球界トピックス

4月6日 S−G(神宮):雨天中止


広島:広島1勝0敗
T 200000000  2
C 20120030×  8
勝:黒田1勝0敗
負:中込尊師0勝1敗
本:浅井1、江藤1、ディアス1
 
完全燃焼野球炸裂! 今季初勝利!
20年ぶりの開幕3連敗を喫し「人生は死に向かっとる。その日、その日で全力を尽くすだけ」と決死の覚悟で臨んだ広島は、初回いきなり2点を失ったものの、その裏、浅井、江藤のホームランで、すかさず同点。3回には、求道者・前田のタイムリーで勝ち越すと、その後もディアスの来日初アーチ等が飛び出し、大量リードを奪った! それにも拘わらず、この日も、完全燃焼野球で、高橋建,横山,小林幹と貴重なリリーフ陣がまたぞろ登板し、今季初勝利を飾った。達川監督は「今日はみんなで勝ったんだ」と興奮気味の様子だったが、「終盤の投手リレーは今年はこういう形で戦うと言うものを見て貰いたかった」と語っており、ファンの方は、初勝利の余韻を味わうどころか、毎試合こんな調子では、リリーフ陣がいつまで保つかと、気が気でないとか…。
ナゴヤドーム:中日1勝0敗
YB 000000000  0
D  00002700×  9
勝:武田1勝0敗
負:川村0勝1敗
本:中村1,2
 武田、移籍後初登板初完封!
セ・リーグ移籍後、初登板となった武田は、マシンガン打線を手玉に取る好投を展開! それに対して、4回まで0点に抑えていた川村だったが、5回に、中村に先制2ランを浴びると、続く6回にも、中村に2打席連続となる満塁ホームランを浴びるなど、悪夢の9失点KO! 武田は、大量点に守られ、セ・リーグ一番乗りの完封勝利を飾り、チームも開幕4連勝。一方、横浜は、昨年3連敗すらなかったと言うのに、開幕早々4連敗となってしまった。
福岡ドーム:ダイエー1勝0敗
M  011000000  2
H  00002202×  6
勝:カリメロ1勝0敗
負:武藤0勝1敗
S:藤井1S
本:佐藤1、吉永1小久保1
 
カリメロ、130球力投! 小久保決勝アーチ!
ダイエーは、地元の開幕戦と言う事で、エース・カリメロが先発。佐藤のホームラン等で序盤に2点を失ったカリメロだったが、本人の「調子が上がってきているから、もう少し投げたい」の言葉に王さんは、予定の5回以降も続投を決定。これに、主砲・小久保が応え、6回、今季初安打となる勝ち越し1号2ラン。カリメロは肘に爆弾を抱えながらも、7回を130球の力投で、藤井にマウンドを譲ると、藤井が2イニングをピシャリと抑えて、連勝を飾った。一方、ロッテは、開幕3連敗と、依然として苦しい戦況だ。
東京ドーム:日本ハム1勝0敗
L  000000000  0
F  60000200×  8
勝:伊集院光の弟子・金村1勝0敗
負:新谷0勝1敗
 
金村完封! 西武打線、またも沈黙!
この日も、ビッグステーキ打線が爆発! 西武先発の新谷に対し、小笠原の二塁打を皮切りに6連打で4点を奪い、僅か21球でKO! 投げては、伊集院光の弟子・金村が、西武打線をねじ伏せ、ランナーを出しても、ことごとく併殺に取るなど、反撃の糸口を与えない完璧な内容で、楽々と完封勝利。西武打線は、3試合を終えて、河田のファーストゴロもどき内野安打による1点のみと言う寒い状況で、7日先発予定のゴールデンルーキー松坂を見殺しにするのでは、と心配されている。
大阪ドーム:近鉄1勝0敗
BW 000100000  1
Bu 02000000×  2
勝:高村1勝0敗
負:川越0勝1敗
S:バルデス1S
本:礒部1
 
高村好投! シーズン前の不安一蹴!
3年連続の大阪ドームの開幕投手となった高村は、オープン戦の乱調が嘘の様に、MAX148kmの速球とスライダーが冴え、オリックス打線を翻弄。一方、対照的に、プロ初登板のオリックス先発・ルーキー川越は、オープン戦の好投が嘘の様に打ち込まれ、1回2/3を7安打2失点で早々とKOされるホロ苦いデビューとなった。しかし、その後は、オリックスのリリーフ陣が踏ん張り、近鉄の1点リードで9回表へ突入。オリックスは、一死満塁のチャンスを掴んだものの、大塚の穴を埋める新ストッパー・バルデスの前にペレスがゲッツーを食らい、ゲームセット。右膝手術を乗り越えての復活の勝利に高村は「本当にこの1勝は野球人生の中で残ると思う」と感動もひとしおの様子だった。尚、鈴木殺しを匂わせていた近鉄側だったが、とりあえず、この日は何事もなく終わった。
 
木田画伯、散々デビュー!
11−1と大量リードの場面で迎えた8回、リリーフを命じられた木田画伯は、マウンドに上がる前に相撲取りのごとく塩をまくと、マウンド上で日本の方角に向かって一礼するパフォーマンス。しかし、肝心の投球内容の方はさっぱりで、2安打2四球で3失点と、1イニングもたずに僅か19球でKOされてしまった。木田画伯は「何年も野球をやってると、いきなり躓く事はよくある事なんで、これから挽回していきたいなと思う」と、次回の登板での好投を誓った。