球界トピックス

4月15日


東京ドーム:巨人2勝1敗
C  001000003  4
G  102000002× 5
勝:ヒゲなし入来1勝0敗
負:小林幹0勝1敗1S
本:ペルドモ1、モスラ4、岡村孝子の旦那1
 
驚異の粘り! 川相、勝利を呼ぶ四球!!!
当サイトの予想通り、前夜のプロ初ホーマーで、ご満悦の茂雄は、ニックンをスタメンで起用。3回、ペルドモのプロ初ホーマーが飛び出して、同点とされた巨人は、その裏、初回に先制タイムリーを放ったモスラが、ライトスタンドへ4号2ランを放ち、勝ち越し! そして、6回裏、一死一塁の場面で、2打席凡退のニックンを早くも見限った堪え性のない茂雄は、見限ったばかりの後藤を代打に送り込むヘッポコ采配を展開。後藤は、三振ゲッツーを食らう有様で、チャンスは費えるのだった。しかし、後藤が先日、ゲッツーをし損なうジャッグルをした事を珍しく覚えていた茂雄は、後藤に代わって、ついに名手・川相を投入! 今季初登板となった斎藤雅は、疲労困憊だったが、川相の存在で復活! 7回、先頭の江藤に対して、11年目にして初のヒットを浴びたが、続く緒方には、すかさず、川相の所へ打たせると、川相は職人ぶりを発揮し、見事にゲッツーを完成! その後も、安定した守備を誇る川相の近くに打球を集める斎藤雅の頭脳的な投球が続き、9回に突入! 掛布氏の「この回、頭から槙原を投入すべき」と言う忠告も虚しく、茂雄は、斎藤雅に続投指令。川相の投入で息を吹き返したものの、流石に、限界ギリギリとなってきた斎藤雅は、野村に一塁線を破られ、二死二塁のピンチ。ここで、江藤を2−2と追い込んで、外角へスライダーを投じると、江藤のバットは空をきり、ゲームセット…となったかに思われたが、8回にハーフスイングを取られたトラさん以上に手首が却っていたにも拘わらず、審判の判定はボール。これに気落ちした斎藤雅は、江藤を歩かせると、緒方にレフト線へ弾き返され、1点差に! ここで茂雄は槙原にスイッチするが、掛布雅之氏の忠告通り、槙原の替え時は明らかに誤っており、浅井に一、二塁間を破られる逆転タイムリーを浴びてしまう。前日の悪夢を思い起こさせる嫌な展開の上、前日、三者三振に抑えられた守護神・小林幹が登場とあって、1点差とは言え、敗色ムードが漂ったが、インケツ続きの茂雄ヘッポコ采配で、唯一、光っていた采配があったのだ!! そう、7回から後藤に代えて、川相を守備につかせていた事である。この回、先頭打者として打席に入った川相は、闘志剥き出しで、小林幹の速球に食らいつき、きわどい球をひたすらカット! 粘る事、実に10球。根負けした小林幹に、最後には明らかにボールと分かる球を投じさせ、ついに執念で四球を選んだのだ! これが、ただの四球でない事は、スタンドにいる茂雄以外全ての人間が理解していた事であろう! 続く代打・佐々木は送りバント失敗に倒れたが、続いて代打で登場した岡村孝子の旦那・石井が川相の気迫溢れる執念のプレーに燃えない筈がなかった! 川相ばりの粘りを見せ、フルカウントに持ち込んだ石井は、2−3からの7球目を激振! 打球は、高々と舞い上がり、左中間スタンドへ飛び込む逆転サヨナラ2ランとなった! 石井は、当然のごとくお立ち台に上ったが、その裏で、石井以上にナインからことごとく握手を求められていた男がいた! 名手・川相その人である! いかに、あの四球がナインの心を打つものであったかが分かるだろう。掛布氏は石井も見事だが、他の巨人ナインには見られなかったボールに食らいつく執念。川相のあの素晴らしい粘りが、石井の劇的な一打を呼び込んだ」と絶賛! 谷沢健一氏も「あの四球が決め手だった。あの粘り方は執念を感じさせた。チームリーダーとして、度重なる頭部死球や槙原の三連投等に報いようと言う気持ちがあの四球を生んだ」と絶賛! 若大将・原コーチも「川相の働きは、正に助演男優賞ものだったね」と絶賛! 小林幹も「調子は悪くなかったが、川相さんに粘られての四球が痛かった」と川相の粘りを評価。ただし、肝心の茂雄からだけは、川相の「か」の字も出てこなかった。逆境にあってこそ、何とかしてくれる男・川相の存在が浮き彫りになったこの試合だが、茂雄は「今日は石井が全てですね」と語っている事から石井のホームランしか印象に残っていない様子で、自らのヘッポコ継投や川相の粘りなど、すっかり忘れ去っている可能性があり、次の試合も、ニックンやら後藤やらの1割バッターを使って、川相をベンチに追いやる危険性が高い。巨人のV奪回へは、川相の存在が不可欠であると、茂雄が、一刻も早く気付く事を祈るばかりだが、万一、気付いているにも拘わらず、川相が嫌いで使わないのだとすると、今年の巨人の優勝は100%ないだろう。実は、その可能性が、決して低くない事を当サイトは否定しないが…。 
甲子園:阪神0勝3敗
YB 100000010  2
T  000000100  1
勝:福盛2勝0敗
負:吉田豊1勝1敗
S:ササキ様3S
 ササキ様3連投で、阪神3タテ!
サッチーに喧嘩を打った男・坪井が、攻守に渡る不振から、ついにスタメンを外された! しかし、代わりに一番に入った濱中も、代わりにセンターに入った佐々木も、横浜先発・ハマの番長・三浦のボークまがいの二段モーションの前に凡打の山を築くばかり…。だが、阪神先発の吉田豊も初回に波留のタイムリーで先制された以降は好投を続け、1−0で試合は7回裏に突入。権藤さんは、一死から四球を出しただけで、ここまで1安打2四球と完璧な投球の三浦を引っ込める謎の采配を展開。代わって出てきた福盛を攻め立て、二死満塁のチャンスを掴んだ阪神は、進藤のタイムリーエラーを呼び込んで、ついに同点に! それも束の間、8回にまたも波留のタイムリーで勝ち越した横浜は、3夜連続でササキ様を投入し、阪神に3タテを食らわした。  
ナゴヤドーム:中日3勝0敗
S  000000000  0
D  03000000×  3
勝:武田2勝0敗
負:田畑0勝1敗
 
武田2試合連続完封! 開幕10連勝!
中日は、2回、ピンキー井上のセンターオーバー三塁打で2点を先制すると、更に、中村の犠牲フライで1点を追加。3点を貰った先発・武田は、3,5回と、無死一、二塁のピンチを迎えたものの、粘りの投球で切り抜けると、終盤は危なげない投球で、2試合連続の完封勝利を6年ぶりの無四球投球で飾った! 開幕からの連勝を10と伸ばした。中日の10連勝は、実に、30年ぶりの快挙。一方、開幕4連勝のヤクルトは5連敗で、とうとう借金1となった。

福岡ドーム:ダイエー0勝3敗
F  000000330  6
H  100000000  1
勝:ウィッテム1勝1敗
負:若田部0勝1敗
 
若田部、4死球で自滅!
初回、秋山のタイムリーで先制点を貰ったダイエー先発・若田部は、6回まで無失点の好投。しかし、7回、上田に同点タイムリーを浴びると、この日、4個目となる死球を田口に食らわせて、ついにKO。2番手・藤井も期待に応えられず、金子に勝ち越しタイムリー。なおも続くピンチを3番手・吉田が見事に断ち切ったものの、その吉田も、8回には3失点の有様で、試合を決められた。日本ハム先発のウィッテムは、若田部に対抗して、2個の死球を与え、両軍合わせて1試合7死球のプロ野球タイ記録の達成に貢献。8安打6四死球と毎回の様にランナーを出す苦しい投球ながら、要所を抑え、2回以降は追加点を許さず、完投勝利を果たした。

千葉マリン:ロッテ2勝3敗
BW 0000003001  4
M  0000021002× 5
勝:近藤1勝0敗
負:ウィリー1勝2敗
本:初芝2、ボーリック2
 
ボーリック、連夜の決勝弾!
ロッテ先発・ジョニー黒木が、前回の汚名を晴らす力投を展開! 天敵・プリアムも完全に封じ込める6回まで2安打無失点の完璧な内容。しかし、6回裏、初芝の先制2ランが飛び出した矢先の7回表、鈴木一朗のヒットをきっかけに満塁のピンチを迎えると、佐竹に走者一掃の二塁打を逆転タイムリーを浴び、またも雪辱はならなかった。その裏、ロッテは、初芝のタイムリーで同点に追いつき、試合は延長に突入。10回表、鈴木一朗の犠牲フライで勝ち越し、最後はウィリーを投入して逃げ切り体勢を図ったオリックスに対し、一死一塁の場面で、前日、決勝ホーマーを放ったボーリックが、ライトスタンドへ豪快な逆転サヨナラ2ランホームラン! 4番手としてマウンドに上がった近藤に2年ぶりの勝ち星が転がり込んだ。