球界トピックス

5月11日


広島:広島2勝4敗
G  0100013010  6
C  3100002001× 7
勝:小林幹1勝2敗4S
負:槙原0勝1敗3S
本:キュラソ星人6、ソーサ元木3、ディアス2、マッスル千代の富士11,12
 
名手・川相、執念の逆転打も、茂雄が見事に帳消し!
あまりの後藤の体たらくに、相手投手の右左に関係なく、ニックンを一番に据えるとほざいていた茂雄だったが、結局、この日も、後藤を一番に据えて、川相を外す地獄オーダー。因みに、後藤は、この日、3安打とついに爆発したが、何ら得点に絡む事はなく、ランナーを二、三塁に置いた2度のチャンスと言う肝心な時には凡退する、相変わらずのインケツ状態であった。川相不在で不安一杯の先発・ヒゲ入来は、またも一発病を露呈! 初回、キュラソ星人に6号3ランを浴びると、ソーサ元木の3号ソロで援護を受けた直後の2回裏には、ディアスに高めのストレートを強引に持っていかれ、広島箱庭市民球場特有のギリギリホーマーを浴びて、早くも4失点。3回裏にも、一死一、二塁のピンチを迎えた所で、相変わらず、堪え性のない茂雄は、早くもゲンちゃんを投入。ゲンちゃんは、この回を見事に切り抜け、ロングリリーフかと思いきや、4回に、すかさず代打(しかも、斉藤宜)を送られて、早々お役御免。その後も、頼れる中継ぎの絶対数が不足しているにも関わらず、茂雄は、小刻みな継投を展開。ホセ、岡田と、名手・川相が、いつか出てくるであろう事を信じて、執念の力投を展開し、広島に追加点を与えない。6回表、巨人は、広島の守りのミスから、ラッキーな1点を貰うと、7回には、マッスル千代の富士の11号ソロで1点差とした後、一死一、二塁からニックンがタイムリー二塁打を放って、同点! ここで、ついに名手・川相が代打で登場! 勝負どころで、何かをやってくれる男・川相は、玉木重の落ちるボールに食らいつき、ライト前へ弾き返す、大矢明彦氏曰く「ベテランらしい実に味のある」タイムリーヒット!!!!! これでソーサ元木が返って、ついに逆転! このチャンスをむざむざ潰して、川相幽閉策にとどめを刺そうと言う茂雄の狙いを見事に打ち砕いた川相の一打だったが、ここで、川相幽閉策の筆頭刺客・ニックンがホームへ突入する大暴走をやらかして、タッチアウト。1点差しかつかなかった事で、ニヤリとした茂雄は、名手・川相を守備につかせないと言う大暴挙を行った上に、西山を投入すると言う大矢氏も「ビックリしました。どうして!?」と言う大暴挙! 川相の活躍を帳消しにするのが狙いとしか思えないこの采配がズバリと当たり、西山は、いきなり、無死一、二塁のピンチを迎えると、続く野村の当たりは左中間の大飛球! 何とか名手・川相に殊勲を与えたい今夜の松井さんは、決死のダイビングキャッチを試みたが、一歩及ばず、これが逆転タイムリー三塁打に…。しかし、9回、抑えの小林幹から、マッスル千代の富士が、実に弾道の低い弾丸ライナーが、ライトポール際のスタンドへ突き刺さると言う広島箱庭市民球場ならではの2打席連続の12号アーチを放って同点。しかし、もう川相は決して出てこないと言う絶望的な状況で、ヒゲなし入来こそ、アップアップながら、9回を切り抜けたものの、10回裏、堪え性のない茂雄の小刻み過ぎる継投のツケで、もう投手が残っておらず、同点なのに、無理矢理引っ張り出されて、気持ちの整理が出来ていない槙原は、川相不在と言うネガティブファクターも加わって、自らバント処理を誤るなど、一死二、三塁のピンチを迎えると、キムタクにレフト前に弾き返されて、悪夢のサヨナラ負け。茂雄の川相の活躍を帳消しにする陰謀は、大成功となったが、くだらない事で知謀を使い果たして、むざむざ逆転負けを喫した巨人は、またも最下位に転落した!

浜松:中日4勝2敗
YB 100011202  7
D  002000010  3
勝:福盛5勝0敗
負:山本昌3勝2敗
本:中根2、山崎8
 
中根、決勝ホーマー! 福盛、ハーラートップの5勝!
中日の先発は、4月の月間MVPを受賞した山本昌。これに対して、横浜は、初回、二死一塁の場面で、ローズが打ち上げた打球をセンター関川が見失うと言う幸運な形で先制。中日は、すかさず、3回、先程、守りでミスをやらかした関川が、それを挽回する2点タイムリー二塁打を放って逆転! しかし、当たりの出てきた横浜マシンガン打線は、5回にローズのタイムリーで同点に追い付くと、6回には、中根がレフトスタンドに叩き込んで、逆転に成功! これで山本昌をKOし、流れを掴んだ横浜は、続く6回にも、中根のタイムリー三塁打が飛び出して2点を追加。中日は、山崎の8号ソロで1点を返すのが精一杯。結局、17安打で7点を叩き出した横浜が快勝。福盛は、ハーラートップの5勝目をマークした!

甲子園:阪神5勝2敗
S  000000000  0
T  00030010×  4
勝:織田裕二3勝3敗
負:ハッカミー2勝2敗
 
織田裕二、完封勝利! 阪神3連勝!
横浜3連戦で33失点と打たれまくった阪神投手陣だったが、この日、先発・織田裕二が力投! 相性のいいヤクルト打線を相手に4回を1安打と言う抜群の内容。すると、4回裏、ヤクルト先発・ハッカミーを捉えた阪神打線は、二死満塁のチャンスを作ると、18打席ノーヒットと不振にあえぎ8番に落とされた今岡が、意地の2点タイムリーと、坪井の押し出し四球で、3点を先制! 3点の援護を受けた織田裕二は、5回に二死満塁、7回にも一死満塁のピンチを迎えながら、勝負どころで、三振にきってとる粘りの投球を展開。7回裏に、矢野のスクイズで貴重な追加点を貰うと、その儘、逃げ切り、今季2度目の完封勝利。阪神は、これで7年ぶりの貯金4となり、首位中日に3差と迫った。一方、ヤクルトは、これで対阪神5連敗となった。

GS神戸:オリックス3勝4敗
Bu 000100003  4
BW 000100202× 5
勝:杉本友1勝2敗
負:バルデス0勝2敗7S
本:谷1
 
谷、サヨナラ2ラン! 自らのエラー帳消し!
4回、クラークの犠牲フライで1点を先制した近鉄だったが、その裏、突如制球を乱した先発・真木が、二死一、二塁から、連続四球で押し出しの1点を与え、あっさり同点。同点に追い付いたオリックスは、7回、谷のタイムリー二塁打で勝ち越すと、塩崎のタイムリー内野安打で、更に、1点を追加。小刻みなリレーを展開してきたオリックスは、9回、ウィンを投入して、逃げ切りを図ったが、一死一塁から、礒部のセンター前ヒットを谷が後逸して、1点差に詰め寄られると、二死後、安部にもタイムリーを浴びて同点。仰木さんは、急遽、ウィンから杉本友にスイッチしたが、吉田に押し出し四球を与えてしまい、まさかの逆転劇。その裏、近鉄も、守護神・バルデスを投入して、逃げ切り体勢に入ったが、粘るオリックスは、二死から、代打・嘉勢がヒットを放つと、先程、大エラーをやらかした谷が、レフトスタンド中段へぶち込む、1号2ランを放って、逆転サヨナラ勝ちを収めた。

福岡ドーム:ダイエー1勝3敗
M  000004001  5
H  010000020  3
勝:ゴーグル3勝3敗
負:カリメロ3勝2敗
S:ウォーレン0勝1敗6S
本:秋山4、大村1、大塚1
 
ロッテ、集中打で逆転勝ち! ゴーグル3勝目!
2回、ダイエーは、秋山のレフトスタンドへ飛び込む4号ソロで先制。以降、ゴーグル,カリメロの両先発の好投で、5回まで1−0の膠着状態が続いたが、迎えた6回表、ロッテは、二死ながら二、三塁のチャンスを掴むと、佐藤がライト線にタイムリー二塁打を放って逆転。更に、大村に1号2ランが飛び出して、この回、一挙4点。粘るダイエーは、8回裏、松中、柳田のタイムリーで2点を返し1点差に詰め寄ったが、9回表、ロッテは、大塚の1号ソロでダメ押し。その裏、ゴーグルからバトンを受けたウォーレンが3人でピシャリと抑え、6セーブ目をあげた。ダイエーの連勝は3でストップした。

倉敷MS:日本ハム2勝5敗
L  010120100  5

F  000000000  0

勝:石井2勝2敗
負:関根2勝2敗
本:垣内6
 石井、2年ぶりの完封勝利!
西武は、2回、金村弟、垣内、小関の3連打で満塁のチャンスを掴むと、中島がセンターへ犠牲フライを打ち上げて、まず1点を先制。4回には、垣内が6号ソロを放つと、5回、二死満塁のチャンスで、またも垣内が2点タイムリー。更に、7回には、金村弟のタイムリーが飛び出して、5点の援護を貰った先発・石井は、緩急を使って、低めをつく丁寧な投球で、日本ハム・ビッグステーキ打線を翻弄。僅か5安打に抑える好投で、2勝目を2年ぶりの完封で飾ると同時に、チームの連敗を3でストップさせた。

 
4月の月間MVP発表!
この日、4月の月間MVPが発表された。セ・リーグ打者部門は、.433 8本 29点と打ちまくったマッスル千代の富士(巨人)が文句なしの初受賞。投手部門は、3勝0敗 防御率2.48の山本昌が(中日)、同じく3勝で防御率1位の佐々岡(広島)、2完封の武田(中日)らを抑えての受賞を果たした。山本昌はこれで史上最多となる7度目の受賞となった。パ・リーグは、日本ハム勢が独占。打者部門は、.304 9本 23点と本塁打・打点でトップとなった偽ソーサ、投手部門は、2完封を含む3勝0敗 防御率0.64の伊集院光の弟子・金村がそれぞれ初受賞を果たした。