球界トピックス

11月20日 ドラフト指名選手一覧はこちら

 強運・雀士東尾、松坂交渉権獲得!
弊社の悪い予想が見事に的中! 山田太郎、犬飼知三郎と引き当てた雀士・東尾の黄金の右腕は、日本ハム、横浜と3球団競合となった松坂(横浜高)の交渉権をも引き当ててしまった! 日本シリーズで横浜に負けたのは、権藤さんより先にクジを引く為の伏線だったとは、流石、賭博師の恐るべき駆け引き! 横浜を志望していた松坂は「甘くなかったですね」と苦笑。記者会見後のチームメイトに「3年後に逆指名する」と漏らしたと言われており、当初の宣言通り、社会人行きに方針を固めた模様。関係者 間では、3年後に逆指名するのは、横浜でなく巨人と言う見方も強く、茂雄の念力恐るべし!と言った所か。しかし、今まで、拒否の構えを見せていた選手を何人も翻意させてきた西武だけに、まだまだ予断は許さない。

 仰木マジック健在! 新垣はオリックス!
抽選になれば、ほぼ無敵を誇る仰木さんが、ダイエーと競合となった新垣(沖縄水産)を見事に引き当て、相変わらずの強さを見せつけた! ダイエーを志望し、鈴木一朗斬り宣言でオリックスの指名回避をアピールしていた新垣は、記者会見の席で「意中の球団(ダイエー)以外なら大学と決めていた。九州共立大学に進学させて頂きます」と涙を浮かべて辛辣な表情を見せた。早速、挨拶に足を運んだ山本チーフスカウトも門前払いを受け「思った以上に厳しい」とガックリ。

 ノムさん、またも巨人批判!
松坂と新垣の抽選結果予想をズバリ的中させたノムさんが、上原(大体大)、二岡(近大)の逆指名に成功した巨人に対して、またも口撃! 「毎年毎年、巨人は万々歳だね。よだれが出る様な選手を全部持っていく。この制度がある限り、ドラフトでは巨人にどうやっても勝たれへん。優勝が金で買える時代がくるとなったら、監督は無用だ」と、巨人の金満補強を批判! しかし、ノムさんに8億円も払わなければ、阪神とて、もう少しまともな補強も出来そうなものなのだが…。

 協約違反、5位指名無効!
松坂交渉権獲得でお騒がせの西武が、今度は協約違反をやらかして、5位の後藤光貴投手(大和銀行)の指名は無効となった! 同一年度に同一の社会人チームから二人以上の投手を指名するには日本野球連盟の承認を必要とする、と言う規定があり、既に、ダイエーが大和銀行の水田投手を指名しているにも拘わらず、同じく大和銀行の後藤を指名してしまったのだ! この際、西武側は金井コミッショナー事務局長に「大和銀行の監督のOKは取ってある」と強行指名したが、日本野球連盟に確認したところ、チームは了承していなかった! ドラフト前に開かれたスカウト合同会議で二人以上の投手指名を承認されたチームの確認をしていれば問題はなかったのだが、ダイエーの水田指名をまるで予想していなかった為に起こったミス。後藤は「残念です。来年また指名を受けられるよう、頑張ります」と落胆の大きさを隠せなかった。