球界トピックス

11月11日 全日本1−0全米

 川尻、あわや完封の快投!
川尻(阪神)が、全米相手に素晴らしい投球を展開! 鈴木一朗(オリックス)の犠牲フライで取った1点を守り抜き、8回まで3安打無失点。史上初の対全米完封勝利は目前だった! しかし、9回、一死一塁から、シーズン中でもよくやる、と言うビーニャ(ブリュワーズ)の巧妙に自分から当たりに行った死球を与えた所で、アンチ・ノムさん連合の茂雄と権藤さんが「ノムさんの所のエースに完封なんかやらせたら、後々厄介だ」と結託。余力を残している川尻を、これ幸いと大塚(近鉄)に代えてしまい、快挙は夢と散ったが、MVPだけでなく、通常、負けチームに贈られる殊勲選手賞までも獲得した!

 松井さん、本塁死守!
前日のホームランで茂雄を黙らせ、再び4番に返り咲いた松井さん(巨人)は、この日は肩で魅せた! 9回表、一死一、三塁の場面でケンドール(パイレーツ)の放ったセンターフライでタッチアップを敢行したガルシアパーラ(レッドソックス)を見事な好返球で刺して、全日本に完封勝利をもたらした! 打っても2安打の活躍を見せた松井さんは「高橋ばかりが強肩だと言われるが、俺だって(捕殺数は)トップだからね」と得意顔!

 ハーグローブ監督、猛抗議!
7回裏無死一塁の場面でデルガド(ブルージェイズ)の打球がファウルグラウンド上方の天井を直撃! 大阪ドームの公式ルールにより、天井に当たってもインプレーの為、ここから落下した球を江藤が捕球した事により記録はアウト。これに対して、このルールを知らされていなかったハーグローブ監督が5分以上に渡る猛抗議! ツインズのホームグラウンド・メトロドームでも同様のルールが適用されていると言う事で渋々引き下がったが、これを見ていた鈴木一朗(オリックス)は「向こうもだんだん本気になってきてるよね。いい事じゃないですか」と目を輝かせた!