球界トピックス

3月19日 T−F(高松:雨天中止)

熊本:ダイエー1勝1敗
C  000010000  1
H  44002000× 10
勝:倉野1勝0敗
負:長谷川0勝1敗
本:小久保1


 号砲! 小久保、満塁弾!
昨年は、脱税による出場停止、右肩の故障による長期戦線離脱と散々だった小久保が、2回裏、広島・先発の長谷川から、オープン戦1号となる満塁ホーマーを放った! ここまで、好調を維持してきながらも、ホームランが出ずにいた小久保は「うまく踏み込んで打てました。欲しかったんですよ、1本が。今まで思い描いていた通りの打球でした」と、待望の一発に笑みを漏らした。王さんも、頼れる主砲の一発に「いい時に出たね。調子は悪くなかったし、これからもっと出るだろう」とアーチ量産を予言。また、投げては、3度目の先発テストとなった倉野が、6回を投げ、4安打1失点と好投し、開幕ローテ入りに当確ランプを灯した!
 長谷川、2回KO!
先発ローテ入りの期待がかかる長谷川だったが、初回からコントロールが定まらず、3四球を与えて4点を失うと、2回には、3連打で満塁のピンチを作った所で、小久保にスタンドへ運ばれ、結局、2回を持たずに8失点でKOされてしまった。「今日は悪い面が全て手でしまった。投球フォームとか考えている余裕はなかった」と肩を落とした長谷川に対して、達川監督も「闘争心がなかった」とバッサリ。
  

大阪ドーム:近鉄1勝1敗
M  012410001  9
Bu 000040000  4
勝:武藤1勝0敗
負:酒井0勝1敗
本:大村1、ローズ3


 マリンガン打線爆発!
オープン戦、首位を独走するロッテのマリンガン打線(命名:石毛宏典氏)が、この日も、火を噴いた! 堀が2安打3打点、フクーラが2安打2打点したのを初め、14安打で9点を奪い、快勝。これで5試合連続の2ケタ安打となった。また、オープン戦、地元の大阪と言う事で初登板のチャンスを貰ったドラフト3位ルーキー・川井が、キレのいいスライダー等で、2回をパーフェクトに抑える快投を演じた。小野投手コーチは「十分、戦力として計算出来る」とニンマリ。
 酒井、先発テスト失格!
赤堀、高村のあまりの不調ぶりに、急遽、中継ぎ要員の酒井が先発テストを行ったものの、4回を7失点の大乱調で、期待を大きく裏切る結果となった。未だに、先発ローテが安定しない状況に、ヨッシャー佐々木に叱咤された大石投手コーチは「こんなゲームばかりしていると、野手にも迷惑がかかる。私の指導法の誤りもあるのかな…」と、自信を失いかけている様子。
 

 西武吹き抜けドーム、超満員!
西武ニセドームから、バージョンアップした西武吹き抜けドームのお披露目として、無料招待の紅白戦が行われたが、3万8000人が押し掛け、立ち見が出る程の大入りとなった。ファンの最大のお目当てである松坂は、最終回の二死から登板。打者の伊東が初球を打って右直に倒れ、1球だけで終わる物足りない内容となったが、試合終了後の場内インタビューをする筈だった雀士東尾が、それを松坂に譲る粋な計らいで、ファンは大満足で拍手を送った。

 ノムさん、開幕投手に予告・井川!
ノムさんが、得意の陽動作戦を開始! 「先発は井川で決まりや! 開幕から奇襲や!」と、4月2日の巨人との開幕戦で2年目の井川の先発させる事を予告! 予告した段階で、最早、奇襲でも何でもないが、初モノ、そして、左腕に弱い巨人相手に、オープン戦でも結果を出している井川の先発は、「格」さえ気にしなければ、さほどに無謀な案とも言いきれない。果たして、単なるハッタリか、否か!? また、この日、新庄が13日ぶりに投球練習を再開。39球を投げた新庄は「体調はまだまだ。完璧になったら、自分の方から言いますよ」と、サバサバした様子だった。

 鈴木一朗、スポーツ功労者に!
マリナーズキャンプを謳歌し過ぎて、食中たりの憂き目に会った鈴木一朗が、プロ野球の現役選手としては、史上初となる「スポーツ功労者」に選ばれ、文部省で行われた「スポーツ功労者文部大臣顕彰式」に出席した。顕彰状と記念の銀杯を受け取った鈴木は「無理な事かもしれないですけど、体育の授業に野球を入れて欲しい」と要望するなど、有馬文部大臣、森田文部政務次官と懇談した。