三輪田編成部長、投身自殺!!
ドラフト会議が始まって34年目にして、とうとう最大の悲劇を生んでしまった!世紀の安打製造機・鈴木一朗を打者として発掘した事で知られる三輪田勝利編成部長が、那覇市内のマンション11階から投身自殺を図った! すぐさま病院に運ばれたが、即死に近い状態で、間もなく死亡が確認された。尚、ホテルの自室からは、遺書は見つかっていない状態。三輪田編成部長は、1位指名した新垣(沖縄水産)との交渉の為、沖縄入りしていたオリックスのスカウト陣を総括する立場にあり、新垣との初交渉を4時間後に控えての死だった。過去、早大卒業時に近鉄の1位指名を拒否して社会人入りした経験のある三輪田編成部長だけに新垣の心情もよく理解出来ると言われていたが、それでも球団首脳からは獲得を強要され、正に、板挟みの状態であった。鈴木一朗も、才能を見出してくれた恩人の死に「信じられません。冗談を欠かさない方で笑顔ばかりが思い出されます。今は言葉もありません」と呆然。また、新垣は帰宅後にこの事を知らされるとショックのあまり寝込んでしまったとの事。行動を共にしていた山本チーフスカウトは「ドラフトが悪いんや! 上の者が自分達で作っておいて、自分達で破って、お金をかけて」と号泣しながらドラフトに対する疑問を訴えた!
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