球界トピックス
3月11日
西京極:巨人1勝0敗 L 000000001 1 G 50120020× 5 勝:ドミンゴ1勝0敗 負:松坂1勝2敗 本:モスラ2 名手・川相、松坂から会心の一打! この日も、2番は、例によって清水だったが、小技の必要ないワンサイドゲームにより、特に、弊害が出る事はなかった。またも、8番と言う不可解な打順に下げられた名手・川相だったが、くさる事なく、松坂相手に1安打1四球と、全打席に出塁して、真価を発揮。一方、川相の代走として、途中出場した二岡は、2打数ノーヒットに終わったが、盗塁を一つ決めて、足で魅せた。また、ルーキー・高野もタイムリー二塁打を放ち、左腕相手でも、打てる事を証明し、開幕一軍へアピール! 投げては、先発・ドミンゴが、低めに集める丁寧な投球で5回を1安打無失点の好投を見せたのを初め、5人の投手が、それぞれ結果を見せて、快勝を収めた。因みに、この日の球審は、ドミンゴにボールを投げつけられた橘高審判で、試合後「僕らの前でアレ(ドミンゴ)の名前は出さないで下さい。聞かんといて下さい。バカらしくて話をする気もない。気持ちを察して下さい」と、依然として、ドミンゴに対して強い嫌悪感が残っている事を露わにした。 松坂、火ダルマ8失点! 巨人戦での松坂の先発とあって、1万人の大観衆が押し寄せた西京極球場。しかし、初回、先頭の仁志のヒットを皮切りに、四球を挟んで4連打を浴びるなど、4点を失い、更に、名手・川相の打席を迎えると、その迫力にびびったか、手元を狂わせ、ワイルドピッチを犯し、この回、悪夢の5失点。高校時代から、ここまで順調に来ていた松坂の初の火ダルマ状態に、観客も騒然。盛んに激励する声が飛び交った。しかし、3回には、高目に入った甘いカーブをモスラにスタンドへ運ばれると、4回にも、名手・川相の会心のヒット等で、2失点。結局、5回まで投げる予定の所を4回で降板し、9安打8失点と、これ以上ない程のプロの洗礼を浴びせられた。それでも、松坂は「悔しいけど、ガックリ肩を落とす程じゃない。打たれても学ぶ事が多かった。いつかリベンジしたいです」と前向きなコメントを残していた。 上原−松坂対決、お流れ! 茂雄は、20日の西武戦で、松坂に合わせて、嫌がる上原を無視して、先発登板を強要しようとしていたが、この日、雀士東尾が「開幕投手内定のオツを先発させたい」と言う意向を示した。このプランに大反対の鹿取コーチは、これを聞きつけ「20日ともなれば、もうローテ中心に考えなければいけない!!! 向こうの話を聞いて、監督に伝えたら分かったと返事してくれた」と、茂雄を必死に説得し、桑田の先発が内定となった。西武側の事情に助けられたとは言え、茂雄に対して、徹底抗戦を行える鹿取コーチの男気は、今季、ペナントにおける茂雄の暴走を止める希望と言えるだろう。
甲子園:阪神0勝1敗 D 011100000 3 T 000000000 0 勝:鶴田2勝0敗 負:舩木1勝1敗 S:1S 本:ゴメス1,2、李ジョンボム1 鶴田、ローテ当確!? 5回無失点! 2度の右肘手術から完全復活を目指す鶴田が先発登板。「5回には握力が弱まった」と、スタミナ面での課題を残したものの、5回を3安打無失点の好投を見せた。鶴田は「結果が欲しかったのでゼロに抑えられて良かった」と語り、ローテへ当確ランプを灯らせた。 ノムさん、ぼやき絶好調! 16イニング無得点! 中日投手陣に完封リレー食らい、前日の横浜戦から、16イニング無得点となってしまった。ノムさんも、これには「1日中野球教室や。今日は毎イニング、本が1冊書けるくらい喋った。ぼやきも絶好調と書かれそうやな」と呆れ顔だった。
GS神戸:オリックス4勝0敗 YB 020100020 5 BW 000030201× 6 勝:ウィリー1勝0敗 負:横山0勝1敗 本:斉藤1 野田、復活の力投! 昨年10月に右肘遊離軟骨除去手術を行った野田が、3番手として、オープン戦初登板。1イニングを三人で斬ってとる順調な仕上がりを見せた。一方、ローテの柱と期待されている小林は、二死をとってから四球を連発するなど、1回を2失点と、反省材料を残した。 矢野、ローテ入り見えた!? 4回無失点! 前回の登板で2回を5失点と打ち込まれ、開幕ローテ入りが危惧されていたドラフト2位の矢野が、初の先発登板。「スピードは意識せず、コントロールとバランス重視でいきました」と言う丁寧な投球で、4回を投げて、無四球無失点の好投を見せた。権藤さんも、この日のピッチングには満足がいった様子で「開幕カードでの先発の可能性もある」と一気に評価を上げた。
福岡ドーム:ダイエー1勝0敗1分 S 202000000 4 H 10010041× 7 勝:福山2勝0敗 負:松元0勝1敗 S:斉藤3S 本:J.マッケンジー2 抑え壊滅で5連敗! ペタジーニ、デカと言った新戦力の活躍により、2点のリードで迎えた7回裏、二死二、三塁と同点のピンチを迎えると、若松監督は、松元をリリーフに送ると言う、明らかに初勝利を意識した本番さながらのリレーを展開。しかし、それも虚しく、井口に同点タイムリーを打たれると、J.マッケンジーにもタイムリーを浴び、この回、一気に4失点。更に、8回には、抑え候補のエーカーも打たれ、この日も、終盤の投手陣の崩壊で5連敗となってしまった。