球界トピックス

3月8日

 ジョー・ディマジオ氏、死去!
ルー・ゲーリックなき後のヤンキースを支え、前人未踏の56試合連続安打を樹立した往年の強打者・ジョー・ディマジオ氏が、8日未明、肺ガンの影響で、84念の生涯に幕を閉じた。ディマジオ氏は、昨年10月に肺ガンの手術を受け、何度も危篤状態に陥りながら、驚異の回復力で1月には退院。4月9日のヤンキーススタジアムでの開幕戦で始球式を務める予定だった。

 茂雄、鹿取コーチの進言無視! 上原との亀裂深まる!?
松坂が先発予定と言う3月20日の西武戦で、茂雄は、前々からほざいていた上原とのドラ1ルーキー先発対決を画策! どういう展開になろうとも、松坂の引き立て役にしかならないであろう事からこのプランを嫌がっていた上原を配慮すると同時に、先発確定の4人の調整を重視し、開幕投手本命の桑田を4月2日に向けて中6日で登板させたい事から、鹿取、水野の両投手コーチは、20日の先発は桑田を予定していたのだが、茂雄は、これを完全に無視。報道陣を通して、この話を聞いた鹿取コーチは、すかさず茂雄の元に駆けつけ、桑田先発を進言したが、茂雄は「桑田もいいけど、春らしく若者のぶつかり合いがいい」と説得力のない意見で、これを強引に却下。鹿取コーチは、桑田をロングリリーフさせる折衷案で妥協せざるをえない状況に追い込まれた。「松坂に投げ勝てば、上原がより注目される筈」と、茂雄は甘い考えを持っている様だが、そんな報道をしてくれる可能性があるのは「スポーツ報知」くらいのもの。この日、新人研修に参加し、松坂に対して「おかげで(報道陣が殺到しないで)助かってるよ」と笑顔を交わしていた上原だったが、この話を聞くと「20日の事は聞いてません。大体、松坂君と対決するのは、僕でなく、二岡ですから。公式戦でも対決する訳じゃないですし…」と眉を潜めて、露骨に嫌がっていた。今回の一件は、上原と茂雄間の亀裂をより深めただけでなく、グァムキャンプを勝ち取って、茂雄に意見が出来ると思われていた鹿取、水野両コーチの力も、ペナント本番では及ぶ事なく、昨年同様、茂雄の独断ヘッポコ投手起用になる危険性を示唆しており、巨人のV奪回へ、暗雲が漂ってきたと言えるだろう。

 鈴木一朗、無念のドクターストップ!
食中毒の影響で脱水症状に陥り体調を崩していた鈴木一朗に対して、マリナーズのチームドクターは「ワールドシリーズではないのだから、無理はさせられない。鈴木を無事に日本に送り返す事が我々の役目」と、ドクターストップをかけた。前日と比べると、体調も回復してきており、今回の留学中、最後のオープン戦とあって、出場を希望していた鈴木だったが、これにより、球場のラジオ中継ブースで寂しく試合を観戦するに留まり「(今度来る時は)とりあえず、常に水を持ち歩かないと…。認識が甘かった」と苦笑い。一方、この日、2度目の登板となった星野は、先発としてマウンドに上がったが、前回とは違い、スローカーブが決まらず、2発の場外弾を含む3ホーマーを浴びるなど、9安打8失点と言う散々な内容で1回2/3を投げたところで、KOされた。星野は「すっきりした。これで日本で頑張る気になった」と、意外とサバサバした表情だった。

 投手・新庄、3年計画!?
ノムさんが「長い目で見なければいけない。俺の最後の年(3年目)は、先発完投、4番ピッチャーや! 今年は、敗戦処理みたいな所で経験して、安定してくれば、来年辺りストッパーだな」と、投手・新庄を3年計画で仕上げる意向をぶち上げた! これに対して、新庄二刀流を批判してやまない中日・星野監督は「ノムさんはえらく(ホラを)吹いてますが、優勝出来ないと思うから吹くんですよ。私もかつて、そういう経験をしました」と、チクリ。