球界トピックス
6月9日
東京ドーム:巨人5勝5敗
D 000200000 2
G 02100100× 4
勝:ホセ2勝0敗
負:アゴくら0勝2敗
S:槙原1勝1敗7S
本:ニックン7、今夜の松井さん18、ゴメス12
松井さん、4戦連発! 3連勝で首位に3.5差!
この日も、川相幽閉策の為に、ケガ人のソーサ元木、ニックンが強制出場させられる地獄オーダーの巨人は、川相不在では、繋がりのある攻撃が難しいとあって、一発攻勢に賭ける雰囲気が蔓延していた! 2回、一死から、ソーサ元木が四球を選ぶと、川相幽閉策・筆頭刺客のニックンが、バックスクリーン右に飛び込む7号2ランを放って、先制! 3回には、一死から清水が歩いて、打席には、今夜の松井さん。清原の前で決めようと言う松井さんの雰囲気を動物的勘で読みとった茂雄は、何を血迷ったか、清水に二盗を命じて、昨夜同様、一塁を空けさせようと言う松井さんへの嫌がらせを展開! これを察知した清水は、あえて二塁で憤死して、松井さんをバックアップすると、清水の友情プレーに燃えた松井さんは、4試合連続となる18号ソロをバックスクリーンに叩き込んだ! 3点を追う中日は、4回、川相不在による莫大な精神力の消耗により、早くも疲労の色が見える巨人先発・ホセに対して、一死から関川が二塁打で出ると、続くゴメスがレフトスタンド二階席を越える特大の12号2ランを放ち、1点差に詰め寄った。巨人は、その裏、二死一、二塁としながら無得点に終わると、5回には、一死二塁から、松井さんが歩かされて、無冠の帝王・清原がゲッツーと言うお決まりのパターンを食らうなど、川相不在による弊害が次々と露呈する不吉な試合展開。迎えた6回、一死からソーサ元木が歩くと、続くニックンのセンター前ヒットで、ソーサ元木が三塁へ突っ込む大暴走。しかし、センター関川からの送球が中途半端なバウンドとなって、ゴメスがこれを落球すると言う幸運に救われて、一死一、三塁のチャンス。続く代打・岡村孝子の旦那・石井が敬遠されて、満塁となった所で、代打・後藤が、一、二塁間を破るタイムリーを放ち、貴重な追加点をあげた。7回からは、入来祐−木村と繋いだ巨人は、最後は、川相の一声で復活した男・槙原が締めくくり、今季3度目の3連勝を飾った。依然として最下位にいる巨人だが、首位との差を、僅かに3.5にまで縮めた。敗れた中日は、今季初の4連敗で、阪神と同率で並ばれた。
横浜:横浜5勝6敗
S 100000001 2
YB 20021100× 6
勝:斎藤タカシ6勝2敗
負:田畑1勝4敗
本:ローズ16、波留5、谷繁2
タカシ、粘りの完投で6勝目! 横浜、4位浮上!
初回、真中のタイムリーで1点を先制された横浜は、その裏、二死一塁から、前日、今季限りの引退表明をしたローズが、横浜ファンの未練を増幅させる逆転の16号2ラン! 3,4回と、いずれも一死一、二塁のチャンスを作りながら、あと1本が出ないヤクルトに対して、横浜は、4回裏、ハマの大馬人・駒田の二塁打を皮切りに、メカゴジラ、進藤、谷繁と4連打を浴びせて、2点を追加。更に、5回には波留の5号ソロ、6回には谷繁の2号ソロで着々と加点。横浜先発・斎藤タカシは、中盤以降も、常に走者を背負う苦しい投球ながら、要所を締め、9回に1点を失ったものの、完投でリーグトップタイの6勝目。これで、横浜は、ヤクルトと入れ替わりで、4位に浮上した。
大阪ドーム:阪神7勝3敗
C 000000100 1
T 00000110× 2
勝:福原5勝3敗2S
負:小林幹2勝3敗7S
S:リベラ1勝0敗9S
阪神、6年ぶり首位タイ! ノムさん・黄金像、発売決定!
阪神は、初回、先頭の坪井が俊足を生かして、セカンドへの内野安打で出ると、続く田中のバスターはファーストへのボテボテのゴロ。これまた内野安打となる間に、坪井が一気に三塁へ進む好走塁。機動力を使って、無死一、三塁のチャンスを掴んだものの、2試合連続完封中の広島先発・紀藤は、新庄を三振にとると、ブロワーズのファーストゴロで坪井が本塁タッチアウト。大豊も打ち取って、この回を無失点で切り抜けた。阪神先発・吉田豊は、江藤、求道者・前田、町田に続いて、野村までもリタイアして、ボロボロの広島打線を相手に毎回の様にピンチを迎えながらも、要所で踏ん張りを見せる粘りの投球を展開。これに味方打線も奮起したか、6回裏、先頭の新庄が、右中間を破る三塁打を放つと、二死後、今岡が紀藤の連続無失点を25イニングでストップさせるタイムリーを放って先制! 1点を先制された広島は、直後の7回、紀藤の代打・朝山の二塁打、森笠の内野安打で無死一、三塁とすると、ここでキムタクがセンターに犠牲フライを打ち上げて、すかさず同点。広島は、その裏から、代打を送られた紀藤に代わり、守護神・小林幹を早くも投入するも、これに対して、阪神は、一死満塁のチャンスを掴み、打席にはブロワーズ。ブロワーズの当たりはセカンドへのボテボテのゴロだったが、ゲッツーを焦ったキムタクが、まさかのエラー。相手のミスで貴重な勝ち越し点を追加した阪神は、最後は、リベラが二死満塁のピンチを迎えながらも、締めくくり、9セーブ目。対広島戦5連勝とした阪神は、中日と並んで6年ぶりの首位に浮上した。
福岡ドーム:ダイエー6勝5敗
F 000100000 1
H 00220100× 5
勝:若田部3勝1敗
負:芝草うちゅー1勝4敗
S:藤井1勝0敗3S
本:偽ソーサ14
ダイエー、投打噛み合い6連勝! 藤井、好リリーフで3セーブ目!
0−0で迎えた3回裏、ダイエーは、ヒットと2つの四球で、一死満塁とすると、主砲・小久保がレフトへ犠牲フライを打ち上げて1点を先制。更に、続くJ.マッケンジーが詰まりながらも、しぶとくセンター前に落とすタイムリーを放って、1点を追加。直後の4回、偽ソーサの14号ソロで1点を失うも、その裏、柳田、柴原の連続タイムリーで2点をあげると、更に、6回には、ニエベスのタイムリーで1点を追加。ダイエー先発の若田部は、7回まで、偽ソーサの一発による1点のみに抑える好投を見せてきたが、8回、突如、制球を乱して、一死一、二塁のピンチを作った所で降板。代わった吉田は、小笠原を歩かせて、満塁としたものの、続く片岡を三振に斬って取ると、3番手・藤井も、田中を三振に斬って取り、このピンチを脱出。藤井は、9回も、きっちり3人で締めくくり、3セーブ目。ダイエーは、引き分け1つを挟む6連勝で両リーグ30勝一番乗り。一方、敗れた日本ハムは、今季初の4連敗となった。
GS神戸:オリックス7勝4敗
L 3000000000 3
BW 0020100001× 4
勝:ウィン3勝1敗2S
負:デニー0勝1敗2S
ハイツ田口、サヨナラ内野安打! オリックス、今季初の4連勝!
西武は、初回、オリックス先発・川越を攻めて、二死一、二塁のチャンスを掴んだものの、垣内の当たりはサードへのゴロ。これでチェンジかと思いきや、大島がファーストへ大悪送球。これで1点を先制した西武は、更に、高木浩、ウメさんの連続タイムリーで、この回、一気に3点をあげた。3点を追うオリックスは、3回、ヒットと2つの四球で満塁とすると、谷がセンター前に2点タイムリーを放ち、1点差。更に、5回には、一死一、二塁から、またも谷がライト前に同点タイムリーを放ち、試合は振り出しに…。その後、両軍リリーフ陣が踏ん張り、3−3の儘、試合は延長戦に突入した。迎えた10回裏、一死から、鈴木一朗がレフト前に弾き返すと、レフト原井の緩慢な処理を見て、一気に二塁を陥れる好走塁。その後、二死満塁とした所で、ハイツ田口の当たりは、ショートへのボテボテのゴロ。ハイツ田口は、懸命に一塁へ駆け込むと、これが内野安打となって、今季5度目のサヨナラ勝ち! これで、オリックスは、今季初の4連勝をマークした。敗れた西武は、再び借金生活に逆戻りとなった。
ナゴヤドーム:近鉄4勝6敗
M 000150110 8
Bu 100000001 2
勝:後藤3勝3敗
負:真木3勝4敗
本:初芝12、堀2
近鉄、守乱で5連敗! 初芝、とどめの12号!
初回、近鉄は、ヒットの大村を二塁に置いて、ローズが右中間へタイムリー二塁打を放って先制。1点を追うロッテは、4回、先頭の小坂が左中間を破る三塁打を放つと、続くイワオ画伯がレフト前に同点タイムリー。続く5回には、二死から、酒井の二塁打等で満塁のチャンス。ここで、近鉄先発・真木は、イワオ画伯に痛恨の押し出し四球。更に、初芝の打席で犯したワイルドピッチが近鉄ベンチに飛び込んで、ランナー二人が生還。動揺した真木に対して、ここで初芝がとどめとばかりにレフトスタンド上段へ12号2ランを放ち、この回、一挙5点をあげて試合を決定づけた。ロッテは、7,8回にも着々と加点。投げては、先発後藤が、尻上がりに調子を上げて、2回以降は無失点の好投。9回からは寺村にマウンドを譲ったが、3勝目をマークした。敗れた近鉄は、今季初の5連敗。
伊藤、柳沢入団発表!
この日、巨人−オリックス間で交換トレードが成立した伊藤と柳沢の入団発表が、それぞれ行われた。伊藤は「先発でも中継ぎでもどちらでも、自分の力を精一杯発揮して皆さんのお役に立てるよう、頑張りたい。とにかく、日本シリーズでもう一度投げたい」と抱負を語った。一方、柳沢は「基本的には、野球はどこでやっても同じ。切磋琢磨しながらやりたいと思う」とコメント。背番号は、伊藤が「23」、柳沢が「32」に決定した。