球界トピックス
4月2日
選抜高校野球:沖縄尚学4−2市川 PL学園6−0平安 水戸商4−3海星 日南学園8−5今治西
東京ドーム:巨人1勝0敗
T 010000000 1
G 00002006× 8
勝:ドミンゴ1勝0敗
負:織田裕二0勝1敗
本:今岡1、ソーサ元木1、モスラ1
ドミンゴ完投! ソーサ元木決勝弾!
巨人初の外国人開幕投手となったドミンゴに対し、阪神は、2回、今岡が腕を畳んだ見事なバッティングで一発を浴びせると、大豊のタイム作戦など、精神的な揺さぶり攻撃を展開。それでも、追加点を与えない粘りの投球を見せるドミンゴに、巨人打線も応えた。5回裏、ヒットのモスラを一塁に置き、後ろに控える名手・川相の存在に巨大なプレッシャーを感じた織田裕二の甘い球をソーサ元木が狙い打ち! レフトスタンドへ飛び込む2年連続の開幕アーチとなり、逆転に成功。更に、8回、モスラがグランドスラムを放つなど、阪神リリーフ陣を攻め立て、この回、大量6点。終わってみれば、大差で巨人が開幕戦を飾った。ドミンゴは、3回から7回までノーヒットに抑えるなど、3安打完投。外国人開幕戦完投勝利は、セ・リーグでは、1965年のバッキー(阪神)以来、34年ぶりの快挙となった。因みに、名手・川相は、ドミンゴに安心感を与える堅実な守備や、ソーサ元木の決勝弾を呼び込むなど、密かに活躍していたが、8回から、ニックンに交代させられてしまった。茂雄は川相が3タコだったと言う部分しか目に入っていない恐れが多分にあり、8回の打席でニックンがヒットを放つ様だと、一昨年の大森のパターンそっくりで、この儘、干される危険性があったが、とりあえず、ニックンは凡退。川相の首は辛うじて繋がった。
横浜:横浜0勝1敗
S 010000441 10
YB 001000004 5
勝:石井一1勝0敗
負:ハマの番長0勝1敗
本:池山1、ペタジーニ1、スミス1、鈴木なおのり1
若松、執念の采配実る!
同点で迎えた7回表、無死一塁の場面で、若松監督は、2回に先制弾を放った池山に全球バントの構えを指示してハマの番長・三浦を揺さぶった。これが功を奏して、池山が四球を選ぶと、続く新助っ人のスミスが、これまた意表をつく「プロに入って初めて」と言う送りバントを決めると、デカが三塁線を破る勝ち越しタイムリー二塁打を放つなど、三連打で三浦をKO。これで完全に流れを掴んだヤクルトは、8,9回で5点を奪い、ワンサイドゲームを展開。横浜は、9回になって、ようやく意地を見せ、鈴木なおのりの一発を皮切りに6安打を集中して4点を奪うなど、一矢を報いたが、時既に遅し…。「1点勝負になると思ったから、何としても先に点を取りたかった。中軸にも公式戦になったら『(バントを)やらせる』と言ってある」と言う若松監督は執念の采配で、見事に初陣を飾った。
ナゴヤドーム:中日1勝0敗
C 001002000 0
D 00002200× 4
勝:霊感投手・落合1勝0敗
負:ミンチー姉さん0勝1敗
S:ぷよぷよSUN1S
立浪、決勝タイムリー! 継投ミス帳消し!
2−1と1点のリードで迎えた6回二死二塁の場面で、星野監督は、先発の人斬り抜刀斎を諦め、ルーキー岩瀬にスイッチするも、流石に、ルーキーには荷が重かったか、3連打を浴びて、逆転を許す継投ミスとなった。しかし、その裏、二死二、三塁で選手会長・立浪がバットを折りながら、ライト前へ弾き返し、再び逆転に成功。あとは、霊感投手・落合、ぷよぷよSUNの必勝リレーを展開し、中日が1点差で逃げ切った。星野監督は「ワシのミステーク(岩瀬へのスイッチ)をよう取り戻してくれたよ」と、立浪の一打にご満悦。立浪も「みんながお膳立てしてくれたおかげ。とにかくチーム一丸でした」と、開幕戦勝利に酔いしれた。一方、広島・達川監督は「(6回裏の場面は)立浪と山崎のどちらで勝負するか迷った。決断が中途半端だった。監督の采配ミス」と、足早にグラウンドを去った。
ドカベンの呪い、開幕5連敗なるか!?
ドカベン・山田太郎の入団以来、開幕戦4連敗中の西武・雀士東尾は、依然として140kmが出ないオツを開幕投手に指名。オツ自身も2連敗と言う開幕だが「黒が続いてるんで、何とか今年は勝って白でいければ幸いです」と語った。一方、ダイエーの開幕投手に指名された西村は「大変、光栄に思います。任された以上は頑張るだけです」と史上10人目となる両リーグ開幕投手に意欲を見せた。ヤクルト時代には開幕投手を2度務めたが、いずれもリーグ優勝していると言うゲンの良さがあり、また相性のいい西武相手と言う事で終始リラックスした表情を見せていた。
ヨッシャー、いらぬ気遣いで逆効果
2年連続の開幕投手に指名されたガンちゃん「開幕戦と言う事で特別な意識は持っています。目一杯自分の力を発揮する場だと思ってますんで…。必ず勝ちます」と意気込んだ。一方、近鉄・ヨッシャー佐々木は、三日月パワーシュートを引っさげた岡本を4年ぶりに指名。岡本にいらぬ重圧を与えぬ様「開幕はマットソンです」とうそぶいていたヨッシャーだったが、「隠しているのがしんどかった。嘘を言うのが下手なんで」と、岡本には、いらぬ重圧がかかっていて逆効果!?
ジョニー、プリアム打倒宣言!
開幕投手にルーキー川越の可能性を示唆していた仰木さんだったが、結局、順当に小林を指名。小林は「やっぱり嬉しい。自分のパターンを崩さず、一人一人集中力を持てればいいと思う」と語った。また、鈴木一朗は、悲願の一番スタメンが実現。3年ぶりの開幕一番と言う鈴木は「心の管理が出来ていれば大丈夫。ゲームに臨む気持ちは変わらない」と淡々とコメントを残した。一方、ロッテの開幕投手に指名されたジョニー黒木は、準備は万全と軽めのキャッチボールのみで練習を切り上げた。昨年、連敗記録脱出を打ち砕かれたプリアムに「また泣かせてやるよ」と挑発を受けたジョニーは「勝負しようと言う姿勢が嬉しい。もう泣きませんよ」と受けて立つ構えを見せた。
野茂、カブスとマイナー契約
メッツを解雇された野茂が、この日、シカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ事が明らかになった。メジャー復帰を賭け、カ軍傘下の3Aアイオワで出直す事となった野茂は、今後、アリゾナ州メサのマイナーキャンプに合流予定。これを聞いたサミー・ソーサは「1日も早く上がって来て欲しい。野茂を獲ったのは、チームにとってもいい事だと思う。いい投手だし、ベストな状態なら誰も打てないよ」とエールを送った。一方、伊良部クラゲは、ヤンキース・オーナーのスタインブレナーと激しく対立。キャッシュマンGMは、マイナー行きやトレードの可能性を示唆した。