球界トピックス

5月25日


福岡ドーム:巨人5勝3敗
C  002000000  2
G  20101420× 10
勝:ホセ1勝0敗
負:山内2勝2敗
本:今夜の松井さん13
 
松井さん、またも一発! 茂雄、奇跡の的中采配! 
この日から、仁志に加えて、岡村孝子の旦那・石井を差し置いて、無冠の帝王・清原がスタメン復帰。しかも、茂雄は、マッスル千代の富士を5番に下げ、いきなり、4番に座らせて、相変わらずの「4番清原絶対説」を貫いた。さて、巨人は、初回、復帰直後の仁志が、センター前ヒットで出塁。清水のショートゴロでランナーが入れ替わった後、「ここでキヨさんに繋いでも、ゲッツーでチェンジになっちまうぜ〜っ!」と、今夜の松井さんが、相性のいい福岡ドームで、どでかい13号2ランをライトスタンドへぶち込んで2点を先制! 一方、広島は、3回、巨人先発のホセを攻め立て、二死一、二塁から、求道者・前田がライト前へタイムリーを放つと、続く江藤がホセの足を直撃するタイムリー内野安打を放ち、同点。その裏、巨人は、すかさず、一死三塁のチャンスを作ると「そろそろ結果を残さんと、また5番降格や〜っ!」と、清原がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、勝ち越し。だんだん調子を上げてきたホセだったが、これに対し、茂雄は、5回裏、サッサと見限って、後藤を代打に投入。後藤は、レフト前にポトリと落ちるヒットで仕事を果たすと、その後、二死三塁とし、またもや松井さんが、レフト前へタイムリーヒットを放ち、1点を追加! 更に、6回、マッスル千代の富士がセンター前ヒット、ソーサ元木が歩いて、無死一、二塁とした所で、打席には名手・川相! 犠打世界記録に迫るには、絶好の場面となったが、例によって、川相の記録阻止に燃える茂雄は、ここでもバントのサインを出す事はなかった! あくなき嫌がらせを繰り返す茂雄に対して、得点圏打率 .333を誇る名手・川相は、怒りのバスターエンドランを見事に決めて、これがショートの頭を越えるタイムリーヒット! この川相の一打に燃えた代打・斉藤宜も、ライト前にタイムリー! 代打・永池の進塁打の後、仁志がライトへ犠牲フライ、続く清水がライト前にタイムリーを放って、この回、一挙4点を追加! 7回には、これまた、この日から復帰したチュウが久々にマスクを被ると、その裏、そのチュウのヒット等で、満塁とし、代打・ニックンの2点タイムリーで、更にダメを押した巨人は、投げては、6回以降、中継ぎ4人が、揃いも揃って1ニング無失点の好投を見せるなど、茂雄の代打策、継投策が見事に的中すると言う奇跡的な展開で、快勝。先発のホセは、来日初勝利をマークした。 
神宮:ヤクルト5勝2敗
YB 000000000  0
S  00100013×  5
勝:高木4勝1敗
負:福盛6勝1敗
本:ペタジーニ14
 
高木、プロ初の無四球完封で4勝目!
ヤクルト先発は、ローテ通り石井一と思いきや、何と中4日の高木。この高木が、オーバースローとサイドスローを投げ分ける変幻自在の投法と、緩急を使ってコーナーをつく投球で横浜打線を翻弄。一方、横浜先発は、無傷の6連勝中の福盛。これに対し、ヤクルトは3回、二死から、二塁打で出た真中がワイルドピッチで三進、中井美穂の旦那・古田が歩いた後、またも福盛がワイルドピッチを犯して、労せずして1点を先制。7回には、一死から、3連打で満塁とすると、投手の高木がレフトへ犠牲フライを放って、自ら貴重な追加点を叩き出すと、8回には、ペタジーニの14号等で、ダメ押しの3点を追加。最後まで丁寧な投球を続けた高木は、今季2度目の完封をプロ入り初の無四球で飾って4勝目。

福井:中日5勝3敗
T  000000010  1
D  001000001× 2
勝:岩瀬4勝0敗
負:福原4勝2敗2S
 
中村、サヨナラヒット! 中日、天王山初戦制す!
前日からの雨の影響で、試合開始が1時間12分も遅れたこの試合、先制したのは中日。3回、李ボンジョムに代わってトップに入った益田がセンター前ヒットで出塁。福留が送ってから、二死後、ゴメスがセンター前へ弾き返すタイムリーヒット! この後、山本昌、織田裕二の両先発の粘りの投球が続き、0−1の儘、試合は8回へ突入。8回表、織田裕二の代打・八木が、センター前ヒットで出たものの、坪井が併殺打に倒れ、この回も無得点と思いきや、続く和田がライトへ三塁打、更に、新庄がセンターへタイムリー二塁打を放って、ついに同点に追い付いた。織田裕二を下ろした阪神は、8回は、2番手・遠山が3人で切り抜けたものの、9回からマウンドに上がった3番手の福原が大誤算。一死から、2つの四球とヒットで満塁の大ピンチ。ここで、中村が、レフト前に弾き返して、中日がサヨナラで天王山初戦を制し、再びゲーム差を1.5と突き放した。

大阪ドーム:近鉄6勝4敗
BW 102020000  5
Bu 040000000  4
勝:金田3勝4敗
負:デ・ラ・クルーズ0勝1敗
S:小倉1S
本:鈴木一朗8、高須2
 デ・ラ・クルーズ、黒星デビュー! 近鉄3連敗で5月負け越し!
近鉄先発予定の小池が、首から背中にかけての痛みを訴えて、登板を回避。急遽、先発マウンドに上がったユウキに対し、オリックスは、初回、いきなり鈴木一朗にライトスタンドへ8号ソロを放って先制。1点を追う近鉄は、クラークの二塁打と2つの四球で満塁とすると、高須が生涯初と言う2号グランドスラムを放って、一気に逆転! 直後の3回、ユウキは、「近鉄は狙って当てている」と爆弾発言をかましている鈴木一朗に死球を食らわしてしまった事で激しく動揺し、続くプリアムも歩かせると、ペレスには、レフト線にタイムリー二塁打を浴びてKO。代わった西川に対して、藤井がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、1点差としたオリックスし、5回、来日初登板となった3番手のデ・ラ・クルーズから、藤井のライト線への二塁打をローズが処理をもたついている間に同点とすると、日高がセンター前に弾き返して、逆転。オリックス先発の金田は、3回以降は、低めに球を集める丁寧な投球で僅か1安打に抑える好投で3勝目。8回途中から、リリーフした小倉も、無難な投球で締めくくり、今季初セーブをあげた。

千葉マリン:ロッテ3勝3敗1分
H  000020001000  3
M  011000100000  3
本:ボーリック9、小久保11
 小久保、起死回生の一発でドロー!
ロッテは、2回、ダイエー先発のカリメロから、ボーリックが9号ソロを放って先制すると、続く3回には、一死満塁から、初芝がセンターへ犠牲フライを打ち上げて、2点目を追加。ダイエーは、ロッテ先発・ゴーグルの前に4回まで1安打と抑えられていたが、5回、一死から、松中、J.マッケンジーの連続二塁打で1点を返すと、二死後、柳田がライト前に弾き返して、同点。追い付かれたロッテは、7回、二死から、酒井の二塁打、佐藤の四球で一、二塁とすると、小坂の止めたバットに当たった打球はサードへのボテボテのゴロ。サード新里の懸命の送球も及ばず、小坂が得意の俊足を生かして内野安打とする間に、スタートを切っていた二塁走者・酒井が一気に生還する好走塁を見せて、勝ち越し。しかし、土壇場9回、完投目前のゴーグルに対して、ダイエーは一死から、主砲・小久保がレフトスタンドへ運ぶ起死回生の同点11号ソロを放って、試合は延長に突入。延長に入ってからも、両軍リリーフ陣が、互いに譲らない好投を見せ、両リーグを通じて今季初の引き分けゲームとなった。ロッテは、これにより、再び、最下位へと転落した。