後、松中の当たりはライトへ。これを強引にダイレクトキャッチを試みた偽ソーサが後逸し、打球が転々とする間に、2人の走者が返って、この回3点。3回には、ニエベスが二塁打で出ると、一死後、J.マッケンジーが泳ぎながらもライト線に落とすタイムリー二塁打で、1点を追加。日本ハムは、5回、片岡の犠牲フライで、ようやく1点を返したものの、6回裏、一死一、三塁の場面でキャッチャー・野口の三塁への牽制が大暴投となり、やらずもがなの1点を献上。直後の7回、小笠原のタイムリー、片岡の犠牲フライで2点を返したものの、反撃もここまで。最後は、守護神・ペドラザがきっちり締めて8セーブ目。これで、ダイエーは、引き分けを挟んで7連勝。一方、日本ハムは5連敗で5位に転落した。

GS神戸:オリックス8勝4敗
L  000000010  1
BW 10000200×  3
勝:マーク1勝3敗1S
負:横田0勝4敗
S:小倉1勝0敗2S
 
マーク、好投で初勝利! オリックス、今季初の3タテ!
オリックスは、初回、先頭の小川のレフト前ヒットで出ると、その後、牽制悪送球、死球等で、一死一、三塁のチャンス。ここでプリアムのサードゴロ併殺崩れの間に、1点を先制。その後、オリックス・マーク、西武・横田の両先発がランナーを出しながら要所を締める粘りの投球を展開し、膠着状態の儘、試合は、終盤に突入。迎えた6回裏、オリックスは、ヒットの谷を一塁に置いて、藤井が右中間へタイムリー二塁打を放つと、更に、代打・ペレスがレフト線へタイムリー二塁打を放ち、貴重な2点を追加。投げては、マークは、コーナーをつく丁寧な投球で7回まで無失点の好投。8回に1点を失ったものの、代わった小倉が、後続を断ちきった。今季初の同一カード3連勝を飾ったオリックスは、5連勝となり、西武と入れ替わりで3位に浮上した。

ナゴヤドーム:近鉄5勝6敗
M  020000000  2
Bu 00020010×  3
勝:香田2勝3敗2S
負:ゴーグル4勝5敗
 
大村、決勝タイムリー! 近鉄、連敗ストップ!
近鉄先発は、伝説の四球王・石毛。石毛は、初回から、ヒットと2つの四球で満塁のピンチを作る本領発揮の投球を展開。この回はね何とか切り抜けるものの、続く2回にも、無死満塁のピンチを迎えると、ここで、諸積に一、二塁間を破られて、2点を失い、あっと言う間にKO。ロッテ先発・ゴーグルの前に3回まで1安打に抑えられてきた近鉄は、4回、一死から、中村、ローズの連続ヒットで一、三塁とすると、クラークの打席でダブルスチールを敢行。これが見事に決まって、1点を返すと、二死後、礒部がライト前に弾き返す同点タイムリー。7回には、無死一塁から、的山の送りバントを処理したファーストのボーリックが、カバーの入っていない一塁へ送球すると言うミスを犯し、無死二、三塁。一死後、大村がライト前にタイムリーを放って、ついに1点を勝ち越した。ロッテは、8回、一死一、三塁から、清水がスクイズを敢行するも、香田がこれを素早く処理して、三塁走者・高橋は本塁憤死。9回も踏ん張った香田は、2勝目をマークし、近鉄の連敗を5でストップさせた。敗れたロッテは、10安打を放ちながら、11残塁と言う拙攻が響き、好投のゴーグルを見殺しにした格好となった。