球界トピックス

11月7日 全日本1−8全米

 ラミレス、2連発!
広島を自信喪失して退団したドミニカの選手とは、どうやら別人らしいラミレス(インディアンス)が、右へ左へ豪快なホームランを連発! 7回に西村(ダイエー)からライトへ3ランを放つと、9回には石井(西武)からレフト中段へ2打席連続の2ラン! これに対して、ラミレスは「2本も打てた事については自分でも驚いている。シーズンが終わってから練習出来てなかったから、ラッキーとしか言いようがない」と謙遜のコメント。

 日本のスーパースターコンビで、一矢!
名手・川相が不在で苦しい戦力の全日本は、1−8と完敗を喫したが、日本が誇るスーパースターコンビが一矢を報いた! まずは、鈴木一朗(オリックス)が全日本初安打となるレフト前ヒットを放つと、すかさず、快足を飛ばして、二盗、三盗を決めた! 「盗塁? あれだけモーションが大きければ誰でも出来ますよ。今後、厳しい攻めに? 大歓迎ですね」と鈴木は言ってのけ、既に、FAメジャー移籍は視野に入っている模様。このチャンスに、意地でも4番清原は正しかったと主張する茂雄のせいで、3番どころか5番に追いやられてしまった今夜の松井さん(巨人)が、レフト線へ弾き返し、鈴木一朗をホーム迎え入れた。

 曲者・ソーサ、好走塁!
ソーサ(カブス)が、またも魅せた! 無死一、二塁で二塁走者だったソーサは、カスティーヤ(ロッキーズ)の一邪飛を清原が後ろ向きに捕球した隙をついて、タッチアップで三塁へ爆走! ハーグローブ監督は「あの走塁がチームに勇気を与えた」と絶賛! 流石に、メジャーの元木と言われるだけあって、曲者ぶりも元木級のものを見せつけた!

 佐々木獲得、正式発表!
この日、阪神は、西武から戦力外通告を受けた佐々木を金銭トレードで獲得した、と正式に発表を行った。背番号は「8」に決定。日本シリーズ後、ノムさんに直接売り込んでいた事が判明した佐々木は、早速、秋季キャンプに合流予定。「外野陣では誰にも負けない。3番を打ちたい」と意欲を見せた。

 上原、逆指名決定的!
巨人かエンゼルスかの二者選択に絞っていた上原(大体大)が、エンゼルスに断りの電話を入れた事が判明。言葉、食生活等の違いから生じる不安も増幅していた事から、「心に迷いがあるまでは、メジャーに挑戦出来ない。それなら、日本のメジャーの巨人で」と、事実上の巨人逆指名となった。この発言からは、巨人入団後も、迷いがなくなり次第、メジャー行きを敢行する事を予感させるが、とりあえず、来年の即戦力を確保した巨人であった。