球界トピックス

4月12日

 デセンス、早くも合流!
前日、来日した新助っ人・デセンスが、時差ボケがまだ残っている状態ながら「少しでも早く体を動かしたい」と、予定より1日早く、ジャイアンツ球場で練習を行った。ランニングの後、鹿取コーチ相手に約40球のキャッチボールを行ったデセンスは、シンカー、チェンジアップと言った変化球も披露。13日にはブルペンに入り、今週中に、二軍でテスト登板の予定。一軍昇格は、早くても来週以降になりそうだ。パンチョ伊東氏は、デセンスについて「内野にゴロがたくんさん飛ぶタイプの投手。内野の守備がキーですね」と語っており、暗に、名手・川相の重要性を主張した。

 先発ローテ、早くも火の車!
ミンチー姉さん、菊地原が中4日で回っている驚異のローテを続ける広島だが、大野コーチは「開幕直後くらい間隔を空けて、回復具合を見て投げさせたいけど、そうもいかない」と、21日までの3カード7試合をミンチー姉さん、菊地原、黒田、佐々岡の4人で乗り切る方針を明らかにした。中継ぎ陣も登板過多が続いているが、先発陣も同様の広島投手陣。果たして、いつまで五体満足でいられるのだろうか!?

 トム、前半戦復帰難航!?
左太腿痛が完治もしていないのに、強引に開幕から出場した挙げ句、却って悪化させて登録抹消されたトムが、この日、都内の病院で検査を受けたところ、左大腿外禍関節軟骨損傷で全治2ヶ月と診断された。膝の内視鏡検査と手術を受ける為に、カナダへ一時帰国の可能性も出てきており、手術となると、前半戦での復帰も難しくなってくる。上さんは「苦しいが、治療の方が先や。内視鏡の検査はやった方がいいんやないか。やると決まったら早い方がいい」と、トムの長期離脱を覚悟した。

 木田画伯、初の好投!
過去3度の登板で、3回2/3で10失点、防御率24.55と壊滅的な状態だった木田画伯が4試合目にして、初の無失点投球を見せた! 6回から3番手のとしてマウンドに上がった木田画伯は、3人を内野ゴロに抑える完璧な内容で「少しはまともになりました。復調のきっかけにしたいです」と、ようやく笑顔を見せた。一方、3Aからメジャー復帰を賭ける野茂が、この日、初先発。MAX147kmをマークするなど、調子の乗ってきた野茂だが、5回を3失点の内容。勝利投手にはなったものの、ストロード投手コーディネーターは「もう少し調整を続けた方がいい」と、早期昇格には慎重な構えを見せている。