球界トピックス

6月4日


横浜:横浜4勝4敗
G  102020001  6
YB 00003105×  9
勝:森中2勝0敗
負:木村1勝1敗
S:ササキ様1勝0敗13S
本:無冠の帝王4、井上2、波留4、ローズ15
 
名手・川相、ササキ様から会心のタイムリー! 
この日も、川相幽閉策の為に、ケガ人のソーサ元木、ニックンが強制出場させられる地獄オーダーの巨人。しかし、初回、二死一、二塁から、マッスル千代の富士の打球をポゾが後逸して1点を先制すると、3回には、試合前に元ドジャース監督・肩こりならソーダ氏から打撃始動を受けた無冠の帝王・清原が33日ぶりと言う4号2ランを叩き込み、2点を追加。更に、5回には、またも清原がセンター前タイムリーハマの大馬人・駒田のフィルダースチョイスで2点を追加。川相不在の影響で、常時、イライラした様子ながら、粘りの投球を続けてきた巨人先発のドミンゴだったが、5点差がついた所で、ソーサ元木を引っ込めて川相を出すのかと思いきや、川中を投入した茂雄に、ついに逆上! 自らのエラーでランナーを出すと、ローズ、進藤にタイムリー二塁打を浴びて、この回3失点。更に、続く6回には、代打・井上にレフトスタンドへ2号ソロを浴びて、1点差。巨人は、8回に、一死からチュウがヒットで出ると、ここで代打・川相かと思いきや、どうしても川相を出したくない茂雄は、永池を投入犠打世界記録を狙う川相を嘲笑うかの様に永池にバントを命じた茂雄だったが、これが失敗。ツーストライクに追い込まれてから、やむなく強打するも、結局、進塁打すら打てず、この回も無得点。その裏、横浜は、7回からマウンドに上がったものの川相不在で不安感一杯の2番手・木村に対して、先頭のメカゴジラがヒットで出ると、すかさず谷繁が送って二進。続く代打・荒井が四球を選んだ所で、茂雄は、3番手にノリダー柏田を投入。しかし、川相不在で不安感一杯のノリダー柏田は、いきなりワイルドピッチでランナーを進めると、石井タクローを四球で歩かせ、一死満塁のピンチ。ここで、茂雄は、抑えの切り札・槙原を投入。川相の一言で復活した槙原だったが、やはり、この緊迫した場面での川相不在には不安感で一杯で、よりにもよって、波留にグランドスラムを浴びる始末! 槙原は、これだけで降板させられる屈辱的行為を受け、5番手として、ゲンちゃんがマウンドに。しかし、ゲンちゃんも、川相不在で不安感一杯の上、相次ぐ茂雄のヘッポコ継投に嫌気がさしたか、ローズにダメ押しの15号を浴びる有様…。4点のビハインドながら、粘る巨人は、9回、二死から、清原がヒット、マッスル千代の富士のセンターライナーを波留が落球して、一、三塁とした所で、茂雄は、今頃になって、ようやく代打に名手・川相を送った名手・川相の打棒を恐れた権藤さんは、ここで、三夜連続となるにも拘わらず、ササキ様を投入。ニッポン放送によると、何とあのササキ様に苦手意識を持たれている事が発覚した川相だが、この場面でも、いきなり初球を叩くと、これがセンター前に抜けるタイムリーヒット! しかし、続くニックンはあっさり三振に倒れて、ゲームセット。あまりにも遅すぎた川相投入が響き、5点差を跳ね返された巨人は、再び最下位に転落した。尚、この日、新助っ人・マルちゃんが記者会見を行い「代打は、メジャーで何度か経験がある程度だが、チームの勝利の為に最大限の努力をしたい」とコメント。その儘、横浜スタジアムに直行し、一軍に合流したマルちゃんは、フリー打撃で25スイング中8本の柵越えを飛ばすなど、大砲ぶりをアピールしたが、ここで同じドミニカ人で開幕当初は代打扱いだったポゾに対して、代打としての起用に不満を漏らしていた事が明らかになった。

神宮:ヤクルト3勝6敗
T  020001000  3
S  000001000  1

勝:山崎1勝0敗
負:川崎2勝4敗
S:リベラ1勝0敗8S
本:今岡4、大豊4、ペタジーニ20
 
好投・山崎、2年ぶりの勝ち星! ペタジーニ、20号も空砲!   
ヤクルト先発は、対阪神13連勝中と抜群の相性を誇る川崎。その川崎に対して、阪神は2回、今岡がレフトスタンドへ先制の4号2ラン。更に、6回には、不振のジョンソンに代わって、久しぶりにスタメンに入っていた大豊が4号ソロを放ち、貴重な1点を追加。阪神先発・山崎は、5回まで、無失点の好投。6回に、ペタジーニに両リーグ一番の乗りとなる20号ソロをレフトスタンドへ運ばれたものの、失った点は、これだけ。ヤクルトは、9回、守護神・リベラを引きずり出し、二死ながら一、二塁と、一発が出れば、逆転サヨナラと言う場面を作ったが、最後は、代打・佐藤が三振にとられ、ゲームセット。川崎は完投したものの、2発に泣き、対阪神8年ぶりの黒星となった。一方、山崎は、2年ぶりの勝ち星。

東京ドーム:日本ハム6勝4敗
BW 000011000  2
F  01032000×  6
勝:ガンちゃん5勝2敗
負:マーク0勝3敗1S
本:偽ソーサ13、オバンドー2、野口3、三輪1
 
上さん、全面謝罪の直後にまた抗議でヒヤリ…!
試合前、上さんが、張り手をかました山本審判に対して全面謝罪を行い、ガッチリ握手。告訴も取り下げられる事が決定した。すっきりした形でゲームを迎えた日本ハムは、2回、偽ソーサがレフトスタンドへ13号ソロを叩き込んで、1点を先制すると、4回には、オバンドーが右中間スタンドへ2号2ラン、続く野口にも3号ソロが飛び出して、4点のリード。この後、金子を一塁に置いて、本西が左中間を破ると、金子は一気に本塁へ突入。この本塁でのクロスプレーに、桃井主審は、一瞬、両手を横に広げてからアウトと言う疑惑の判定。この判定に怒った上さんはベンチを飛び出したが、例の事件があった直後なので、とりあえず、大人しく引き下がるのだった。すると、直後の5回、ここまで2度の満塁のピンチを辛うじて切り抜けるなど、粘りの投球を続けてきた日本ハム先発・ガンちゃんに対して、三輪が1号ソロを放り込んで、3点差と迫られる嫌なムード。しかし、その裏、二死から、4連打で2点を追加して、引き離した日本ハムは、7回途中から、下柳、黒木と繋いで逃げ切り、連敗を3でストップ。再び2位に浮上した。

西武吹き抜けドーム:西武4勝6敗
M  001000020  3
L  00001400×  5
勝:オツ7勝3敗
負:ゴーグル4勝4敗
S:橋本0勝1敗2S
 オツ、マメ潰して降板もハーラートップの7勝目!
ロッテは、3回、一死一、三塁のチャンスで小坂が一、二塁間を破るタイムリーを放ち、1点を先制。これに対して、西武は、5回、二死三塁から、エセネオエセ松井がライト線へタイムリーを放って同点。続く6回には、先頭の高木大が三塁打で出ると、続くジンターが右中間へ二塁打を放って、勝ち越し。更に、小関、伊東のタイムリーの後、高木浩がスクイズを決め、この回4点。ロッテ先発・ゴーグルをKOした。しかし、粘るロッテは、8回、一死二、三塁から、またも小坂がセンター前へ2点タイムリーを放ち、2点差。西武先発・オツは、二死をとった後、中指のマメが潰れて降板。一発が出れば同点と言う場面で、急遽、マウンドに上がった2番手・デニーだったが、主砲・初芝を空振り三振にきってとり、このピンチを脱出。最後は、3番手・橋本が締めて、ゲームセット。オツは、ハーラー単独トップの7勝目。西武は、4月19日以来の貯金1。ロッテの連勝は6でストップした。

大阪ドーム:近鉄4勝5敗1分
H  200201000000  5
Bu 000031001000  5
本:小久保12、クラーク10、ニエベス1
 
土壇場9回、高須、起死回生の同点打!
ダイエーは、初回、二死二塁から、主砲・小久保が左中間スタンドへ12号2ランを放って先制すると、4回には、二死二、三塁から、村松がセンター前へ2点タイムリー。ダイエー先発・永井の前に4回までパーフェクトに抑えられてきた近鉄だったが、5回、先頭のローズが初ヒットを放つと、続くクラークがレフトスタンドへ10号2ランを放り込み、反撃。更に、礒部が二塁打、続く的山がバスターで三遊間を破り、1点差。直後の6回、ニエベスの来日1号アーチで突き放されるも、その裏、ローズの犠牲フライで1点を返し、1点差で迎えた土壇場9回裏、二死三塁から高須がライト前に起死回生の同点タイムリーを放って、試合は延長に突入。10回裏、近鉄は、一死満塁、11回にも、一死一、三塁と絶好のサヨナラのチャンスを掴みながら、ダイエー5番手・ベン山田の粘りの投球の前に無得点。一方、同じく延長に入ってからマウンドに上がった近鉄5番手・香田も、ダイエーにつけいる隙を与えない投球を展開。結局、両軍、決定打が出ない儘、延長12回規定により、引き分けゲームとなった。

 
ウメさん←→杉山、交換トレード成立!
八木と並ぶ、阪神の右の代打の切り札・ウメさんと、西武の中継ぎ左腕・アンパンマン杉山との交換トレードが成立した事が明らかになった。遠山、田村が抜群の活躍を見せているにも拘わらず、なおも左の中継ぎ不足と主張する阪神と、右の長距離砲の代打が金村兄くらいしかいない西武の思惑が合致したとの事。