球界トピックス

3月29日
選抜高校野球:日南学園3−1峰山 静岡7−5柏陵 今治西12−8金足農

神宮:ヤクルト0勝3敗1分
H  000000030  3
S  000000000  0
勝:永井1勝1敗
負:山本0勝1敗


 3投手で完封リレー!
山崎、若田部、永井の先発候補の3投手が3回ずつを投げて完封リレーを決めた。ここまで結果が出ていなかった山崎は低めに球を集めて2安打に抑え、若田部は走者を出しながらも粘り強い投球で踏ん張り、永井も4三振を奪う力投。王さんも「投手3人がよく抑えてくれた。一軍枠に悩むが、マイナスじゃなく、プラスの悩み」と嬉しい悲鳴を上げた。
 ハッカミーに手応えも、打線深刻!
第4の先発候補として期待される新外国人のハッカミーは、MAX137kmとストレートの威力こそないものの、緩急をつけた巧みな投球を展開。4回を投げて1安打4三振で無失点の好投。しかし、打線の方は、この日も、5安打完封負けと、相変わらず、深刻。オープン戦全試合を終え、1試合平均、2.9点と言う有様に、若松監督も「休みを利用して、レギュラー連中に打ち込ませる。開幕までの3日間で何とかしないとねぇ」と頭を抱えていた。
 

西武吹き抜けドーム:西武1勝0敗
F  001003100  5
L  20600000×  9
勝:石井2勝1敗
負:ウィッテム1勝1敗
S:木村0勝1敗1S
本:金村弟2垣内3


 営業マン・今関、先発6番手へ滑り込み!
先発・ウィッテムが大乱調。垣内に満塁弾を浴びるなど、3回途中で8失点KOと、調整に不安を残した。一方、この日の結果次第では、二軍落ちと言う危機に立たされていた営業マン・今関は、1回を1安打無失点の内容で、先発ローテ入りへ最後のチャンスを辛うじてものにした。上さんも「今関は、気持ちが入った投球だった」と、合格点を与えた。
 両先発候補、明暗くっきり
先発の石井は、3回を投げて1失点と、内容は上々で、3度の登板でいずれも好投と言う抜群の安定感を見せた。一方、もう一人の先発候補・横田は、連打を浴びて、2回を3失点と不安を残した。杉本投手コーチは「横田は悪かったな。ファームの可能性もあるよ」と語り、開幕ローテ入りに赤信号が灯った。一方、打っては、オープン戦、首位打者となった金村弟が、ライトへ先制の2号2ラン。この日、サントリーカップの優秀選手にも選ばれ、賞金100万円と副賞を手にした。
 

姫路:オリックス2勝1敗
T  000131010  6
BW 001101100  4
勝:中込尊師1勝0敗1S
負:高橋功0勝1敗
S:リベラ0勝1敗2S
本:プリアム3、星野1、大豊4


 星野、開幕へ万全!
開幕投手候補の星野は、「腕が上から振り下ろせて、いい球が投げられた」と制球、変化球のキレも良く、4回を3安打1失点と、万全の仕上がりを見せた。打っては、プリアムが2安打、ドネルスもタイムリー二塁打を放つなど、相変わらず、一軍の外国人枠争いは熾烈。一方、前日、メイに当てられて、スタメンを外れていた鈴木一朗は、7回二死満塁と言う一打逆転の場面で代打として出たが、セカンドゴロに倒れ、3年ぶりにオープン戦3割を割ってしまった。
 積極プレイに、ノムさん機嫌回復 
前日の試合でミスを連発していた阪神だったが、この日は、嘉勢のライト前ヒットで本塁へ突入した三輪を濱中−大豊−矢野と、見事な中継プレーで刺すなど、汚名返上。攻撃でも、5回に和田がスクイズを決めると、ウメさんと坪井が重盗に成功する等、随所に積極走塁が目立った。「やっていこうとする方向性は少しずつ浸透している。3年ではしんどいけど、頑張ってみますよ」とノムさんは、抱負を語った。また、投げては、中込尊師が4度も先頭打者を出しながら、要所を抑えて、5回を2失点と、開幕戦へ向けて準備万端な所をアピールした。