球界トピックス

5月8日


東京ドーム:巨人1勝4敗
S  001011031  7
G  000000100  1
勝:石井一3勝3敗
負:桑田2勝3敗
本:岡村孝子の旦那・石井2、青柳1
 
川相は好守見せるも、守乱で惨敗! ついに最下位転落!
ヤクルト先発が左腕・石井一とあって、今度こそ、インケツ続きの左の後藤を外して、一番清水・二番川相のオーダーが実現すると思いきや、何と、茂雄は、ニックンを一番に持ってきてまで、清水を二番に固定! 名手・川相はスタメンこそなったものの、本来のポジションではない七番・セカンドであった。ここまでして、川相の犠打世界記録を阻もうとする茂雄の執念たるや、一体、どこからくるものなのか!? 「ミスター」と崇められた所で、所詮、世界記録を何一つ持っていない事から来る僻みなのか!? かくして、10年ぶりのセカンド・スタメンとなった川相だったが、前日の様な茂雄の怨念パワーによるイレギュラーにも遭遇せず、慣れないポジションながらも、流石に「和製オジー」と言われるだけの堅実な守備を披露! しかし、この慣れないポジションに川相がいる事に戸惑ったのは、川相自身ではなく、他のナインであった! まずは、3回、土橋のレフト前ヒットで、ショートに中継を返そうと思った清水が、てっきり川相かと思いきやニックンであった事に慌てて、これをジャッグル。エンドランでスタートをきっていた一塁走者真中が、これを見て、一気に生還し、先制点を失ってしまった。そして、5回には、二死から、隣に川相がいるかと思いきや、実はニックンだった事に慌てたソーサ元木が、土橋の打球を弾いたのをきっかけに、満塁のピンチを作ると、スミスの三遊間の当たりを捌いたニックンの二塁への送球が逸れ、これがタイムリー内野安打となって、2点目を献上。6回にも、土橋のタイムリーで追加点を失った巨人は、7回、岡村孝子の旦那・石井の豪快な一発が飛び出し、1点を返したが、8回には、先頭の馬場のレフト前の小飛球を、またも初回同様の理由で清水が後逸し、二塁打とされると、その後、バントで送られ、一死三塁のピンチ。ここで、安全パイの代打・セキリー小早川に対して、例によって「左対左」に固執する茂雄が、ノリダー柏田を送り込んだが為に、わざわざ代打成功率67%の青柳を引っ張り出してきてしまい、2ランを浴びると言う最悪の展開。9回には、岡村孝子の旦那・石井が、ゲッツーを狙ったところ、ショートが川相かと思いきや、ニックンだった事に慌てて、ランナーに送球をぶつけてしまい、ピンチを作ると、更に、1点を許すと言う散々な結果。結局、川相を擁しながらも、惨敗を喫した巨人は、とうとう最下位に転落。ヤクルト先発・石井、2番手・山本が完璧に近い内容であったとは言え、こうも守備のリズムが乱れてしまう事態は深刻と言える。セカンド・川相と言うポジショニングに巨人ナインが慣れるまでには、まだ時間がかかりそうだが「慣れるまで、待ってなどいられませんね。ここは、やはり福王でしょう。エヘヘヘ〜」と、茂雄が、福王起用に踏み切ってしまう危険も残っており、予断を許さない状況だ。

広島:広島5勝3敗
D  000000000  0
C  02000002×  4
勝:佐々岡4勝0敗
負:サムソン2勝2敗
 
佐々岡、史上67人目のノーヒットノーラン達成!
広島は、2回、二死一、二塁から、西山が左中間へタイムリー二塁打を放って2点を先制。投げては、前回の登板で左ふくらはぎを痛め、3回で降板した先発・佐々岡が、丁寧にコーナーをつく抜群の制球力で、3回までパーフェクト。4回に、福留に死球を与えたものの、すかさず牽制で刺すなど、落ち着いたマウンド捌きを展開。力投の佐々岡に打線も援護。7回、ディアスのタイムリーなどで、貴重な2点を追加。8回、ゴメスの強烈な当たりをディアスが弾き、場内は騒然となったが、記録はエラー。この回、初めて二塁まで走者を進められたものの、切り抜けた佐々岡は、ついにノーヒット投球の儘、9回へ突入。一死を取った所で、代打・神野の二遊間の当たりを野村が弾いたが、またも記録はエラー。これにも佐々岡は、落ち着いて、李ボンジョムを6−4−3のゲッツーに打ち取り、史上67人目(78度目)のノーヒットノーランを達成した。今季初の完封負けを喫した中日は、対広島の連敗を5と伸ばした。尚、昨年の川尻に続いて、2年連続の不名誉記録を喫してしまった事に怒ったファンがグラウンドを去ろうとする星野監督の頭部めがけて硬球を投げつけると言う事件が勃発! 幸い、ボールは命中しなかったが、星野監督は「ケガでもしたら、どうするんや!」とぶち切れた。

横浜:横浜4勝3敗
T  341300102 14
YB 103004220 12
勝:福原3勝1敗
負:偽サムライ・阿波野0勝4敗1S
S:リベラ4S
本:ジョンソン9、ローズ10,11、メガゴジラ2、鈴木なおのり6、八木1
 
八木、乱打戦制する決勝アーチ!
初回、ジョンソンの9号3ランで先制した阪神は、2回にも4点を奪い、横浜先発・野村を早々とKO。横浜も、3回までに4点を返して応戦するも、なおも止まらない阪神打線は、4回にも5安打を集中して、3点を追加し、7点差。しかし、前日16点を叩き出したマシンガン打線は、この日も爆発。6回、阪神先発・川尻が、ローズに2打席連続となる11号2ランメカゴジラの2号2ランを浴びて、4点を失いKOされると、7回には、鈴木なおのりに6号2ランが飛び出して、2点差。そして、8回、二死満塁のチャンスでまたも鈴木なおのりが、センター前へ弾き返して、ついに同点! 流れは完全に横浜に移ったかと思いきや、9回、昨年の今頃、驚異の代打成功率で「神様」と評された代打・八木が、復活の決勝ホーマー! 更に、ジョーのタイムリーでダメを押すと、最後は、リベラが締めくくって逃げ切り、両軍合わせて31安打が乱れ飛ぶ打撃戦を制した。

千葉MS:ロッテ2勝5敗
BW 200131100  8
M  000100000  1
勝:小林3勝0敗
負:園川1勝1敗
本:プリアム6、鈴木一朗5
 
小林、無四球完投! オリックス5割復帰!
オリックスは、初回、プリアムの6号2ランで先制すると、4回には、鈴木一朗がライトスタンド上段へ運ぶ5号ソロで1点を追加。更に、5回には、佐竹、プリアムのタイムリー、6,7回にも着々と加点し、終始主導権を握った。投げては、先発・小林が、ストライク先行の小気味いい投球で、ロッテ打線を翻弄。初芝の犠牲フライによる1点のみに抑える、無四球完投で3勝目を挙げた。これで3連勝となったオリックスは、借金を完済。勝率を5割に戻した。一方、7試合連続1桁安打と、打線に元気のないロッテは、これで5連敗となった。

西武吹き抜けドーム:西武2勝5敗
H  200300000  5
L  100100002  4
勝:佐久本2勝2敗
負:横田0勝1敗
S:ペドラザ1S
本:井口5
 
ペトラザ初セーブ! 王さん、監督通算600勝!
西武の先発は、昨年、17回2/3を無失点に抑えたダイエーキラーの横田。しかし、ダイエーは、初回から一死二、三塁のチャンスを作ると、小久保のタイムリーなどで、2点を先制。更に、4回には、井口の5号3ランが飛び出して、天敵・横田をKO。粘りの継投で、西武の追撃をかわし、3点差をつけて迎えた9回裏。2イニング目となった3番手・ペドラザが、小関に2点タイムリーを浴び、1点差。なおも、二死一塁の場面で、代打・高木大の当たりを村松が好捕してゲームセット。連勝を飾ったダイエーは、今季最多の貯金3。また、王さんは、巨人時代から含めて、史上17人目となる監督通算600勝をマークした。

大阪ドーム:近鉄4勝3敗
F  200211020  8

Bu 000201000  3

勝:ウィッテム4勝1敗
負:マットソン3勝2敗
本:田中5、ローズ11
 無風ドームでナックル冴えず! マットソン5回KO!
前回は、強風吹き荒れる千葉マリンでナックルが冴え渡った近鉄先発・マットソンだが、無風のドームと言う事で、切り札もいまひとつ…。初回、田中に先制5号2ランを浴びると、4回には、片岡に2点タイムリー。5回に、西浦にタイムリーを浴びた所でKOとなった。ビッグステーキ打線はなおも止まらず、着々と加点。先発全員の16安打で大量8点をゲット。近鉄は、ローズの11号アーチなどで応戦したが、10残塁の拙攻が響いて、及ばなかった。ウィッテムは、またも打線に助けられ、4勝目をマークした。

 
メジャー初の日本人先発対決! 伊良部に軍配!
この日、ヤンキース対マリナーズ戦で、伊良部クラゲ、マック鈴木が先発。メジャーリーグ史上初の公式戦での日本人投手同士の先発対決が実現した! 両投手4回まで無失点の投げ合いが続いたが、先に崩れたのはマック鈴木。5回、二死一、二塁のピンチでジーターに3ランを浴びると、6回にも制球を乱して、4点を失いKO。これに対し、伊良部クラゲは、珍しく制球が良く、無四球投球。7回をハスキーのソロホーマーによる1点のみに抑える好投で、勝ち投手となった。また、この日、木田画伯も、オリオールズ戦に中継ぎ登板。リプケンから握手を求められ興奮気味の木田画伯は、1イニングを1安打無失点と、またも好投を見せた。