球界トピックス
2月28日
宮崎:巨人1勝0敗 C 000000000 0 G 00321000× 6 勝:入来祐1勝0敗 負:田中0勝1敗 本:今夜の松井さん1 名手・川相、職人芸のタイムリー! 巨人V奪回の鍵を握る男・名手・川相が、昨日の紅白戦に続いて、今年初のオープン戦となったこの日も、またもやセカンドを守らされた。しかし、人間のでかい川相は、それに腐る事もなく、慣れないポジションでも堅実な守備を披露。打っても、4回裏、一死一、二塁のチャンスでのエンドランの際には、内角の苦しい球を強引におっつけ、ベースカバーに入りガラ空きとなったセカンドを巧みに抜いて、ライト前タイムリーを放つなど、職人芸を見せつけ、優勝に不可欠な男である事を強烈にアピールした! 三本足打法炸裂! 松井さん、豪快アーチ! 「(今回の新打法は)体の真ん中にある足…、あそこの力の入れ具合がポイント」と語り、某紙で三本足打法と命名された今夜の松井さんが、オープン戦初戦で、いきなり火を噴いた! 3回裏、広島先発の田中から、ライトへ豪快な3ラン! 「最近、感じ的に上がって来てるのは、自分自身でも分かっていたんで、そろそろ出るんじゃないかと思っていた。色々とキャンプ当初は、心配された方もいらっしゃったでしょうが、今日のホームランで安心してくれたと思いますんで、これからまたゴジラのバットに注目して下さい」と松井さんは力強く語った。しかし、評論家の落合博満氏は、松井さんの三本足打法について「後ろに重心を置く打ち方は間違っている。今の儘では、本塁打の確率が低くなってしまう」と不吉なコメントを残している。 狂気の采配! 浅井、あわや開幕絶望! 初回に、入来から左すねに死球を受けた上に、その際、足を捻った浅井は、あまりの痛みに一時はベンチに引っ込んだが、応急処置を終えると、再び、姿を現し、一塁へと進んだ。その裏、仁志、松井さんと続けざまに襲った痛烈な当たりを痛む足で背走、転倒しながらキャッチするなど、危なくて見ていられないシーンの連発。結局、3回の2度目の打席を終えてから、交代となったが、これに対して、達川監督は「少々のケガなら試合に出られると言うムードをチームに植え付ける為に限界までやらせた」と言う狂気のコメント。種田トレーナーによると「患部はガチガチになっていた。今後の事は休ませて、様子を見ながら決める」と言っている程の重傷との事。オープン戦序盤から完全燃焼野球を展開する広島に早くも暗雲が漂っている。
春野:西武0勝2敗 T 010024000 7 L 000010000 1 勝:井川1勝0敗 負:松坂0勝1敗 本:大豊1,2、曽我部1 注目の松坂、2回1失点デビュー! ドラフト1位の松坂の注目のデビュー戦となったこの日、先頭は前日の夕方4時から並んでいたと言う人気ぶりで、スタンドは超満員に膨れ上がった。初回は、この日、MAXの148kmで佐々木を三振にとるなど、無難な立ち上がりを見せたが、2回、先頭の大豊から「高校2年以来」と言うホームランを浴び、洗礼を受けた。続く、八木に三塁線を破られると、浜中には四球を与え、無死一、二塁のピンチを作ったが、冷静に後続を断ち、大器の片鱗を覗かせた。自ら60点の出来と評した松坂は「(大豊への一球は)失投です。流石に甘い球を見逃さないと言うか…。プロは、やはり凄いなと言うのは感じました。ボール先行だったので、今度からはストライク先行でいきたいと思います」と語り、次回登板へ意欲を見せた。 二本足打法炸裂! 大豊、松坂に洗礼!! ノムさんの戦力構想に全く入っていないと思われていた大豊が大奮起! 今季から、取り組んでいる二本足打法で、ゴールデンルーキー・松坂から、いきなりライトへアーチをかけ、プロの洗礼を浴びせると、6回にも、この日、2本目のホームランを放ち、好調ぶりをアピール! これには、流石にノムさんも無視出来ず「高めのボールをうまく打ったよ」とお誉めの言葉をかけていた。
鴨池:千葉ロッテ1勝0敗 S 020100000 3 M 30100032× 9 勝:小林雅1勝0敗 負:高木0勝1敗 本:デカ1、堀1 小林雅、ルーキー初勝利! オープン戦の開幕投手に指名されたドラフト1位の小林雅が、ルーキー一番乗りとなる勝ち星を挙げた。5回を3安打3失点の内容ながら「あれだけ投げてくれれば、十分合格点。長打を浴びれば普通は大崩するものだが、落ち着いて抑えてくれた」と山本監督も笑顔のコメント。小林雅も「プロの威圧感はなかった。自分が投げていて楽しさと言うか、充実感で一杯でした」と、満足した様子。 デカ、会心の一発! 水島新司いわく、プロ野球選手で初めてピアスをしたかっこいい男・デカが、移籍第1号となる130m弾を含む、2安打2打点と爆発! 「(パ・リーグのロッテは)見慣れたユニフォームでしたから、違和感なく打てました」と笑顔のデカに対して、若松監督も「セ・リーグの投手に慣れさせる為にどんどん使う」とバックアップの姿勢を見せている。オリックスで飼い殺しの憂き目にあったデカも、新天地で復活となるか!?
北谷:中日0勝1敗 F 010301003 8 D 010000000 1 勝:寅さん1勝0敗 負:山本昌0勝1敗 本:田中1、山崎1、井出2、カモシカレッグ・阿久根さん1 ビッグステーキ打線、復活!? 若大将・原辰徳が「ビッグステーキ打線」と名付けたにも拘わらず、嫌がらせで打線のネーミングを公募し、よりによって、かつて茂雄があみ出して大失敗に終わった「ビッグバン打線」に切り替えてしまった途端に大不振に陥り、むざむざ優勝を逸した日本ハムだったが、この日は「ビックステーキ打線」復活を思わせる大爆発! 2回に、中日のキーマンと言われる先発のサムソンから田中がアーチをかけると、エース・山本昌からは4安打を集中して3点を奪い、更に、昨年の新人王・川上からは、クボジュンに打球を当てた男・井出のイレギュラーランニングホームランや、期待のルーキー・カモシカレッグ・阿久根さんのルーキー一番乗りの一発で3点を奪うなど、中日の主力投手陣を打ち砕き、14安打で8点をもぎ取り、快勝を収めた。
浦添:オリックス2勝0敗 YB 010100000 2 BW 11000021× 5 勝:小倉2勝0敗 負:島田0勝1敗 S:牧野1S 本:ポゾ1、相川1、谷1 矢野、上々デビュー! ドラフト2位の矢野が、5回裏に横浜3番手として初登板。1イニングだけの登板だったが、MAX145kmの速球を見せ、2三振を奪うなど、3人で抑える上々のピッチングでデビュー戦を飾った。権藤さんも、これには大満足で「意外な程、カーブがよく決まった。だらか真っ直ぐも通用する。次は、2,3イニングかな」と語り、先発候補の一角として考えている事も示唆した。