球界トピックス

3月7日 D−L(浜松:雨天中止)

 木田画伯、剛球炸裂! 満点デビュー!
アメコミ界進出を賭け、副業先としてタイガースを選んだ木田画伯が、この日、オープン戦(インディアンス戦)に初登板。3回から2番手としてマウンドに上がった木田は、先頭のアロマーには、センターが打球を見失った事で、二塁打を許したが、以降は、MAX151kmの速球とフォークで、3連続三振を奪うなど、2回を投げ1安打無失点の完璧なピッチングを展開。「緊張もなく冷静に投げられた。ビッグネームはまだ調整中の時期だからね。満点? 公式戦にとっておけば良かったかな」と笑いを誘った木田。パリッシュ監督も、この日の内容には絶賛で「オープン戦では中継ぎだが、シーズンでは先発もあるね」と、木田の起用法に色気を見せていた。

 鈴木一朗、メジャー初捕殺!
マリナーズに留学中の鈴木一朗が、前日の食中毒による影響で脱水症状気味ながら、この日のパドレス戦には、2番ライトでスタメン出場。フル出場予定の所を、体調不良の為、2イニングでベンチに引っ込んだ鈴木は、打つ方では、2打数ノーヒットの結果に終わったが、守りでメジャーの度肝を抜いた! 2回表、一死満塁から、グウィンのライト線の打球を抑えた鈴木は、すかさずバックホーム。ストライク返球となって、一塁から突っ込んできたサンダースを見事に刺し、メジャー初の捕殺を記録した。尚、この日、戎が2度目の登板を果たしたが、2死球を与えるなど、制球が定まらず、1回を2失点の内容に終わった。
 

北九州:巨人0勝1敗
F  00023100×  6 8回降雨コールド
G  0211010    5
勝:金村1勝0敗
負:佐藤0勝1敗
S:関根1S
本:高野1


 やはり今年も!? 連敗街道まっしぐら!
昨年、2番に名手・川相でなく清水を入れると、勝率が極端に下がる…、と言うデータを立証されて、総スカンを食らったにも拘わらず、前日、それをやらかしてオープン戦初黒星を喫した茂雄だが、懲りずに、この日も2番に清水を置いた。川相はスタメンにこそ名を連ねたが、相変わらず、8番と言う川相の能力をまるで生かせない打順で、前日に続いて、スタメンオーダーが発表された段階で、敗色濃厚ムードが漂った。結局、不釣り合いな打順に置かれた選手達は、まともに機能する事はなかった。テスト生ルーキー・高野が一発を放ち、斎藤雅が3回を無失点の好投と言う好材料はあったものの、茂雄の暴挙により、前日に続いての1点差負けとなってしまった。「1点差で勝つ野球」を目指している筈なのに、ビッグイニングを作る打線にして、どうしようと言うのか!? やはり、今年も巨人は、茂雄ヘッポコ采配が最大の敵となるのか!?
 小笠原、美技に猛打賞!
キャッチャーからファーストにコンバートされ、落合博満氏にその守備を不安視されていた小笠原だが、その守備では、モスラの一、二塁間の打球を飛びついて好捕するなど、無難にこなすと、打っては、二塁打2本を含む3安打の猛打賞とレギュラー入りをアピール。展開次第では、ファーストに来る可能性もある西浦も、この日、逆転タイムリーの二塁打を放つなど、打撃好調でポジション争いが激化している。
 

倉敷:オリックス1勝0敗
T  100100000  2
BW 10011000×  3
勝:徳元1勝0敗
負:井上0勝1敗
S:牧野3S


 守護神誕生か!? 牧野3連続セーブ!
前日に続いて9回から登板した牧野が、この日も、3人で抑えて、オープン戦とは言え、3連続セーブ。通算4イニングで被安打なしの安定した内容を続けている。木田画伯(タイガース)を失い、守護神不在のオリックスにおいて、新守護神となれるか!? また、この日は、ルーキーの徳元、川越が登板したが、共に、無失点に抑える好投。投手陣のコマが揃ってきた事で、ご満悦の仰木さんだった。
 

福岡ドーム:ダイエー0勝1敗
YB 100030210  7
H  110000000  2

勝:川村1勝0敗
負:篠原0勝1敗
本:中根1、ポゾ2


 連敗脱出! ポゾ、ダメ押し2号!
1点のビハインドを背負っての5回表、石井タクローの犠飛で追いつくと、すかさず中根が勝ち越しの2ランホーマー。以後も、ポゾの2号ホーマー等で、着々と点を追加。守っては、斎藤タカシ、ハマの番長らが、パーフェクトピッチングを見せるなど、投打の歯車が噛み合って、オープン戦5試合目にして、初勝利を飾った。権藤さんは「ウチらしいゲームが出来たよ。これまでチャンピオンと言う事に変なものを引きずっていたが、何回かやられて、そういうものがなくなった」と安堵の表情を浮かべた。
 

神宮:ロッテ3勝0敗
S  00200      2
M  0030×      3 5回降雨コールド
勝:成本1勝0敗
負:岡林0勝2敗
S:川俣1S


 岡林、またも連打! 二軍落ち決定!
右肩手術からの復活を賭ける岡林が、先発投手としてマウンドに上がった。2度目の登板となった岡林だが、3回に4連打を含む5安打を集中されて、一挙に3失点と前回同様に打ち込まれた。若松監督は「追い込んでから甘くなる。ベテランらしさがない」と厳しい口調で語り、試合後、高木と共に教育リーグでの再調整を命じた。岡林は「ずっとこんな感じ。もう少し良くなると思って取り組んでいるんだけど」と肩を落とした。また、池山が、前日の試合で打球に飛びついた際に右腿を痛めて、この日の試合を欠場。検査の結果「右大腿内転勤炎」で全治1週間と診断されるなど、ヤクルトには、暗いニュースが続いている。
 

宇部:広島1勝0敗
Bu 003020000  5
C  00600000×  6
勝:菊地原2勝0敗
負:真木0勝1敗
S:レイノソ1S


 宇高、ようやく好投!
フリー打撃、紅白戦と打ち込まれて、開幕一軍が危惧されていたルーキー・宇高が、この日、オープン戦に初登板。1イニングだけだったが、伸びのあるストレートと、キレのいいスライダーを駆使して、三人斬り。「ストライク先行で追い込めた。結果が出て良かった」と宇高。大石投手コーチも「力だけでなくキレで勝負する本来の形が出てきたと思う」と語っており、開幕一軍へ僅かながら前進した。