球界トピックス
3月24日
横浜:横浜0勝1敗 G 002101004 8 YB 011100000 3 勝:野村2勝0敗 負:森中1勝1敗 本:今夜の松井さん6 野村、先発ローテ入り微妙 今季から先発転向を狙う野村が先発登板。毎回の様にランナーを背負う苦しい内容で、5回3失点。5三振を奪うなど、らしさも見せたが、まだ課題を残す内容で、小野、岡島と、左腕の先発候補が、いまひとつの状態とは言え、完全には抜け出せない様だ。しかし、野村は「シーズンに入れば、あと5kmはスピードが出る」と強気な姿勢を崩さない。打っては、今夜の松井さんが、バックスクリーン直撃の6号2ランを含む4安打と大爆発したのを初め、16安打で8点と猛威を奮った。 島田、4失点! ヒゲ魔神が開幕絶望となり、右の中継ぎエースとしての期待がかかる島田が、9回から登板。しかし、松井さんのホームランを含む4安打を集中されて、4点を許し、接戦だったゲームをぶち壊した。風邪による発熱状態からの病み上がりとあって、権藤さんは責めなかったが、22日には、横山が打ち込まれており、右の中継ぎ陣の不調に頭が痛い様子。一方、左の中継ぎ陣は順調で、この日も、河原が1回を無失点、森中も2回を1失点で、開幕1軍が見えてきた。
神宮:ヤクルト1勝0敗 BW 000000000 0 S 01010200× 4 勝:石井一1勝1敗 負:金田0勝3敗 本:デカ3,4 レイノソ、先発候補急浮上! 左臑の炎症で戦列を離れていた石井一が、オープン戦、初先発。MAX148kmの速球に加え、スライダーのキレもの良く、6回を2安打無失点の完璧な投球で、調整遅れの不安を一掃。また、左肩の亜脱臼で開幕が絶望的となった飯田に代わり、左手小指骨折から復帰した新外国人のスミスが一番センターとして、オープン戦初登場。2安打を放つ活躍に、若松監督も合格点を出した。更に、デカも古巣相手に2打席連続本塁打を放ち、開幕スタメンへ強烈なアピールを見せた。 佐竹、滑り込みの1軍合流 左肘脱臼のリハビリにより、1軍を離れていた佐竹だったが、この日、ようやく合流を果たすと、早速、スタメンでフル出場。3打数1安打と結果を残し、「まだ痛みはあるけど、試合になれば、気にせず動ける」と、順調な回復ぶりをアピールした。
東京ドーム:日本ハム2勝2敗 D 300000403 10 F 000210200 5 勝:今中1勝1敗 負:立石0勝2敗 本:片岡3 福留、久々の快音! 26打席ノーヒットで、とうとう9番に下げられたルーキー・福留。しかし、第2打席で、ウィッテムから、三塁線を破る二塁打を放った。「とりあえず、振ったええと思って振ったら当たりました」と言う28打席ぶりの快音に、星野監督にも、思わず、笑みがこぼれた。一方、投げては、先発候補の鶴田が、3回まで0点に抑えておきながら、4,5回で3失点と、スタミナ面での課題を残した。復活を賭ける今中も1回1/3を6安打2失点と、結果を残せなかった。 トム、早期復帰へ意欲! 左膝の故障により、開幕が絶望的と言う診断を受けたトムが、この日、試合前に早出特打に加えて、ベースランニングを行う等、積極的に練習に参加。早期復帰へ意欲的な所を見せた。上さんも「彼がいるのといないのでは、ムードも違う」と、一日も早いトムの復帰を熱望した。
西武吹き抜けドーム:西武0勝1敗1分 H 020011000 4 L 004000000 4 本:エセネオエセ松井1、柴原1 デニー、万全の仕上がり! 先発ローテ入りを狙う豊田は、制球が甘く、9安打4失点と打ち込まれ、6回途中で降板。一方、後を受けたリリーフ陣は、危なげのない内容で、特に、デニーは、1イニングを3人でピシャリ。デニーは、オープン戦、5イニングを投げ、1安打しか打たれておらず、万全の仕上がり具合を見せた。 柴原、2安打3打点! リリーフ陣も好調! 切り込み隊長の柴原が、1号2ランを含む2安打3打点と活躍。柴原は「自分のタイミングで打てる様になってきた。(ホームランは)泳いだ様に見えるが、キッチリ上から叩いた、いい打ち方」と自賛した。投げては、先発の土井は、3回にエセネオエセ松井の満塁弾を浴びたが、打たれたのは、その回のみ。永井、藤井、ベン山田のリリーフ陣も、きっちり繋いで追加点を許さず、引き分けに持ち込んだ。
大塚、長期離脱も! 右肩に違和感を訴えて、開幕が絶望的と見られている守護神・大塚が、来週中にも、精密検査を受ける事が決定した。大学時代に右肩にメスを入れているだけに、最悪の場合、長期離脱となる可能性もありうる。大石投手コーチも、それを覚悟してか「選手生命をつみ取る訳にはいかない」と、深刻な表情ながら、決して無理はさせない模様。大塚の穴は、バルデスで埋める可能性が高いと見られている。