球界トピックス

11月6日 巨人1−4全米

 魅せた! 川相、絶妙のセーフティ!
メジャー相手に名手・川相が魅せた! 5回裏、二死から、セーフティバントを敢行! あまりの絶妙さに、投手のシリング(フィリーズ)、三塁手のアンダーソン(エンゼルス)共に、一歩も動けなかった! 流石、稀代の業師たる所を見せつけた川相だが、次打者のルーキー・小田はあえなく三振に倒れ、チャンスを潰した。やはり、川相は、後ろに返す打者が控える2番でなくては光らない、と言う事をいい加減、茂雄は思い知るべきだろう。

 ソーサ、いきなり号砲!
全世界に話題を呼んだ66発男・サミー・ソーサ(カブス)が、来日初打席で、いきなり右翼ポール直撃のホームランを放った! 外角高めのボール球を運ばれた入来は「あそこをホームランするのは凄い。普通なら、空振りかファールチップ」と仰天。得意の投げキッスをかましたソーサは、その後、スタンドに向かって、日本式のお辞儀を見せるパフォーマンスで声援に応えた。

 入来お返し、ソーサ斬り!
速球を6球続けて、いきなりソーサに一発をかまされた先発・入来だったが、2打席目には、変化球でカウントを稼いだ後、借りを返すべく、またも速球勝負を挑み、今度は、空振り三振に斬って取った。試合終了後、三振にとったボールにソーサからサインを貰い「嬉しかった。もう誰にも触らせません」とご機嫌。2番手・平松もスライダーでソーサを三振にとり、鹿取投手コーチも「あれだけやれば上出来」と合格点を与えた。

 野村再生工場、復活!
ノムさんの再生工場が、また動き出した。西武から戦力外通告を受けていた佐々木の獲得を決めると、更に、今季、投手から野手に転向したばかりの安達の内野練習での送球を見て「いい球を投げていた」と、再び投手転向を命じた。安達は「死にかけた選手に声を掛けて貰えて有難い。曖昧で終わるより思い切りやりたい」と、投手転向へ意欲を見せた。

 ハム徹底拒否に、開幕権消滅!
パ・リーグから提案されていた開幕権の譲渡案に対し、日本ハムは「ファンと選手、東京ドーム等、あらゆる面を考慮した結果、受けかねる」と正式に断りを入れた。これにより、日本ハムの開幕戦は、予定通り、他カードとは1日遅れの4月3日からと言う事になり、ダイエーの開幕権獲得は、完全に消滅した。王さんは「折角、皆さんに頑張って貰ったが、残念。来季は自力で開幕権が取れる様、頑張るだけです」とコメントを残した。