球界トピックス

4月16日


東京ドーム:巨人0勝1敗
D  003120000  6
G  000100000  1
勝:サムソン2勝0敗
負:ドミンゴ1勝1敗
本:福留1、モスラ5
 
茂雄ヘッポコ采配炸裂! 中日11連勝!
ペナントレースの流れをまるで読めない茂雄は、前日の殊勲者である名手・川相をさも当たり前の様にベンチに追いやる大暴挙! 前回同様に、川相不在でリズムの乗らない先発・ドミンゴは、ルーキー・福留にプロ初ホーマーを浴びるなど、5回で6失点の大乱調。巨人は、モスラの一発で応戦するものの、3回一死一、三塁,5回二死二塁と2度のチャンスに、いずれも、川相を差し置いて出場している1割バッター・ニックンが凡退するなど、中日先発・サムソンの前に沈黙。あまりの体たらくに、山本浩二氏も「川相の様に食らいついていかないとダメだ」を連発! 結局、この日も、川相はフル欠場に終わり、中日に、いともあっさりと、プロ野球タイとなる開幕11連勝を許してしまった。 
福岡ドーム:ヤクルト1勝0敗
T  000000000  0
S  000000001× 1
勝:石井一2勝1敗
負:織田裕二0勝3敗
 
ノムさん、石井一から強烈シッペ返し!
石井一が、神田うのと別れさせられた積年の恨みを晴らすべく、炎の快投。坪井,ジョンソン,佐々木を外し、膝に爆弾を抱える新庄,大豊,城を入れると言うノムさんの奇策など、まるで相手にせず、バッタバッタと毎回三振。気が狂った様に三振を獲り続ける石井一に対して、阪神先発・織田裕二も7回二死、古田に一、二塁間を破られるまでパーフェクトの力投! 8回には、無死満塁のピンチを迎えながらも、踏ん張ったが、9回にも二死満塁のピンチを作ると、佐藤にサヨナラヒットを浴びて、力尽きた。石井一は、結局、15奪三振の力投で完封勝利。「ノムさん相手で、絶対負けられない試合だった。今日だけじゃなく、また阪神戦で投げる。1年通して、世話になった礼をする」と、フルシーズンかけて、恨みを晴らす事を宣言した。

西武吹き抜けドーム:西武2勝2敗
F  0000020002  4
L  0000001100  2
勝:下柳1勝0敗
負:森1勝2敗
S:シュールストロム1S
本:小笠原2、片岡2
 
森、悪夢の大暴投! ハム5連勝!
ガンちゃん、石井の投げ合いで白熱した投手戦となったこの試合。0−0で迎えた6回表、小笠原、片岡に連続ホーマーが飛び出して、日本ハムが先制。完封ペースのガンちゃんに対して、西武は、7回、エセネオエセ松井のセカンドゴロの間に1点を返すと、8回には、大塚がタイムリーを放って、ついに同点。試合は、延長に突入した。10回表、日本ハムは、先頭の金子が四球で出塁すると、続く井出の送りバントを森が二塁へ悪送球。ボールはセンターの横をも抜けて転々とする間に、金子に続いて、バッターランナーの井出まで一気に生還し、2点を勝ち越した。最後は、シュールストロムが締めて5連勝を飾った。

GS神戸:オリックス0勝1敗
H  010000010  2

BW 100000000  1

勝:西村2勝1敗
負:金田0勝1敗
S:ベン山田3S
本:小久保3、J.マッケンジー1
 
2ホーマーで連敗脱出!
オリックスは、初回、下痢ニールの左中間を深々と破るタイムリー二塁打で先制。すると、ダイエーは、2回、小久保の3号ソロですかさず同点! オリックス先発・金田の前に、この小久保のホームランのみの1安打に抑えられてきたダイエーだったが、8回、先頭のJ.マッケンジーが左中間スタンドへ1号ソロを放り込み、僅か2安打で2点目を追加して、勝ち越し! あとは、先発・西村から、吉田−ベン山田と繋いで逃げ切り、連敗を4でストップさせた。一方、3連敗を喫したオリックスは、ダイエーと並んで最下位タイへ転落した。尚、この日、ダイエーの新助っ人、ロドニー・ペドラザ投手が入団記者会見を行った。ペドラザは「ベーブ・ルースと並ぶ伝説の王監督の下で頑張りたい」と意欲を見せた。

大阪ドーム:近鉄1勝0敗
M  000002000  2
Bu 00111000×  3
勝:赤堀2勝0敗
負:ゴーグル0勝2敗
S:バルデス0勝1敗3S
 
小技でゴーグル攻略!
一昨年8月から6連敗中の苦手・ゴーグルに対して、近鉄は、小技によるかき回し戦法に打って出た! 3回、高須が二塁打で出塁すると、大村のセーフティバントを決め、無死一、三塁のチャンス。続く武藤は、一塁線へセーフティスクイズを敢行して、1点を先制。4回にも、吉岡のタイムリーで1点を追加した近鉄は、更に、5回、またも二塁打で出塁した高須を大村が送ると、またも武藤が2打席連続のセーフティスクイズを決め、3点目を挙げた。ヨッシャー佐々木の「ゴーグルからビッグイニングは作れん。セコいと言われようが構わん!」と言う執念の采配に投手陣も応えた。先発の赤堀が6回途中まで2失点の粘りの投球を見せると、あとは、小刻みな投手リレーを展開。最後はバルデスがピシャリと締めて、3セーブ目をあげて、逃げ切った。