球界トピックス

3月17日

大阪ドーム:近鉄1勝0敗
G  000010000  1
Bu 10011261× 12

勝:マットソン1勝0敗
負:ホセ0勝1敗
本:モスラ4、吉岡2


 小野、大乱調! 5人目の先発のメド立たず!
この日も、茂雄は、2番に清水を置いて、名手・川相がフル欠場と、勝負を捨てたとしか思えない采配を展開。絶対的な信頼感を持つ川相不在のバックに不安を感じた4人の投手はことごとく打ち込まれ、12失点を喫してしまった。特に、5人目の先発候補と目されるホセと小野に結果が出なかったのが痛い。前回、危険球退場で真価が分からず、再テストとなったホセは、5回を3失点。時折、いい球を投げるものの、毎回の様に先頭打者を出す苦しいピッチングで「詰めの甘さはあるが、変化球はいい」と、合否については、先送り。前回、好投を演じ、ライバル・岡島をリードしていた小野に至っては、1回0/3で6失点とつるべ打ちを食らう有様。「ホセもあれだけど、小野が無気力だった。どういう訳だ」と責めた茂雄だが、投手を責める前に、川相を出さない自分の采配がまずい事に、気付くべきだろう。
 マットソン、一躍、開幕投手候補!
3種類のナックルを操る男・マットソンが、6回を投げて、モスラの一発による1点のみに抑える好投を見せた。開幕投手候補と目されていた高村、赤堀の不調もあり、一躍、開幕投手 候補に名乗りを上げる結果となった。ヨッシャーササキも「期待通りの投球。高橋への一球以外は、ほぼ完璧や。開幕投手の可能性は、勿論ある!」と否定しなかった。打っては、中村、ローズが4安打を放ったのを初め、19安打で12点と大爆発。この所、負けが込んでいた鬱憤を晴らした。
  

刈谷:中日0勝1敗1分
BW 000130210  7
D  001003000  4
勝:野田1勝0敗
負:今中0勝1敗
S:牧野4S
本:下痢ニール1


 メジャー帰り・星野、貫禄の投球!
鈴木一朗らと共に、マリナーズキャンプを謳歌した星野が、帰国後、初登板。4回を投げて1失点と、貫禄のピッチングを展開した。しかし、開幕投手について聞かれると「僕じゃない。小林の確率が高いよ」と、軽くあしらった。また、この日は、ルーキー・徳元が2回を無失点牧野が4セーブ目を上げるなど、好材料が揃った投手陣。唯一の不安は、復活を賭ける野田が2回を3失点と打ち込まれた事だが…。
 今中、初登板もイマイチ…
復活を賭ける今中が、オープン戦に初登板。2番手として、6回からマウンドに上がった今中は、ストレートが走らない上に、カーブのキレも悪く、6回こそ三者凡退に打ち取ったものの、上位打線に回った7回には、3連打で2点を許してしまった。星野監督は「去年よりはいいが、今中も開幕に間に合わせようとは思っていないだろう。この時期になって、2イニングしか投げられない投手の評価を俺にさせるな」と、渋い表情で、グラウンドをあとにした。
 

神宮:ヤクルト0勝1敗
L  262002000 12
S  010000000  1
勝:横田1勝0敗
負:山部1勝1敗
本:金村弟1垣内2ブロッサー2


 池山復帰も、中井美穂の旦那、離脱!
右足内転筋痛により、戦列を離脱していた池山が復帰。5番DHとしてスタメン出場した池山は「まだ少し張りが残っている」と言いながらも、第1打席で、いきなり右中間へフェンス直撃の二塁打を放ち、健在ぶりをアピールした。一方、中井美穂の旦那・古田は、左太股に疲労性の痛みを訴えて、欠場。病院には行かずに静養する予定で、18日の試合も欠場する模様。また、古田に代わって、スタメンマスクをかぶった小野も、4回の守備時に、左膝に激痛が走り、途中退場。小野は、「左膝半月板損傷」で開幕も微妙と診断され、相次ぐ捕手の故障に、若松監督は、急遽、鮫島を二軍から昇格する事を決めた。
  

明石:阪神0勝2敗
YB 000001050  6
T  000000000  0
勝:戸叶1勝0敗
負:山村0勝1敗


 鈴木なおのり、左手甲に違和感!
今夜の松井さん(巨人)を差し置いて、無謀にも、三冠奪取宣言をしている鈴木なおのりが、左手の甲に違和感を感じて、この日の試合を欠場した。骨に異常はなさそうとの事で、病院に行く事はなかった。升永チーフトレーナーは「打った際の衝撃が残っているかもしれない。(明日は休養日なので)もう1日休ませて状態を見たい」と語っている。
 完封負けも、ノムさん会心の笑み!
8回、3番手・葛西が一死も取れずに5失点、打線も僅か3安打の完封負けと、試合は惨敗に終わったが、ノムさんは、会心の笑みを漏らした。先発登板したドラフト3位ルーキー・福原が、5回を投げて3安打無失点の快投を演じたからだ。「60点の出来」と言いながらも、「性質のいいストレートを投げる。低めのストレートがホップしてくる。(元南海の)杉浦もそうだったが、横浜のバッターは、低めのストレートに対して、下からバットが出ていた」と、舌も滑らかだった。福原も「大変良かったと思います。ボールも走っていましたし、腕を振って投げる事が出来ました。ちょっとは自信になりました」と、自画自賛。この日の快投で、福原は、一気に開幕ローテ候補として、急浮上した。
 

 木田画伯、メッタ打ち!
オープン戦3度目の登板となった木田画伯だったが、制球が定まらず、1回2/3を投げて5失点とメッタ打ちを食らい、予定の2イニングを持たずに交代を言い渡された。「今日のオープン戦に照準を合わせている訳じゃない」と強がった木田画伯だが、「真っ直ぐばかりでいき過ぎた。ああなると厳しい」と肩を落とした。パリッシュ監督は「ブルペンではいいが、マウンドでは力む。安定感が今後の課題」と厳しいコメント。