球界トピックス
3月21日
東京ドーム:日本ハム1勝1敗 G 100000032 6 F 002000000 2 勝:岡田1勝1敗 負:下柳0勝1敗 本:二岡3 ドミンゴ、好投! 開幕見えた!? 昨年、飯塚実のオカマポーズを引き出す為に審判にボールを投げつけた男・ドミンゴが先発。3回裏、二死から4連打されて2点を許し、プッツンしかけたが、気持ちを抑えて、立ち直り、以降は無安打。球威、変化球のキレ共に、上々で、6回を投げきった。ここまでの安定感は、斎藤雅、桑田を凌いでおり、また、開幕投手本命と言われていた桑田は、ここに来て、発熱による調整遅れとあって、球団史上初の外国人開幕投手の座も、チラリと見えてきた。OB連が、猛反対しているらしいが、果たして、どうなるか!? 伊集院光の弟子・金村、7回1失点! この日、先発した伊集院光の弟子・金村は、立ち上がりこそ、3安打を集中され1点を失ったが、以降は変化球主体に絶妙の制球と配球で、3回から7回までは1人の走者も出さない完璧な投球を展開した。金村は「ボールがキレていた。低めに決まって気持ち良かった。90点の出来ですね」と満足した様子。しかし、8回から登板したリリーフ陣が、総崩れ。2番手のワンポイント・建山が二岡にヒットを許すと、3番手・下柳が、打者5人で2安打1四球の乱調で、この回3失点で逆転を許すと、続く9回には、5番手・山原が二岡に一発を浴び、6番手のルーキー・立石も、2四球に加えて、暴投と2つのボークと言う落ち着きのない投球で1失点。これには、流石に、山根投手コーチも「中継ぎ、抑えが心配」と渋い表情だった。
大阪ドーム:近鉄1勝1敗 C 000001001 2 Bu 000110001× 3 勝:バルデス1勝0敗 負:紀藤0勝2敗 高村、名誉挽回も、大塚に不安… ここまで結果を出せず、大石投手コーチの頭痛のタネとなっていた先発の高村だったが、この日は、制球、球威とも申し分のない内容で、5回を投げて2安打無失点と、名誉挽回の投球を見せた。また、極度の調整遅れで、開幕に間に合わないのではと、危惧されてたいた守護神・大塚が、オープン戦、初登板。1回を無失点に抑えたものの、MAX135kmと言う、本来の調子には、程遠い出来で、調整遅れの不安を露呈してしまった。 ミンチー姉さん、順調な仕上がり! ミンチー姉さんが、オープン戦2度目の登板。毎回の様にランナーを出しながらも、要所を締めると言う昨年のペナント同様の粘りのピッチングで、5回を6安打2失点。ミンチー姉さんは「ヒットは打たれても、それなりに抑えるスタイルは変わってないと言う事だね。ここまで順調に来ている。開幕に向けて、中5日の調整をしていくだけ」と、順調な仕上がりぶりをアピールした。
福岡ドーム:ダイエー0勝1敗 T 010003100 5 H 000000010 1 勝:メイ1勝1敗 負:佐久本1勝1敗 S:2S 本:松中1 投手・新庄、起用法に課題 オープン戦、2度目の登板となった新庄だったが、自分の打席が終わってから、急いでブルペンに向かい、僅かに6球しか投げていないと言う肩の出来ていない状態で、マウンドに上がると、先頭の松中に、いきなりライトスタンド上段へ運ばれてしまった。以降は、本間をフォークで三振にとるなど、三人で抑えたが、ノムさんは「バテバテやったな。ブルペンから戻ってきて…。運悪く(前の回に)打順が回ってきた。球数とか、出すタイミングとか問題だな」と、二刀流としての起用法に課題を残した。 工藤、体調不良で登板延期 左ふくらはぎ痛によるリハビリで、オープン戦の登板を延期していた工藤だが、今度は風邪による体調不良により、試合前の練習に参加した後は、自宅に帰って静養した。この影響で、23日に予定されていた登板の回避も決定。開幕を目前に控えながら、依然として、実戦登板を行えないエースに首脳陣は頭を抱えている。
横浜:横浜1勝5敗 BW 000010023 6 YB 000210000 3 勝:ウィン1勝0敗 負:神田0勝1敗 鈴木一朗、無安打で途中交代 「どこに置けば一番得点能力が上がるが試している」と言う仰木さんの意向で、この日は、1番スタメンで出場した鈴木一朗だったが、3打席音なしで、ベンチに下がった。無安打の儘、途中交代するのは、今季のオープン戦では、初めての事で「(冷たい雨が降り続く)この天候は厳しいですから。(今後の調整に)この寒さは気になりますね」と表情を曇らせた。 ハマの番長、開幕へ手応え! この日、先発したハマの番長・三浦は、全ての球種を試しながら、4回を1安打無失点と言う万全の投球を見せた。「自分のペースで投げられた。前回(3回5失点)の修正は出来ましたね。(開幕投手は)意識しません。ただ、開幕にいい状態に仕上げたい」と言う三浦に対して、権藤さんは「開幕はまだ決めていないが、ウチは優勝チームだし、ヤクルトと言う相手も考えなければ」と、昨年、対ヤクルト5勝1敗と言う三浦の相性の良さを考慮して、開幕候補である事を示唆した。
西武吹き抜けドーム:西武2勝0敗 S 000200000 2 L 00000400× 4 勝:デニー1勝0敗 負:川崎0勝1敗 S:森3S 松坂、クセを露呈も無関心! 前日の「プロ野球ニュース」で一茂に投球フォームによる球種のクセを暴露されてしまった松坂だったが「クセは前から自分で分かっている事ですから」と、全く取り合わなかった。チーム内で、既に、指摘されていたと言う事が発覚したこのクセだが、首脳陣も「今は、それを気にする時期じゃないし、まずは、いいボールを投げる事に集中させたい」と、とりあえず、この儘のフォームでいく方針を明かした。 拙攻、14残塁! 制球の定まらない西武投手陣相手に10四球を選びながら、拙攻が目立ったヤクルトは、8,9回の満塁のチャンスでもあと一本が出ず無得点。結局、14残塁で2得点に終わり、若松監督は「1本が出ないな。左(打者)がふがいないよ」と、肩を落としていた。
ナゴヤドーム:中日1勝0敗 M 000010000 1 D 00201001× 4 勝:人斬り抜刀斎1勝0敗 負:園川0勝1敗 S:霊感投手・落合2S 本:井上1 福留、深刻! 6試合ノーヒット! ドラフト1位ルーキー・福留の打撃不振が深刻となってきている。この日、初めて7番に下げられた福留は、4タコに終わり、これで6試合23打席ノーヒットと言う不振ぶりに、試合後、1時間のマシン特打を行った。星野監督は「100打席連続ノーヒットでも使う!」と言いきり、試合で育てる方針を貫く模様。一方、ドラフト2位ルーキーの岩瀬は、得意のスライダーの切れが冴えて、この日も、1回2/3を無安打3三振と好投し、開幕一軍入りをほぼ確実なものとした。 マリンガン打線、沈黙! 5試合連続2ケタ安打と、ここまで好調を維持してきたマリンガン打線(命名:石毛宏典氏)だったが、この日は、中日の5投手相手に6安打1得点と沈黙。山本監督は「打線は打てるかどうか、その日にならないと分からないと言う事。これから主力級が出てくるだろうし」と語っていた。