球界トピックス

3月14日

東京ドーム:巨人1勝1敗
BW 020100002  5
G  000000001  1
勝:川越1勝0敗1S
負:斎藤雅0勝1敗
本:藤井1、五十嵐1、今夜の松井さん4


 松井さん4号も、川相不在で完敗!
この日は、2番が清水だった上に、名手・川相がフル欠場と、勝負を捨てたとしか思えない采配。案の定、打っては、打線がまるで繋がらず、松井さんの4号による1点のみ。守っては、バックに絶対的信頼感を誇る川相の不在に安心した投球が出来なかったのか、開幕候補の斎藤雅が「(川相さんがいなくて)非常に苦しかった」と言う言葉通り5回を3失点、抑えのエース・槙原も1回を2失点と打ち込まれてしまった。川相の代わりに出場した二岡は、1安打に好守を見せるなど、奮闘はしたものの、それも及ばず、完敗に終わった。
 開幕ローテ見えた! 川越、5回零封!
ドラフト2位の川越が先発登板。「いい機会を与えて貰ったので、いい結果を出したかった」と言う川越は、名手・川相が不在の打線ながらも5回を3安打無失点に抑える好投を見せた。仰木さんは「あと2回、頭(先発)で結果を出せば、シーズンでその儘、使える」と開幕ローテ入りを示唆。また茂雄は、自らのヘッポコ采配が最大の敗因である事を打ち消すがごとく「えらい。いいねぇ。ウチの打線じゃ打てないですよ」と川越を絶賛した。
  

福岡ドーム:ダイエー1勝0敗
D  000002010  3
H  12202000×  7
勝:佐久本1勝0敗
負:武田0勝1敗
本:ゴメス4


 佐久本、粘投!
この日、2度目の先発となった佐久本が、毎回ヒットを許しながらも、要所を抑える粘りの投球で、5回を無失点に抑えた。「1度も三者凡退に取れなかったが、結果的に0点に抑えられて良かった」と佐久本は、ホッと無でをなで下ろした。王さんも「本来の投球には程遠いが、あと2回の登板で、きっちり調整出来るだろう」と、佐久本に先発要員としてのメドを立たせた様子。
 武田、古巣相手に5失点!
ダイエーからFAで移籍した武田は、試合前に王さんに挨拶に訪れた。「お手柔らかにな」と声をかけられた影響か、古巣相手に3回を5失点と打ち込まれてしまった。武田は「調子はそんなに悪くなかったけど、球が高かった。ダイエーはよく打つね」と、ガックリ。星野監督は「1週間後に、再登板させる。そこで結果を出して貰わないと」と、おかんむり。
  

千葉マリン:ロッテ1勝0敗
YB 100011400  7
M  32002002×  9
勝:薮田2勝0敗
負:横山0勝2敗


 ゴーグル、爆弾発言!
この日、先発し、5回を2失点と、まずまずの仕上がり具合を見せたゴーグルだったが、試合後に、ジョニー黒木との開幕投手争いについて聞かれると「チームの為を考えるなら、若い黒木にチャンスを与えた方がいい。僕は来年いないかもしれないし、(開幕投手の)あの重圧は経験しないと分からないもの」とコメント。「来年いないかもしれない」と言うのは、兼ねてから口にしているFAによるメジャー移籍を実行する可能性を示唆しているに他ならない。この爆弾発言を聞いた山本監督は「ジョークだろう」と受け流したが、果たして、ゴーグルの真意は!?
 

神宮:ヤクルト1勝0敗
Bu 000200000  2
S  20000001×  3
勝:河端1勝0敗
負:岡本0勝1敗
S:高津1S
本:ペタジーニ1、ローズ2


 若松、悲願の初勝利!
ここまで、12球団唯一白星のなかったヤクルトが、ようやく勝利を手にした! 打撃絶好調のペタジーニの1号2ランで先制すると、同点で迎えた8回裏には、中村得意のヘッポコランニングスローに助けられて、勝ち越し。投げては、昨年、沢村賞の川崎が5回を2失点に抑えると、抑え復活を賭ける高津が最後を三人で締めた! 「1勝するのは大変だなと、つくづく分かったし、新聞を見るのも辛かった。明日からまた明るくグラウンドに来れますよ」と若松監督は、初勝利について感慨深げに語った。
 宇高、2失点! 先発失格!
ドラフト1位の宇高が、先発登板したが、初回、ペタジーニに一発を浴び、2点を失うと、2回にも、二死二、三塁のピンチとなり、2回を持たずにKOされてしまった。ヨッシャー佐々木は「今日の球威とコントロールじゃ、しんどいな。今後、先発の起用はない」と言い放った。これで、宇高の開幕ローテ入りは、かなり苦しくなってきたと言えよう。
  

甲子園:阪神3勝0敗
L  330031000 10
T  61210002× 12
勝:村上1勝0敗
負:木村0勝1敗
S:リベラ1S
本:浜中2、今岡3,4、小関1、矢野1


 猛虎爆発、12点!
先発・川尻が5回を9失点と言う大乱調で、前回の登板に続いて結果を出せない大誤算。「これで2回ともダメか。困るね、ちょっと。今度は流石と言う所を見せて貰わないと」と渋い顔をしていたノムさんだったが、前日からの新打線が、この不安を一気に晴らしてしまった! 本来の打順に返り咲き、いきいきとしたバッティングを見せる坪井が5安打、好調の今岡が2発のホームランを含む猛打賞、試合前、ノムさんに「浜村」と名前を間違われてしまった浜中にも一発が飛び出すなど、若手が結果を出すと、ベテランのウメさんも負けじと3打点を叩き出すなど、打線が繋がりを見せ、16安打で12点と、川尻の大量失点にもめげずに、打撃戦を制した。
 オツ9失点に、雀士東尾激怒!
エース・オツは、初回に3点を貰いながら、3回を10安打9失点と、メッタ打ちを食らってしまった。「どうしようもない。見た儘です」とうなだれたオツに対し、雀士東尾は「こんな内容じゃ話にならない。開幕投手とかの問題じゃない。今の状態では、使えない」と激怒! 開幕ローテどころか、開幕一軍すら危うくなってきた様子だ。
 

呉:広島0勝1敗
F  000012000  3
C  000100000  1
勝:金村2勝0敗
負:紀藤0勝1敗
S:シュールストロム2S
本:江藤1


 偽ソーサ、決勝三塁打!
偽ソーサことフランクリンが、同点で迎えた6回表、二死一、三塁の場面で、ライト線を破る決勝タイムリー三塁打を放った! 上さんは「いい所で打った。勝負強いな。次の塁を狙って一生懸命やっている」と絶賛! また、投げては、伊集院光の弟子・金村が6回を1失点に抑える好投を見せ、ローテの一角として、期待に応えた。