球界トピックス

3月10日

GS神戸:オリックス0勝1敗
G  001030100  5
BW 000010000  1
勝:ヒゲ入来2勝0敗
負:金田0勝1敗
本:今夜の松井さん3


 松井さん、連日の一発!
昨年、二冠を獲りながら、フォーム改造に取り組んでいる今夜の松井さんが、前日に続いて、バックスクリーンへ飛び込む2ランを放った。オープン戦ながら、早くも3号。「連発は関係ないけど、結果が出ると前向きな気持ちになる」と、三本足打法の成果が、着実に現れてきている様だ。また、投手陣は、ヒゲ入来−上原−三沢−西山−槙原と言う本番さながらの豪華リレーで、オリックスを1点に封じ込めた。尚、この日の2番は、例によって清水だったが、投手陣の踏ん張りによって、特に、弊害が出る事はなかった。一方、名手・川相は欠場し、代わりに、二岡がフル出場したが、4の0といい所が出ず、川相との争いで一歩後退した。しかし、この日、中畑清氏が「万一、清水が2番となると、7番での勝負になってしまう、この二人の争いは、二岡が有利」と爆弾発言を行った!
 上原、初登板!
松坂と無理矢理対決させられそうで、茂雄との亀裂が深まる一方のルーキー・上原が、オープン戦に初登板。4回から2番手としてマウンドに上がった上原は、まずは、3人でピシャリと抑え、最高の立ち上がりを見せたが、続く5回には、3安打を集中されて、1点を失い、2回1失点の内容に終わった。茂雄は「まずまずだね」と語ったが、鹿取投手コーチは「先発陣入り? まだまだ早いよ」と、課題を残している。
 鈴木一朗、復帰第1戦、途中退場
マリナーズ留学から帰国したばかりの鈴木一朗が、髭を剃った日本モードで1番ライトでスタメン出場。第1打席で、いきなりヒゲ入来の足下を抜くヒットを放ち、健在ぶりをアピールしたが、依然として、体調が万全でない事から、大事をとって、2打席でベンチへと下がった。仰木さんは「やっぱり日本の野球向きだな」と、ニヤリ。
 

甲子園:阪神0勝1敗
YB 420020101 10
T  230000000  5

勝:関口1勝1敗
負:メイ0勝1敗
本:ブロワーズ2、今岡1


 田中敏、憧れの先輩の前で好投!
ノムさんの小学から高校を通しての後輩・7年目の田中敏が、8回から登板し、憧れのノムさんの前で、快投を演じてみせた。大豊、八木、今岡と三者連続して、三球三振。公式戦でも、長い球史の中でも、ワッチー宮本(元巨人)ら過去11人(12度)しかないと言う事からして、いかに凄い記録か分かると言うものだ。田中は、続く9回も無失点に抑え、ヒゲ魔神・五十嵐の穴を埋める候補として、強烈なアピール。やられた格好となったノムさんは、大豊の無様な三振にはご立腹だったが、可愛い後輩の好投に「張り切ってたね。いい球を投げていた」と笑顔を見せた。
 

小牧:中日1勝2敗
F  101001000  3
D  30001010×  5
勝:サムソン1勝0敗
負:立石0勝1敗
S:岩瀬1S
本:井出3


 岩瀬、力投! 星野監督も絶賛!
ドラフト2位ルーキー・岩瀬が、またも結果を出した。得意のスライダーが冴え、2回を投げて3三振の無失点と言う内容に、星野監督も「岩瀬は完璧やった」と絶賛。当の岩瀬は「スライダーは良かったが、真っ直ぐはまだまだ」と、まだまだ納得のいかない様子。しかし、3試合を投げて未だに無失点の岩瀬に対して、首脳陣の評価は鰻登りだ。
 

福岡ドーム:ダイエー0勝0敗1分
S  201101000  5
H  002000003  5


 復活! 4番サード・小久保!
これまで、DHとして出場していた小久保が、初めて、4番サードとしてスタメン出場。「サードを守る方が試合に集中出来る」と語る小久保は、サードの守備も無難にこなし、打っては、3回に2点タイムリーを放ち、相変わらず、好調な打撃を見せた。
 好材料ありも、また勝てず!
ヤクルトを2軍のチャンプに導いた2年目の五十嵐が、この日も好投。2回を1四球だけの無安打無失点の内容に「とにかく嬉しいです」と手放しで喜んだ。また、打っては、昨年、不振に終わった新主将・飯田が、3安打3盗塁と暴れまくるなど、好材料満載。しかし、3点リードして迎えた9回裏、この回からマウンドに上がった新外国人のハッカミーは、3安打を集中された挙げ句にボークをやらかすなど、大乱調で、一気に3点を失い、引き分けに終わった。5試合を終わって、未だに白星がない事に若松監督は「最後を抜かせば、内容的には一番良かった」と苦笑い。
 

大阪ドーム:近鉄1勝0敗
M  002000000  2
Bu 00041001×  6
勝:小池1勝0敗
負:小林雅1勝1敗
本:堀2、中村1


 佐野、522日ぶり登板!
右肘の手術により、昨年、まるまる棒に振ったテカテカ投法(ピッカリ投法でも可)の佐野が、522日ぶりにマウンドに帰ってきた! 5回から2番手として登板した佐野は「珍しく緊張しましたね」と言う言葉通り、ボークを犯してしまう一幕もあったが、1イニングを投げて無失点と、まずまずの内容で、中継ぎエース復活を予感させた。
 助っ人サバイバル、両者失格!?
既に、ウォーレンの一軍入りが決まっており、残る1席を賭けているクロフォードとハートグレイブスが、この日、共に、登板した。クロフォードは3回無失点ながら2安打2四球を出し、ハートグレイブスも2回を1安打2四球で1失点と、いずれも制球難を露呈。小野投手コーチは「共に、ストライクをとるのが精一杯」とあきれた表情で、1軍残留の是非は、次回以降に持ち越しとなった。