球界トピックス
4月17日
東京ドーム:巨人1勝1敗
D 000000012 3
G 20201200× 7
勝:桑田1勝1敗
負:野口1勝1敗
本:今夜の松井さん2
川相効果で、中日の連勝ストップ!
中日の開幕12連勝と言う日本新記録を目の前で見せられる屈辱だけは避けたい茂雄は、流石に観念したか、ついに名手・川相をスタメンで起用! 川相がいる事で、意気揚々の巨人は、初回から、二死一、三塁のチャンスを作ると、モスラが先制タイムリー。続くソーサ元木も、次に控える川相の巨大なプレッシャーに耐えるのが精一杯の野口の甘い球を叩き、2点を先制! 更に、3回には、ソーサ元木のセカンドゴロを、次の川相に回してはならない、とゲッツーを焦った立浪がタイムリーエラーをやらかして2点を追加し、なおも、一死一、三塁のチャンスで、名手・川相が打席に入った。川相が表立って活躍する事で、自分のこれまでのヘッポコ采配が露呈するのを恐れた茂雄は、ここで、ミエミエのスクイズを敢行。バントの構えをしながらサインを出したのでは?と思われる程のミエミエな采配を、まんまと見抜いた中日バッテリーは、初球を大きくウエスト。いかに犠打の日本記録保持者の川相と言えども、これは当てる事が出来ず、三塁ランナー・モスラは挟まれてタッチアウト。この間に、ソーサ元木も自分の鈍足を省みず、三進を狙う暴走でタッチアウトとなり、茂雄の目論見通り、川相の見せ場は奪われてしまうのだった。こんなくだらない事に回る知謀があるなら、もっと他の事に使って欲しいものである。一方、先発・桑田は、不屈の闘志・吉村禎章氏の「川相はバックにいるだけで、安心感を与える」と言うコメント通り、伸び伸びとした投球を展開し、チーム打率3割を越える中日打線を翻弄。しかし、5回裏、ソーサ元木のセカンドゴロで、ゲッツーと思いきや、川相に回しては大変な事になると焦った福留が悪送球をやらかして、5点目を取った所で、茂雄は、川相に対して、1割バッター・ニックンを代打に送ると言う、とんでもない嫌がらせ! しかも、この打席で、ニックンは、野口がグローブを出さなければ、ただのセカンドゴロと言うラッキーな内野安打で出塁してしまったが為に、この時点で、茂雄が「明日のスタメンは、スクイズも決められない様な川相より、二岡だな」などと思ってしまった事は、ほぼ確実と思われ、5回にして、翌日の試合が敗色濃厚となる異常事態へ突入! 翌日が敗色濃厚となった事で、絶対にこの試合は落とせないと察知した今夜の松井さんは、6回に2号2ランを放ち、ダメ押し。中日の開幕からの連勝を、ついにストップさせた。尚、完封ペースの投球を続けてきた桑田だったが、川相を失った事で、流石に集中力が途切れ、8回、ついに1点を失うと、完封どころか、完投すら逃す結果となった上、2番手のノリダー柏田も、川相不在による不安感から2点を失い、中日に対して、明日に繋がりかねない、いらぬ勢いを与えてしまった。しかし、この結果を見た茂雄が、川相を下げる事による弊害を思い知る…などと言う事は、まずありえないだろう。尚、試合後、星野監督からは、痛い追加点となったタイムリーエラーをやらかした上にノーヒットに終わった立浪、福留に対し「桑田は、PL学園のいい後輩に助けられたな」とPL派閥による八百長疑惑を示唆する爆弾発言が飛び出した!
福岡ドーム:ヤクルト2勝0敗
T 010000000 1
S 10000002× 3
勝:山本1勝0敗
負:湯舟0勝2敗
S:高津1勝0敗2S
本:ペタジーニ4
高津、100S達成!
ノムさんに酷使され潰されかけたヤクルト投手陣が、この日も、恨みを晴らす快投! 先発の伊藤は、6回を1失点の好投。2番手の山本も2回を無失点と、阪神打線を寄せ付けない。1−1で迎えた8回裏、ペタジーニの4号ソロでついに勝ち越したヤクルトは、更に、青柳のタイムリー内野安打で1点を追加。最後は、高津が、ピシャリと締めて、ゲームセット。高津は、ノムさんの前で史上10人目の通算100セーブ目をマークした。一方、阪神の連敗は、これで7となった。
佐賀:広島1勝0敗
YB 000000000 0
C 00002021× 5
勝:佐々岡2勝0敗
負:斎藤タカシ0勝1敗
本:キュラソ星人3、町田2、求道者・前田1
広島一発攻勢! 佐々岡5年ぶり完封!
広島が、一発攻勢で快勝を収めた! チュウの顔面にぶち当てた横浜先発の斎藤タカシから、キュラソ星人が、ライトスタンドへ3号先制2ランを放つと、2番手・河原からは、7回に代打の町田、8回には求道者・前田が一発を放り込み、5点を獲得。打線の援護に守られた広島先発の佐々岡は、8安打を打たれながらも、粘り強いピッチングを展開し、5年ぶりの完封勝利。横浜の連勝を4でストップさせた。
西武吹き抜けドーム:西武3勝2敗
F 000030100 4
L 10010310× 6
勝:オツ2勝1敗
負:営業マン・今関1勝1敗
S:西崎3S
本:井出2、西浦1
森、悪夢の大暴投! ハム5連勝!
上さんにスパイ疑惑をかけられた西武の怒りが爆発! 1点のビハインドで迎えた6回裏、金村兄のタイムリーで同点とすると、更に、二死一、三塁の場面で一塁走者古屋がディレードスチール。高橋憲の牽制を受け取った小笠原が二塁へ送球する間に、本塁に突入したシアンフロッコは、野口に対して、スパイ疑惑の鬱憤を晴らす体当たりをぶちかまして、決勝のホームを踏んだ。西武先発のオツは2本の本塁打を浴びるなど、7回途中まで4失点と奮わなかったが、リリーフ陣が踏ん張って逃げ切った。日本ハムの連勝は5でストップ。
GS神戸:オリックス0勝2敗
H 101000050 7
BW 031000002 6
勝:篠原1勝0敗
負:ウィン0勝1敗1S
S:ベン山田4S
本:鈴木一朗1,2、松中2、浜名1
鈴木一朗2発も空砲! オリックス単独最下位!
鈴木一朗の1号ホーマー等で、主導権を握ったオリックスだったが、8回から登場した5番手のウィンが大誤算。代打・松中に2号2ランを浴びると、更に、一、二塁として、今度は6番手・牧野までが浜名にライトスタンドに放り込まれ、3点を勝ち越されてしまった。オリックスは、9回にも、鈴木一朗がこの日2本目の2ランを放ち、1点差に迫ったものの、一歩及ばず、4連敗を喫し、とうとう単独最下位に転落した。
大阪ドーム:近鉄1勝1敗
M 013000040 8
Bu 001000000 1
勝:後藤1勝0敗
負:岡本0勝2敗
本:ボーリック3
ボーリック、またも貴重な一発!
ロッテは2回二死走者なしから、ブレイディー、フクーラ、清水と鮮やかに3連打を浴びせて、1点を先制。続く3回には、またも二死から、連日の活躍を見せるボーリックがライトスタンドへ3号3ラン! 先発・後藤は、毎回の様にランナーを出す苦しい投球ながら、併殺を繰り返す近鉄の拙攻にも助けられ、6回途中まで1失点の粘投。8回に、ダメ押しの4点を追加したロッテは、後藤の後、4投手を繰り出す小刻みなリレーを展開し、近鉄打線を封じ込め、快勝。勝率を再び5割へと戻した。
別当薫氏、心不全で死去
「球界の紳士」と呼ばれるスマートなプレーでファンを魅了した別当薫氏が、16日19時40分、心不全の為、死去した。享年78歳。別当氏は、阪神,毎日で主力打者として活躍。1950年に阪神から毎日に移籍すると、二冠を獲得して、パ・リーグ最初のMVPに輝いた。また、監督としても、4球団を渡り歩いて、歴代7位の1237勝をマークした。