球界トピックス

3月16日

甲子園:阪神0勝2敗
G  020001008 11
T  000110020  4
勝:木村1勝0敗
負:リベラ0勝1敗
本:大豊3、無冠の帝王2モスラ3


 リベラ轟沈! 9回、大量8点!
この日は、1番清水と言う素晴らしいオーダーかと思いきや、何故か、2番にはセカンド後藤と言う謎の打順で、またも、名手・川相がフル欠場と、勝負を捨てたとしか思えない采配。川相の代わりに出場した二岡は、2回表、無死満塁のチャンスで見逃し三振に倒れると、3回裏には、風の計算を誤り、平凡なフライを落球。連鎖反応かソーサ元木にも悪送球が出るなど、川相不在の影響がモロに出る展開。8回を終わって、3−4と1点のビハインドで、阪神は守護神・リベラを投入とあって、敗色濃厚となったが、二死走者なしから、チュウが四球を選ぶと、そこから満塁のチャンスを作り、ソーサ元木が汚名返上の逆転タイムリー。更に、無冠の帝王・清原がライト前ヒットで繋ぐと、モスラが、バックスクリーンへ特大3号3ランをぶち込み、リベラを沈めた。結局、終わってみれば、11−4のワンサイドゲームとなり、未だに、接戦をモノにしていない巨人であった。
  

福岡ドーム:ダイエー0勝1敗
F  310010011  7
H  000210000  3
勝:ガンちゃん1勝0敗
負:山崎0勝1敗
本:上田2偽ソーサ1、J.マッケンジー3


 極左打線テスト、大成功!
昨年、右のエース級に弱かった事から、上さんが、かねてより構想にあった左打者をズラリと並べた極左打線のテストをついに実行に移した。4番の西浦以外の8人全てが左打者と言う先発オーダー。上田が先頭打者本塁打を放ったのを皮切りに、集中打で、いきなり3点をもぎ取る等、ダイエー・先発の右投手・山崎から5回で5点を奪い、結果を残した。
 マッケンジー、3号!
打撃好調のJ.マッケンジーが、3号ソロを含む猛打賞と大当たり。「シーズンで当たる相手なので、真剣勝負と言う気持ちが強かった。まだ今は調整段階ですからね」と、好結果にも気を引き締めていた。一方、先発した山崎は、5回を投げて毎回安打に加え4四球を出し5失点と散々の内容。「今日の内容は最低。投げていい所がなかった」と肩を落とした。
  

千葉マリン:ロッテ4勝0敗1分
S  010210010  5
M  000013010  5


 田畑、初先発で復活アピール!
昨年、右肩痛の影響で、僅か3勝に終わった田畑が、オープン戦初先発。37度8分の微熱を出しながらも、石毛宏典氏にマリンガン打線と命名された好調のロッテ打線を相手に5回を1失点に抑える上々の内容を見せた。「コントロールがまずまずだった。肩の状態もいいから」と、本人も納得の様子。小谷投手コーチは「あれくらいほうれたら、使える。内容は良かった」と評価しており、開幕ローテ入りへ、大きく前進した。
 

大阪ドーム:近鉄0勝1敗
L  200030000  5
Bu 001000000  1
勝:石井1勝0敗
負:小池1勝1敗


 石井、開幕投手へ名乗り!
この日、先発の石井が「思った所に球がいく」と言う安定した制球で、4回を投げ、2安打無四球で無失点の好投を演じた。開幕投手本命と言われていたオツが、先日、大乱調だった事もあり、開幕投手争いに名乗りを上げたと言っていいだろう。雀士東尾は「豊田や潮崎もいいしね。まだ時間があるし、もうひと回り見てからだ」と慎重なコメント。
 デラクルーズに手応えも、先発陣に不安!
9回から登板した新外国人のデラクルーズが、MAX150kmのストレートでグイグイ押すピッチングを展開。四球を1つ許したが、無失点に抑え、これで、4試合を投げ、未だに無失点投球が続いている。ストッパー・大塚が、依然として調整不足である事から、デラクルーズにかかる期待は大きいが「ストッパーでも、どこでも投げる準備はしている。コントロールさえ定まれば、自分のスピードなら抑えられる」と本人は自信満々だ。一方、先発の小池は、4回を2失点ながら、5安打4四球と、不安定な内容で、これには大石投手コーチは「赤堀と言い、高村と言い、現状ではどうしようもない。頭がしっかりしないと、中継ぎ、抑えまでいかないよ」と、頭を抱えていた。
  

草薙:オリックス4勝1敗
YB 010004001  6
BW 000300000  3
勝:川村2勝0敗
負:金田0勝2敗
S:島田0勝1敗1S


 矢野、粘りの無失点投球!
ドラフト2位の矢野が、2番手としてオープン戦4度目の登板。得意のスライダーが決まらず、常に、ランナーを背負う苦しい展開ながら、MAX147kmのストレートで、2回を投げて無失点に抑えきった。権藤さんは「ひとつずつ覚えていくしかないね」と、まだ合格点は出し切れない様子だった。
 鈴木一朗、6日ぶりの出場
マリナーズキャンプで体調を崩し、大事をとって、オープン戦を欠場していた鈴木一朗が、6日ぶりに出場。2打席凡退の後の3打席目、横浜・先発の川村から、センター前ヒットを放ち、結果を出した。ここで、鈴木はベンチに下がったが「今日は暖かくて良かった。体調は、前から言っている様に変わりないです」と、健在ぶりをアピールした。