球界トピックス

4月24日 M−H(仙台):雨天中止


東京ドーム:巨人2勝1敗
YB 020000001  3
G  000000302× 5
勝:ドミンゴ2勝1敗
負:偽サムライ・阿波野0勝2敗1S
本:進藤2、ローズ6、ニックン2
 
茂雄の陰謀炸裂! ニックン、サヨナラ弾! 
横浜の先発は、チュウにストレートをかまして、病院送りにした斎藤タカシと言う事で、無駄に力の入ってしまった巨人ナインは、凡打の山を築き、6回までパーフェクトに抑えられていた。一方、内角恐怖症に陥っている巨人先発・ドミンゴは、本来の投球が出来ず、2回に、進藤に2ランホーマーを浴びたものの、その後は、何とか無失点を続ける粘りの投球を展開。パーフェクトまで、あと打者一巡と言う事で、観客もざわつき出した7回裏、一死から、清水が一、二塁間をしぶとく破って、タカシの夢を打ち砕くと、続く今夜の松井さんもライト前へ! ミスターゲッツーの無冠の帝王・清原はチームバッティングで、自分一人だけ凡退すると、マッスル千代の富士が、カウント0−3から変化球を叩き、ライト線を破る2点タイムリー三塁打で、一気に同点。更に、次の名手・川相に回してはまずい、と言うプレッシャーに押し潰された斎藤タカシの甘い球を、ソーサ元木が激打! これが、右中間を破るタイムリー二塁打となり、ついに勝ち越し! 一気に畳みかけようと言う所で、茂雄は、名手・川相に代わって、1割バッター・後藤を代打に送ると言う大暴挙! 関根潤三氏も猛反対した、不可解な代打策だったが、案の定、後藤はあっさりと凡退し、チャンスは費えるのだった。川相を失った事で歯車の狂った巨人は、8回二死一、三塁のチャンスを逃すと、土壇場9回には、ローズに6号ソロを浴びて、同点に! しかし、その裏、二死からソーサ元木がヒットで出塁すると、途中から守備についていたニックンがレフトスタンドへ放り込んで、サヨナラ勝ちを収めた! 本来、9回表で終わった筈の試合をあえて同点に持ち込み、ニックンをヒーローに仕立て上げて、川相を幽閉すると言う茂雄の陰謀が見事にハマった格好となったが、これ程の知謀があるなら、もっと有効に活用して欲しいものである。一歩間違えば、逆転負けと言うハイリスクの茂雄の陰謀に加担する結果となってしまったとは言え、ニックンの一発自体は称賛に値するものではあるのだが…。何はともあれ、巨人は、これで4連勝。開幕戦直後以来の貯金1となった。   
甲子園:阪神3勝2敗
S  110000000  2
T  01210200×  6
勝:伊藤1勝0敗
負:伊藤0勝1敗
本:ブロワーズ1
 
ブロワーズ初アーチ! 阪神5連勝!
4連勝中の阪神だったが、この日は、先発・山崎が不調で、スミス、真中のタイムリーで2回までに2点を失う苦しい展開。しかし、2回、坪井のタイムリーで1点差とすると、3回には、一死二、三塁のチャンスにジョンソンが犠牲フライを打ち上げて同点。更に、今岡がレフト前に2点タイムリーを放って、勝ち越し! 更に、4回には、またも坪井のタイムリー、そして7回には、ブロワーズの来日初アーチとなる2ランで着々と加点。投げては、4回からマウンドに上がった2番手・伊藤が、4回2/3と言うロングリリーフを僅か2安打に抑える素晴らしい投球を展開。最後は、リベラが締めて、5連勝を飾った!  
広島:広島2勝3敗
D  000000101  2
C  04302010× 10
勝:佐々岡3勝0敗
負:野口1勝2敗
本:キュラソ星人4
 
キュラソ星人、サイクルヒット達成!
ここ3試合で内野安打1本と言う不振にあえいでいたキュラソ星人が爆発! 2回無死満塁の場面で、右中間フェンス直撃の先制2点タイムリー二塁打を放つと、3回にはライトスタンド上段へ4号ソロアーチ。そして、5回には、狭い広島市民球場では珍しい2点タイムリー三塁打。あとは、シングルを放つだけとなったキュラソ星人は「0−3になったら、クソボールでも振れ!」とチームメートに言われていたが、7回の第4打席では、そのシミュレート通りにカウント0−3からボール気味の高めの球を強引に振り抜くと、ライト前にポトリと落ちるヒットとなり、1997年にトラさん(巨人)が記録して以来、プロ野球史上52度目(49人目)、三塁打の出にくい広島市民球場では、実に40年ぶり2人目と言うサイクルヒットを樹立した! このキュラソ星人の6打点と言う活躍により、広島は大量10点を奪い、中日に連勝を飾った。

西武吹き抜けドーム:西武2勝3敗
BW 300000002  5
L  200100000  3
勝:鈴木2勝0敗1S
負:木村0勝1敗
 
小川、決勝タイムリー! オリックス連敗脱出!
未だに勝ち星のない西武先発・豊田に対して、オリックスは、この日も4番に入った鈴木一朗のタイムリー等で3点を先制! しかし、その裏、3連打を浴びせて2点を返した西武は4回、伊東のタイムリーで同点に追いつくと、更に、一死満塁のチャンスを作ったが、ここで、三塁走者のインケツ助っ人・ブロッサーが、スクイズのサインが出たと勘違いして、飛び出しタッチアウト。雀士東尾は「サインも覚えられんのか!」と激怒。これで、ブロッサーは、この日、新助っ人・アラン・ジンター内野手を獲得した事により、弾き出される用済み助っ人争いで、シアンフロッコを一歩リードした! 3併殺を喫する拙攻で、勝ち越し点を奪えない西武に対して、オリックスは、9回二死二、三塁のチャンスで代打・小川が、センター前へ2点タイムリーを放って勝ち越し。6回からマウンドに上がった鈴木が、3年ぶりと言う4イニングのロングリリーフで9回裏も締めて、チームの連敗を8でストップさせた。尚、この日、巨人の密告により、無冠の帝王・清原が暴力団と参加していたゴルフに大塚も参加していた事が発覚! 球団から厳重注意を受けた大塚は「3年も前の事で、よく覚えていない」と言いながらも、渋々謝った。

大阪ドーム:近鉄2勝2敗
F  000103051 10

Bu 201010010  5

勝:シュールストロム1勝0敗2S
負:香田0勝2敗
本:中村3,4、偽ソーサ7,8
 
偽ソーサ、連発! 日本ハム首位堅守!
デラクルーズとの入れ替えを示唆され、ファーム落ちの危機に陥った近鉄先発・マットソンは、この日も、ナックルの抜け球が多いなど、制球が定まらず、四球を連発。しかし、それでも、5回まで偽ソーサの一発による1点に抑える粘りの投球を展開。一方、日本ハム先発の営業マン・今関は、中村に2打席連続のアーチをあびて3点を失うと、5回一死二塁の場面で降板。二死後、代打・鈴木がライトへ弾き返すと、二塁走者・的山が巧みなスライディングでタッチをかわして貴重な4点目を追加! これで、マットソンの勝ちは見えたかに思われたが6回、先頭の偽ソーサが2打席連続のリーグトップとなる8号ソロを放つと、更に野口のタイムリー二塁打で一点差。ここで我慢しきれなくなったヨッシャー佐々木は、マットソンから柴田にスイッチ。柴田は、奈良原を打ち取ったものの、井出にセンターオーバーのタイムリー三塁打を打たれ、マットソンの勝ちは消滅。4−4の儘、迎えた8回、3番手・香田が突如乱れ、3安打を浴びて一死満塁の大ピンチ。ここで代わった4番手・前川は井出をショートゴロに打ち取りゲッツーと思いきや、ショート・佐藤がこれをエラー。思わぬ勝ち越し点を貰った日本ハムは、この後、小笠原の走者一掃のタイムリー二塁打、偽ソーサの犠牲フライで、この回、一挙5点を奪い、試合を決め、首位の座を守った。またも結果を残せなかったマットソンだが、赤堀の故障で先発投手が不足しているチーム事情もあり、辛うじて、ファーム落ちは免れた。