球界トピックス

2月23日

 川相の名人芸に、若大将も絶賛! 
19日に続いて、この日も、バントやエンドランだけの小技のみのゲームを行った。前回、5割程度だった成功率も、この日は、まずまず。特に、名手・川相は、2ストライクと追い込まれてからの3バントをも難なく決めるなど、相変わらずの達人ぶりを見せつけ、若大将・原コーチからも絶賛を受けた! 一方、前回、失敗して、叱咤された二岡は、この日は、2度成功させるなど、名誉を挽回。依然として、二人の激しいポジション争いが続いている!

 大友にスパイ容疑! 雀士東尾、激高!

水島新太郎に癒着を謀り、「ドカベン プロ野球編」で2本のホームランを打たせて貰った男・大友にスパイ容疑がかけられた!? この日、ダイエーとの練習試合が行われたが、9回表、二塁ランナーの大友が、ヘルメットに手をやり、汗をぬぐう仕草(上図・写真参照)を見せると「(打者への球種伝達と)紛らわしい行為」とダイエー・捕手の坊西が球審にアピール。球審もこれを受けて、大友に注意を行ったのだ。勿論、大友に、そのつもりはなかったのだが、パ・リーグにおいては「ランナーやコーチからのサイン伝達行為は、全面禁止」と言うのが、今季から申し合わせ事項となっており、早くも、その弊害が出た格好となった。雀士東尾は、これに対して、猛抗議。「チーム全体が疑われている様で、納得がいかない、この野郎!」と激高! 伊原コーチも、サイン盗みの達人ながら、その武器を封じられてしまった腹いせか「そこまで言うなら退場にしろ!」と怒声を上げた。

 松井さん、新フォーム開眼!? 柵越え連発!
打撃フォーム改造に取り組みながら、なかなか結果が出ないでいた今夜の松井さんだったが、この日、ついに爆発! 昼休みには180スイング中43本、そして、練習後の特打に至っては、85スイング中、9連続を含む44本の柵越えと言う大当たりで、周囲を唸らせた。広島・長島スコアラーは「凄い。昨年以上だ」と警戒を強めており、茂雄も「つかみかけていると言うかね。勢いと軌道も良くなってきているし」と笑みを漏らしたが、当の松井さんは、まだまだ納得のいかない様子で「もうちょっとですね」と足早にグラウンドを去った。

 休日返上! 恐るべし完全燃焼軍団!
この日、広島はキャンプ3度目の休日を迎えた…筈だが、グラウンドには、達川監督を初め、6人の首脳陣に囲まれ、江藤、山内、島らが休日返上で現れた! 山内はブルペンで100球を投げ込み江藤も守備練習でバテバテになる程の特訓を行うなど、完全燃焼軍団・広島を象徴する休日となった。