球界トピックス

3月23日

高松:オリックス1勝0敗1分
C  000000201  3
BW 10110110×  5

勝:星野1勝0敗
負:田中0勝2敗
S:小倉2勝1敗1S
本:ディアス1、ゴンザレス1


 星野、4年連続開幕投手へ順調!
メジャー帰りの星野は、スローカーブの制球が良く、6回まで内野安打1本しか許さない好投。7回に、ディアスのホームラン等で、2点を失ったが、4年連続の開幕投手へ向け順調な仕上がりを見せた。打っては、両新外国人が奮起。ペレスが3打数3安打ゴンザレスも、ラストスタンドへ1号ソロを放ち、外国人枠を巡る争いは、いよいよ過熱化してきた。
 レイノソ、先発候補急浮上!
この日、登板したドミニカ・ベースボール・アカデミー出身のレイノソが、3回を投げ、2点を失ったものの、2安打4三振と、まずまずの内容。依然として、先発ローテが固まらない状態だけに、達川監督は「テンポがいいから、野手との信頼関係が出来る」とレイノソを先発候補として考えている事を明らかにした。
  

大阪ドーム:近鉄1勝1敗
T  000203050 10
Bu 000102000  3
勝:井川3勝0敗
負:マットソン1勝1敗
本:ジョー1


 井川、好投も不合格?
ノムさんに開幕戦登板を予告された先発・井川は、5回を投げて、1安打1失点の好投。しかし、ノムさんは「申し訳ないが、不合格。良かったのは5回だけ。先発は、ちょっと辛い。ああいうピッチングじゃ、1軍じゃ通用しない」と辛口のコメントを残した。一方、スタメンマスクをかぶったジョーは、1号3ランを放つなど6打点の活躍。守っても、大村の盗塁を阻止するなど、どんぐりの背比べと言われた正捕手争いから、一歩リードした。
 大塚、右肩に違和感!
調整遅れが心配されていた守護神・大塚だったが、ここへ来て、右肩に違和感を訴えた。これにより、オープン戦、最後の東京遠征にも帯同せず、2軍で調整する事が決定。「疲れているんで、肩の回復が遅れている。肩の状態を見ながらじゃないと、復帰のメドは分からない」と、肩を落とした大塚に対して、ヨッシャー佐々木も「大塚抜きで開幕スタートする事もある」と覚悟を決めた模様。大塚の代役は、新外国人のバルデスか、デ・ラ・クルーズが担う事になりそうだ。
  

横浜:横浜3勝0敗
H  102000000  3
YB 10200100×  4
勝:偽サムライ・阿波野1勝0敗
負:山崎0勝2敗
S:福盛0勝2敗1S
本:井口4、石井タクロー1、鈴木なおのり3


 矢野、好投! 冴えた、本物スライダー! 
ドラフト2位ルーキーの矢野が、2度目の先発。高速スライダーが冴えて、5回を6安打3失点とまずまずの投球。権藤さんも「近頃の投手のスライダーはみんなカープ。あれが本物のスライダーと言うんです」と絶賛。矢野も「あとは長いイニングでどれだけ投げられるか」と、開幕ローテ入りに照準を合わせたコメントを残した。また、偽サムライ・阿波野、ササキ様、福盛のリリーフ陣も好調で、いずれも無安打投球と、足並みが揃ってきた。
 井口、会心の一発!
ここまで、好調を維持してきた井口が、この日も打った! 初回、矢野からバックスクリーン右へ飛び込む4号ソロ! 「追い求めていたバッティングでした」と自画自賛。山村打撃コーチも「キャンプから右方向へ打つ打撃が、理想の形で出た」と誉め称えた。井口は、3回の一死二、三塁の場面でも、きっちりと犠牲フライを打ち上げ、この日、2打点をマーク。
 

 トム、開幕絶望!
キャンプ中に左膝を痛めていたトムが、この日、都内の病院で精密検査を受けたところ「左膝上部の大腿外顆骨軟骨損傷で全治1ヶ月」と診断され、開幕は絶望的となった。当初は、痛みが出なければ、出場しながら治す方針でいたが、小原チーフトレーナーは「剥離骨折等を招く危険性もあり(出場しながら治すのは)難しい。試合には、損傷箇所の完治を確認してからでないと」と、無理はさせずに慎重にいく模様。