球界トピックス

4月27日


横浜:横浜1勝1敗
C  002000130  6
YB 00010105×  7
勝:矢野1勝1敗
負:高橋建0勝1敗
S:ササキ様4S
本:波留1、緒方7、鈴木なおのり4
 
またも大逆転! 矢野、幸運なプロ初勝利! 
6連敗中の横浜は、この日も、常に、主導権を奪われる苦しい展開。6回、波留の1号ソロで同点に追いついたのも束の間、7回に1点を勝ち越されると、8回には、ルーキーの矢野が大乱調で、緒方に7号3ランを浴びる始末。流石に、7連敗の影が見え始めてきた8回裏、粘る横浜は、無死一、二塁から鈴木なおのりが4号3ランを放って1点差とすると、更に、ローズ、ハマの大馬人・駒田と連打を浴びせて二、三塁のチャンス。ここで、迎えたバッターは神経性胃炎でやられているメカゴジラ。メカゴジラは、高橋建の殺人L字ボールにより、自打球を股間に当て、うずくまり、退場かと思われたが、気力で再び打席に立つと「これで却って力が抜けた」と一振りした打球は、ライト前に落ちるタイムリーとなり逆転に成功! 最後は、今季、地元に初見参となったササキ様が、三人で締めて、連敗を脱出! 尚、矢野は、打者3人で2失点と言う散々な内容ながら、幸運にも、プロ初勝利をマークした。    
岐阜:中日2勝0敗
T  020000021  5
D  00107104× 13
勝:山本昌3勝0敗
負:メイ1勝2敗
本:矢野1、坪井1
 
猛爆、恐竜打線! 22安打で連敗脱出!
6連勝中の阪神は、その勢いで、この日も先制! 2回、打撃好調の矢野がレフトスタンド中段へ1号2ラン! しかし、中日は5回、ここまで1失点と好投を見せていたメイから、山本昌が、この日2本目のヒットで出塁するなど、二、三塁のチャンスを作ると、ルーキー福留がセンター前へ同点タイムリー! 更に、満塁として、ゴメスが三遊間を破って、勝ち越すと、2番手・葛西からは、山崎、ピンキー井上、中村が3連打を浴びせて、この回大量7点。阪神は、8回、坪井の1号2ランで追い上げを図ったものの、その裏、4点を失って、とどめをさされた。中日は、先発全員・毎回の22安打と言う打線の爆発により、連敗を3でストップさせた。  
GS神戸:オリックス1勝3敗
Bu 000000200  2
BW 10410000×  6
勝:星野2勝2敗
負:高村1勝2敗
本:藤立1
 
ヨッシャー・マジック大失敗! 星野、完投勝利!
義母の葬儀に出席する為、ローズが帰国。代わって5番に入ったのは、何と鈴木! ヨッシャー佐々木は、この水島新司の様な采配を展開しただけでは留まらず、左の星野が相手だからと、3割打者の礒部、武藤をスタメンから外し、大村を9番に下げると言う信じがたいオーダーを組んできた! これ幸いと星野は、得意のスローカープを駆使して、近鉄打線を翻弄。一方、近鉄先発の高村は、初回、鈴木一朗に先制タイムリーを許すと、3回には、一死満塁のピンチ。ここで、藤井がレフトへ平凡なフライを打ち上げ、犠牲フライになるかと思いきや、ローズの代わりに5番に入った男・鈴木が、目測を誤ってポトリ。更に、プリアム、佐竹に連打を浴びて、この回、一挙4失点。星野は、7回に藤立に2ランを浴びたものの、5安打無四球の好投で、昨年8月以来の完投勝利。オリックスは、今季初の3連勝となった。

西武吹き抜けドーム:西武1勝3敗
M  000000000  0
L  00000100×  1
勝:松坂2勝2敗
負:ジョニー黒木2勝2敗
 
男・テレ東! 松坂のTVジャックに抵抗!
水島新司によって、あぶさんに打ち砕かれる予定の松坂の投球を、NHK総合に加えて、民放4局がニュース枠を使って、試合開始直後から生中継! どのチャンネルを回してもカメラワークまで同じと言うまるで変わり映えのしない放送で「そんなんやったら、一局でええやんか!」と言いたくなる代物であったが、実は、サブリミナル効果により全国民を洗脳しようと言う、西武グループの恐るべき陰謀ではないかとの疑惑がかけられている。しかし、湾岸戦争時にも、ただ一局「ムーミン」を黙々と放送し、20%を越える視聴率を叩き出した天下のテレビ東京は、この日も「俺達は、我が道を行くぜ!」とばかりに、日本ハムに縁のある椎名へきるを擁する「エデンズボゥイ」を黙々と放送する硬派ぶりを見せた! さて、試合の方だが、前回同様、松坂の前に立ちはだかったのは、ジョニー黒木。ジョニーは、相変わらず、対松坂に執念を見せ、5回まで1安打の力投! 一方、松坂も、負けじと、ロッテ打線をよせつけず、5回まで1安打の力投。0−0の儘、迎えた6回、西武は、中島、大友の二塁打によって、松坂の登板試合で28イニングぶりの得点をあげて、均衡を破ると、この1点を松坂が最後まで守りきり、プロ初完封で2勝目をマークした。ジョニーは、西武打線を3安打に抑えながらも、1点に泣く結果となった。オーナー、監督ぐるみで、あまりに贔屓されているが故に、ナインにやっかみを受けて、点を貰えないと言う疑惑も飛び交っている松坂だが、試合後のインタビューでも「僕が投げると、こういう(点の取れない)展開になるのは、もう慣れてますから」と、味方打線をまるで信用していない事を暴露。「チーム内で孤立しようとも、自分一人で勝ってみせるぜ!」と「ドカプロ」とは大違いの強心臓ぶりを見せつけた。しかし、毎回、150球近く放っているにも拘わらず、ついに中5日指令を受けた松坂。今回のマウンドでも、3安打1四球の内容にも拘わらず、146球と相変わらずの球数だったが、今後も中5日で回される可能性が大とあって、果たして、五体満足でシーズンを終えられるのか!?と危惧する声が挙がっている。

東京ドーム:日本ハム4勝0敗
H  000200000  2
F  03000000×  3
勝:ウィッテム3勝1敗
負:カリメロ2勝1敗
S:シュールストロム1勝0敗3S
本:松中4
 田中、KO打法炸裂! カリメロ、力投報われず!
片岡が肉離れによる戦線離脱で攻撃力の落ちた日本ハムは、田中が花形満直伝のノックアウト打法で、ダイエー先発・カリメロの左膝を痛打! 軸足の痛みにより、制球が甘くなったカリメロから、無死満塁のチャンスを作ると、片岡の穴埋めとしてスタメンに入った西が、右中間に先制2点タイムリー二塁打! 更に、奈良原にもタイムリーが飛び出して、この回3点を先制した。投げては、先発のウィッテムが、4回、松中に2ランを浴び、1点差に迫られながらも、粘りの投球で7回を投げきると、8回一死からマウンドに上がった守護神・シュールストロムは、打者5人を全員三振に斬ってとる快投を演じ、逃げ切りに成功。足の痛みが癒えたカリメロは、3回以降、立ち直り、毎回12奪三振の力投を見せたが、またも味方打線の援護を貰えず、敗れ去った。